大人も楽しく学べる!多摩地域の社会科見学スポット第2弾
やわらかな春の光が差し込み、新しい季節のはじまりを感じるころ。
春のおでかけに、ちょっと"学び"をプラスしてみませんか?
多摩地域には、鉄道のしくみや水の循環、ごみ処理の流れ、食の流通まで、
暮らしを支える裏側を楽しく学べるスポットがたくさんあります。
今回は、知れば知るほどおもしろい、社会科見学スポットを5カ所ご紹介します。
1.鉄道の世界を体感!ワクワク学び旅へ
京王れーるランド(日野市)

京王線「多摩動物公園駅」下車すぐ。アクセス抜群の立地にある【京王れーるランド】は、鉄道好きなら一度は訪れたい体験型ミュージアムです。
館内は、「学び・触って・体験できる」フロアと、「お子さまが安心して遊べる」キッズフロアに分かれています。
1Fにある京王沿線を再現した大迫力のジオラマでは、街並みをじっくり観察。本物のバスや京王線車両のカットモデルに触れながら、鉄道やバスの仕組みを楽しく学べます。

150インチの大画面と実際の運転台で臨場感あふれる走行が楽しめる<運転体験>の他にも、最新保安装置(ATC)を使った<小型運転体験シミュレータ>、そして実際に使用していた車両でドア開閉や車内放送を体験できる<車掌体験>と、本物ならではの迫力が味わえます。

2階には、プラレールをモチーフにした<アスれーるチック>やオリジナル車両づくりコーナーも。屋外には往年の車両5両が展示され、外周を走るミニ電車は子どもたちに大人気です。
入館料は大人も子どもも400円とリーズナブルなのもうれしいポイント。
(ミュージアムショップは入館無料)
学びも遊びもそろった、親子で夢中になれるスポットです。

キッズボイス
運転体験が楽しかった!本物みたいでドキドキしたよ

ママボイス
遊びながら学べるのがいい。料金も手ごろで安心して来ることができる
【INFORMATION】
京王れーるランド
https://www.keio-rail-land.jp/
2.地下で発見!くらしを支える水のヒミツ
小平市ふれあい下水道館(小平市)

西武国分寺線「鷹の台駅」から徒歩約7分。
【小平市ふれあい下水道館】は、「家庭から流れた水は、どこへ行くの?」という疑問にこたえてくれる施設です。
地下25メートルにある"本物の下水道管"の中に入ることができる、日本で唯一のスポットとして注目を集めています。
内径4.5メートルの実際に使われている下水道管に入り、下水の色やにおいを体感。普段は目にすることのないインフラの世界を、五感で学ぶことができます。

館内には、下水道の役割や歴史をわかりやすく紹介する展示や映像コーナーも充実。地下1階の<講座室>では、月に一度、汚水をきれいにするために欠かせない存在である"生きた微生物"を顕微鏡と大型スクリーンで観察できる<学習講座>を開催しています。
さらに、江戸時代から現代までの下水道の歴史を紹介する展示や、小平市の水環境を伝える「まいまいず井戸」の模型など、学びどころがいっぱい。

1階エントランスは清流をイメージした空間で、水槽のヤマメや水琴窟の音色が訪れる人をやさしく迎えてくれます。水に関する本がそろうミニ図書室や読書スペースもあり、ゆったり過ごせるのも魅力。
普段は見えないけれど、私たちの生活を支える大切な存在。
"水のヒミツ"を体験しに、地下の世界へ足を運んでみませんか。

キッズボイス
想像以上に大きな下水道でびっくり!どくとくな匂いがした

パパボイス
インフラの大切さを実感。自由研究にもよさそう
【INFORMATION】
小平市ふれあい下水道館(小平市)
https://kodaira-sewer.jp
3.ごみからエネルギーへ。未来につながる環境学習
武蔵野クリーンセンター(武蔵野市)
提供:武蔵野市
JR三鷹駅からバスで約10分。
緑にやさしく包まれた外観が目を引く【武蔵野クリーンセンター】。
"まちに溶け込み、まちにつながる"を目指し、地域に開かれたごみ処理施設です。
現在の施設は2017年に稼働を開始。最新鋭の設備を導入し、可燃ごみ・不燃ごみ・粗大ごみなどを安全・安心に処理しています。高さ15mに抑えた建物は、武蔵野の雑木林をイメージしたデザイン。景観にも配慮された、やさしい佇まいです。
提供:武蔵野市
見学は2階フロアをぐるっと一周するだけで、ごみ処理の流れが分かる仕組み。ごみ収集車が運び込む様子や巨大クレーンがごみをつかむ様子、焼却炉や発電設備までを間近で見ることができます。
焼却時に生まれる蒸気はタービンを回して発電に活用。
"ごみがエネルギーになる"仕組みを、実際の設備を通して学べます。
屋上には太陽光発電パネルのほか、生ごみ堆肥を活用した「ベジタブルガーデン」や、廃材を再利用した「リサイクルガーデン」も広がります。
提供:武蔵野市
また、不定期で開催される<エコマルシェ>では、読み終わった絵本や使わなくなったおもちゃの交換会を実施。楽しみながらリユースを学べるのも魅力です。
ただの清掃工場ではなく、地域の環境学習拠点として親しまれる施設。
"未来につながる学び"を体感できるスポットです。

キッズボイス
ゴミをつかむ大きなクレーンは迫力満点!ごみがエネルギーになるってすごい!

ママボイス
環境問題を身近に感じられる。まちの中にあるのに、景観にも配慮されていておしゃれ
【INFORMATION】
武蔵野クリーンセンター
https://mues-ebara.com/
4.大人も楽しむ社会科見学。ビールができるまで
サントリー〈天然水のビール工場〉東京・武蔵野(府中市)

JR府中本町駅から徒歩約15分。
1963年に開設された【サントリー〈天然水のビール工場〉東京・武蔵野】があります。
ビールづくりのこだわりや、つくり手の想いにふれながら製造工程を見学できる施設で、サントリー初のビール工場として誕生。"ザ・プレミアム・モルツ誕生の地"としても知られています。
おすすめのツアーは、ザ・プレミアム・モルツ おいしさ発見ツアー(有料・20歳未満同伴可・ファミリー向け)。 「ザ・プレミアム・モルツ」の試飲がついて、お一人さま1,000円とリーズナブル。同伴のお子さまは無料で見学できます。
麦芽・ホップ・天然水といった原料の説明からスタート。
仕込釜で麦汁を煮出す「ダブルデコクション製法」など、おいしさを引き出す工程を映像や展示でわかりやすく紹介します。
実際に貯酒工程で使われていたタンクの中を通ったり、迫力ある製造ラインを見学したりと、スケール感も圧巻。臨場感あふれるVR体験も楽しめます。

見学後には、大人は注ぎたての「ザ・プレミアム・モルツ」を、お子さまはソフトドリンクを楽しみましょう。
併設のブルワリーショップでは、ここでしか買えない限定商品やビールに合うおつまみも豊富。工場見学の思い出をお持ち帰りできます。
"大人の社会科見学"としても人気のスポット。
学びと楽しみを両立できる、ちょっと特別なおでかけ先です。

キッズボイス
見たことのない、大きなタンクがあったよ!とてもきれいな施設だった

ママボイス
まさに大人の社会科見学。丁寧な説明で理解が深まる。注ぎたてのビールはとてもおいしかった!

【INFORMATION】
サントリー〈天然水のビール工場〉東京・武蔵野
https://reserve.suntory.co.jp/
5.食卓の舞台裏へ!市場で学ぶ流通のしくみ
多摩ニュータウン市場(多摩市)

京王線・小田急線「永山駅」からバスで「京王多摩車庫前」下車し、徒歩約3分。
【多摩ニュータウン市場】は、1983年に業務を開始した、多摩地区唯一の中央卸売市場です。
鎌倉街道と南多摩尾根幹線道路が交差する場所に立地し、青果が集まる流通の拠点として、たくさんのトラックが行き交い、国内外から集まった野菜や果物が次々と並び、多摩地区の小学校の社会科見学も数多く受け入れています。
一般見学は2か所ある入場門で見学の旨を申し出ていただき、自由見学となります。
見学者通路からは広大な卸売場を一望することができ、見学の時間帯によっては箱に入った野菜・果物が積み上がり、取扱量の多さを感じることができます。
また、朝掘りのたけのこや地元特産の「のらぼう菜」など、多摩周辺で採れた新鮮な野菜も取り扱っています。食の背景を知ることで、毎日の食卓が少し特別に感じられるかもしれません。
"食卓の舞台裏"をのぞきに、足を運んでみませんか。

キッズボイス
新鮮な野菜がたくさん届いていたよ!

ママボイス
食の背景を知ることで、買い物の見方が変わった

【INFORMATION】
多摩ニュータウン市場
https://www.shijou.metro.tokyo.lg.jp/
鉄道、水、ごみ、ビール、そして市場。どれも、私たちの暮らしを支える大切な存在です。
知ることで、見える世界が少し変わる。次の休日は、"学びのおでかけ"を楽しんでみてはいかがでしょうか。
取材・文/加賀美明子(Neem Tree)
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