地産地消子どもも喜ぶ多摩地域の名産品レシピ

多摩地域にはたくさんの特産品があり、野菜やフルーツなど、家族みんなで楽しめる特産品ばかりです。
とはいえ、特産品があることを知っているものの、どのようなレシピで料理して良いのか分からない方は多いかもしれません。
本記事では、子どもも喜ぶ多摩地域の特産品をレシピと一緒に紹介します。
野菜とフルーツに分けて紹介しますので、家族団らんのお食事となるようぜひ参考にしてください。

子どもも喜ぶ多摩地域の特産品をご紹介

早速、家族みんなで楽しめる多摩地域の特産品を、野菜とフルーツに分けて紹介します。

多摩地域の野菜特産品

多摩地域の野菜は、以下が特産品として有名です。

【立川市】立川うど
【八王子市】川口エンドウ
【八王子市】高倉ダイコン
【檜原村】おいねのつる芋

それぞれのレシピを順番に見ていきましょう。

【立川】うどサラダ｜立川のうど

https://tamap.tokyo/tachikawa-udre-cipi/

まず紹介するのは、立川市で有名なうどを使ったレシピです。
うどと聞くと「子どもには食べづらい」「大人でも苦手な人が多い」というイメージがあるのではないでしょうか。
ですが、立川うどは一般的な山うどに比べてアクが少ないことで有名で、食物繊維も豊富。子どもも食べやすく、大人もダイエット食として適しています。

立川うどを使ったおすすめのレシピはうどサラダです。玉ねぎ、大根、トマト、レタスなど定番の野菜と一緒に食べることで、うど独特のシャキッとした食感を楽しめますし、うどが苦手な子どもでも食べやすくなります。
また、立川には名物うどドレッシングもありますので、うどサラダを食べる際はぜひかけてみてはいかがでしょうか。

【八王子市】春巻き｜川口エンドウ

https://www.recipe-blog.jp/profile/134565/blog/16046158

川口エンドウは、八王子市の特産品として知られています。
「豌豆小唄（えんどうこうた）」という唄が作られるほど有名で、小さな子どもから大人まで楽しめる特産品です。

川口エンドウを使ったおすすめのレシピは春巻きです。春巻きの具材はそれぞれの家庭によって異なりますが、キャベツと合わせると一層絶品になります。アクセントに桜えびを入れたり、大葉を入れたりしても良いでしょう。
また、エンドウには苦味があるというイメージを持っている方も多いかもしれませんが、川口エンドウは苦味が少なく、チーズなどと合わせるとよりまろやかになります。

【八王子市】高倉ダイコンチャーハン｜高倉ダイコン

https://rinrinto.com/aozora-20211225-4-73556

野菜の特産品として最後に紹介するのが、高倉ダイコンです。
高倉ダイコンは1920年（大正10年）に作られた歴史ある大根で、1947年には商標登録もされています。加えて、高倉ダイコンを干す風景は「八王子八十八景」の1つとしても知られています。

高倉ダイコンは干し大根であり、たくあん漬けが有名です。
ただ、子どもと一緒に楽しむ場合は、高倉ダイコンを使ったチャーハンがおすすめです。家族4人の場合は高倉ダイコンをまるごと1本使用し、食べやすいサイズに切ってご飯と一緒に炒めましょう。味付けはシンプルな方が旨味が際立つので、塩コショウでの味付けがおすすめです。
また、アクセントにちりめんじゃこやかまぼこを入れる家庭もあるそうですよ。

【檜原村】フライドポテト｜おいねのつる芋

https://www.recipe-blog.jp/profile/134565/blog/15625723

檜原村の特産品であるおいねのつる芋を使ったレシピの紹介です。
おいねのつる芋は江戸時代に伝わったとされており、サイズはじゃがいもの中では比較的小さいものの、味は濃いことで有名です。

おいねのつる芋を使ったおいしいレシピは、やはり何といってもフライドポテトでしょう。フライドポテトの場合は細切りとくし型がありますが、どちらの場合であってもしっかりと水洗いをします。細切りの場合は縦7mm幅ほどに切り、再度水にさらすようにしましょう。くし型の場合は縦半分に切り、放射状に切っていきます。6〜8等分程度に切ると食べやすいでしょう。水にさらした後に油で揚げていきますが、水にさらしているので油がはねないように注意してください。最後に軽く塩を振れば、おいねのつる芋を使ったフライドポテトの完成です。

多摩地域のフルーツ特産品

先ほど、多摩地域の野菜の名産品を紹介しました。ここからは、以下のフルーツ特産品を紹介します。

【八王子市】パッションフルーツ
【小平市】ブルーベリー
【武蔵村山市】温州みかん
【稲城市】梨

それぞれ順番に見ていきましょう。

【八王子市】パッションフルーツを使ったカプレーゼ

https://cookpad.com/recipe/7283847

まずは、八王子市のパッションフルーツです。
八王子には、八王子パッションフルーツ生産組合が立ち上げられており、地元の和洋菓子店などと連携して商品開発が進められています。
実際、道の駅にはパッションフルーツを使ったサイダーやジャム等が販売されており、徐々に知名度が高まってきています。

八王子のパッションフルーツを使ったおすすめレシピはカプレーゼです。モッツァレラチーズ、生ハム、バジル、トマト、パッションフルーツを用意し、それぞれを食べやすいサイズに切っていきます。味付けは子どもでも食べやすいように、オリーブオイル、レモン、塩を少し振りかける程度で問題ありません。食べる直前まで冷やしておくと一層おいしくなりますよ。
また、季節に合わせてシャインマスカットを入れてみたり、秋の場合は梨を入れてみたりするのも良いでしょう。

【小平市】ブルーベリーを使ったパウンドケーキ

https://www.kurashiru.com/recipes/2ebf9670-818e-4a88-b418-ad879bfdaefa

次に紹介するのが、小平市のブルーベリーです。
実は、昨今では日本中で親しまれているブルーベリーですが、発祥の地は小平市なんです。ジャムも数多く販売されていたり、ブルーベリージャムを白あんで包んだスイーツも販売されていたりします。

ブルーベリーを使ったおすすめレシピはパウンドケーキです。無塩バター、グラニュー糖、卵、クリームチーズ、薄力粉、ベーキングパウダーとブルーベリーを用意しましょう。作り方は通常のパウンドケーキと一緒で問題なく、アクセントにブルーベリーと相性の良いチーズを使用しましょう。デザートやおやつ感覚で作ってみてくださいね。

【武蔵村山市】温州みかんを使ったオレンジピール

https://cookpad.com/recipe/7391823

次に紹介するのが、武蔵村山市の温州みかんです。
武蔵村山はみかんの栽培地として有名で、温州みかんは味が濃く、甘く酸味があるのが特徴となっています。みかん狩りスポットも多く、11月初旬ぐらいから開かれることが多いです。

温州みかんを使ったおすすめのレシピはオレンジピールです。まずはみかんの皮をむき、皮をきれいに洗った後、沸騰したお湯で1分間程度茹でましょう。次に、茹でたみかんの皮を砂糖と一緒に鍋に入れ、約15分間程度弱火で煮込みます。ある程度煮込むことができたら冷蔵庫で冷やし、最後にグラニュー糖を振りかけて完成です。捨てられてしまうことが多いみかんの皮ですが、オレンジピールにして余すことなく使ってみてくださいね。

【稲城市】梨を使ったジュース

最後に紹介するのが、稲城市の梨です。
8月中旬〜10月初旬が最もおいしい時期として知られており、シーズンになると市外から稲城の梨を買いに来られる方もいるほど有名です。稲城の梨はシャキッとした食感がありつつも、果汁が豊富で甘みもあり、子どもから大人まで楽しめます。

稲城の梨を使ったおすすめのレシピは梨ジュースです。梨、レモン汁、はちみつだけを使ったシンプルなレシピで、梨をすりおろし、レモン汁をかけます。最後はお好みではちみつを少々かけ、氷の入ったグラスに注いで飲んでみましょう。夏の暑さも吹き飛ぶ、すっきりとした味わいを楽しめます。

江戸東京野菜とは？

日頃から多く使っている野菜の中には「京野菜」や「鎌倉野菜」など、多くの有名な野菜のブランドが存在します。その中でも、江戸東京野菜というブランドをご存知でしょうか。江戸からの伝統野菜で広く東京都内で生産されたものをいいます。
しかし生産者が少ないため、一部の料亭や食堂でしか使われておらず、市販で購入することはできません。
伝統のある江戸東京野菜を1日でも長く生産してもらうためにも、もし江戸東京野菜を使っている料亭や食堂に足を運んだ際は、ぜひ一度食べてみてくださいね。

東京都のフルーツは多摩地域での生産が多い

実は、東京都のフルーツは多摩地域での生産が多いことをご存知でしょうか。
多摩地域は、東京都の農業産出額のうち約70％以上を占めており、本記事で紹介した小平市発祥のブルーベリーは、八王子市や町田市でも栽培され、都内で合計した生産量は全国2位となっています。多摩地域でも、ブルーベリーや梨、温州みかんなどフルーツ狩りができるスポットも多く、家族で楽しむお出かけ先としてぴったりです。

今回は、多摩地域の特産品を紹介してきました。改めて紹介すると以下のとおりです。