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私のお気に入り 多摩地域の絶景【花見編】

 

春のはじまりを肌で感じるようになった今日このごろ。
冬の厳しい寒さの下、力を蓄えていた草木が芽吹き、花々が咲き誇る季節がやってきました。
春の多摩地域は「桜」だけではなく「菜の花」や「藤」、「ポピー」など、見どころがいっぱい。
中でも、お子さんと楽しめる名所を地域に住むママやパパたちのお気に入りポイントを交えながらご紹介します。

百花繚乱の多摩地域で、心躍る季節を家族で楽しみましょう!

アスレチックで遊びながら楽しめる!

1.都立小宮公園(八王子市)

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八王子市にある「都立小宮公園」の正面入口左手にある遊具広場には、大型の複合遊具やターザンロープ、すべり台などのアスレチックがあります。
すぐ隣には、約800平米の花畑があり目の前に菜の花畑が広がっています。

青々とした葉っぱと鮮やかな黄色の花が風に揺れる姿は、まるでにこにこと遊び回る子どもたちのよう。
思いっきり体を動かしたあとは、お子さんと一緒に菜の花を観察して絵を描いたり、写真を撮ったりするのもいいですね。

・私のおすすめポイント

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都立小宮公園はとても広い公園です。
遊具広場の近くにある"雑木林ホール"には、ツキノワグマの剥製も。
多摩の自然を身近に感じられる里山の公園です。(minami)

・基本情報

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【公式ホームページ】
https://tamaparks.com/komiya/

関東最大級のチューリップ畑! 空まで鮮やかにする鯉のぼり

2.根がらみ前水田(羽村市)

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写真は、2022年「はむら花と水のまつり写真コンクール」で最優秀賞に輝いた山本和広さん撮影の「鯉のぼりも元気よく」。
赤や黄色に濃いピンク...と、ビビットなチューリップ畑の上には遮るもののない青空が広がり、色鮮やかな鯉のぼりがはためいています。

およそ東京ドーム約1.2倍分の広さのある「根がらみ前水田」に咲く約35万球のチューリップは、地元の子どもたちやボランティアの方々によって植えられました。
チューリップ畑は、無料で観覧することができます。

・私のおすすめポイント

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羽村市の桜やチューリップを楽しむ"はむら花と水のまつり"の時期には、チューリップ公園に展望台が設置されます。
一面に咲くチューリップ畑全体を見渡す景色は壮観です。模擬店やイベントもあり、わくわくします。(H.M)

・基本情報

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【公式ホームページ】
http://hamura-kankou.org/

電車好きの子も大満足! 線路沿いの赤いポピー

3.東村山中央公園(東村山市)

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「八坂駅」から徒歩約6分程にある東村山中央公園の季節の花壇に、約1500株の赤いポピーが咲き誇ります。
例年の見頃は、4月下旬頃。花壇のすぐそばに、西武多摩湖線が走っているため、黄色の列車と赤いポピーの色鮮やかなコントラストを楽しめます。
電車の時間を待って写真撮影を行う人もいるほどなのだとか。

園内には、ウェービー花壇、おもてなし花壇、香りのハーブガーデン、バタフライガーデン(蝶を呼ぶ植栽)など、さまざまな花壇があり、季節の花々を楽しめます。

・私のおすすめポイント

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季節の花壇近くの遊具広場は、桜に囲まれていてお花見スポットでもあります。
子どもは遊びながら、大人は花見をしながらのんびりと過ごせます。(tamatama)

・基本情報

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【公式ホームページ】
https://www.tokyo-park.or.jp/park/format/index051.html

どこまでもつづく、約2.5kmの桜並木

4.福生市多摩川堤防沿い(福生市)

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福生市の多摩川堤防沿い約2.5kmにわたって、ソメイヨシノが咲き乱れます。
堤防の斜面下部に桜並木が続いているので、堤防の上の歩道を歩けば、目の前にぎっしりと咲く桜を眺められます。

自動車や信号を気にすることなく、のんびり散歩を楽しめるのが福生多摩川堤防の魅力です。
子どもが遊び回りながら歩いても危なくないので、大人も落ち着いて楽しめます。
4月上旬には、「ふっさ桜まつり」が開催され、期間中の土日の明神下公園には、模擬店の出店やイベントが行われる予定です。

・私のおすすめポイント

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睦橋より歩いて5分のところに石川酒造株式会社が手がける"福生のビール小屋"がある。
クラフトビールやイタリアンが絶品!敷地内には井戸や蔵があり、子連れでも気兼ねなく楽しめる。(murata)

・基本情報

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【公式ホームページ】
https://www.city.fussa.tokyo.jp/sightseeing/osusumeevent/sakura/1017284.html

多摩センター駅から徒歩2分の絶景
夜のライトアップも美しい

5.乞田川桜並木

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お子さんとお散歩するように気軽に訪れてみたいお花見スポットとして、おすすめなのが「乞田川桜並木」。
「多摩センター駅」降りてすぐの北側手前から永山駅方面に向かってひじり坂付近まで、約3キロにわたって500本の桜並木を楽しめます。

両脇から、川に向かってせりだすようにびっしりと咲く姿は、まるで桜のトンネルをくぐっているかのよう。
水面に散った桜が浮かぶ「花筏」もとてもきれいです。脇には遊歩道があり、のんびり散歩をするように歩くことができます。

・私のおすすめポイント

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多摩センター桜まつりが開催され、夜のライトアップとたくさんの提灯がとてもきれいです。(M.T)

・基本情報

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【公式ホームページ】
https://www.city.tama.lg.jp/0000004260.html

マップ片手に、お花の宝探しを楽しもう!

6.野川公園(三鷹市) 自然観察園

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三鷹市にある野川公園の自然観察園には、地下水が湧き出ており湿った環境が広がっています。
4月になると湿り気のある土壌を好むヤマブキソウが、あたり一面に可憐な黄色い花を咲かせます。

広い園内入り口には、写真付きのお花見マップの掲示があり、スマホにマップをおさめて散策すれば、宝探しのように園内の花を探すことができます。
園内は、春を告げる花「セツブンソウ」、白い花を咲かせる「ニリンソウ」など、様々な環境の花々が見られ、昆虫がはばたき、蝶が舞う自然の宝庫となっています。

・私のおすすめポイント

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自然観察園内には、かがみ池、ひょうたん池などさまざまな池があり、たくさんの花や虫、鳥などを楽しめます。
公園の東側にわき水ひろばがあり、天然のわき水が流れているのを見るだけでも気持ちが良い。夏は水遊びスポットになります。(maru)

・基本情報

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【多摩市ホームページ】
https://musashinoparks.com/kouen/nogawa/

歴史好きな子にはたまらない!?新選組ゆかりの地で楽しむ桜

7.高幡不動尊金剛寺

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「高幡不動駅」から歩いて約5分にある「高幡不動尊金剛寺」は、約3万坪という広大な敷地内に、約300本の桜があります。
ソメイヨシノ、枝垂れ桜、 八重桜、エドヒガンなど多数の桜があるので、長い期間桜を楽しめる名所としても賑わいます。

国指定の重要文化財である「不動堂」をはじめとする歴史ある建造物と、さまざまな種類の濃淡のあるピンク色の桜との共演は、美しさの中にも厳かな春の風情を感じます。
高幡不動尊金剛寺は新選組「土方歳三」の菩提寺で、近藤勇や土方歳三の碑や土方歳三の銅像が設置され、ゆかりのある品や資料を展示しているため、新選組ゆかりの地としても有名です。

・私のおすすめポイント

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春以降も紫陽花や彼岸花の名所でもあり、1年中四季折々の花を楽しめます。
駅から高幡不動尊までの通り道には高幡不動尊参道があり、おせんべいや桜まんじゅう、和菓子などの食べ歩きも楽しめます。
息子は、新選組グッズを購入していました!(take)

・基本情報

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【公式ホームページ】
https://www.takahatafudoson.or.jp/

花開くのは一週間だけ かたくりの花

8.城山かたくりの里(相模原市)

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高尾山のほど近くにある「城山かたくりの里」は、かたくりの花が咲く時期にあわせて一ヶ月だけ公開される個人の里山です。
里に入れば、ツツジやミツマタ、モモなどたくさんの花々が咲き乱れ、まるで『日本昔ばなし』の舞台を訪れたかのような和やかさ。

かたくりの花は、多年草で花をつけるまでに7~8年もの年月を必要とします。
長い準備期間とはうらはらに、開花期間は1週間程度と短いのです。
山林の斜面いっぱいにひろがる約30万株ものかたくりの群生は、とても幻想的。春だけしか訪れることができない期間限定の観光地を親子で楽しみましょう。

・私のおすすめポイント

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花の名札も整備されているので、子どもと名前を確かめながら歩けます。
ベンチも多くあるのでゆっくりマイペースに散策できるところもおすすめです。(Chiaki)

・基本情報

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【公式ホームページ】
https://www.katakurinosato.com/
入園料:500円
※小学生以下のお客さまは無料です。
※障害者手帳をお持ちのお客さまと付き添いの方1名様まで無料です。
※詳細はホームページをご参照ください。

公園内で眺められる天然記念物 拝島のフジ

9.拝島山大日堂(昭島市)

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昭島市、拝島公園内にある藤の巨木「拝島のフジ」は、推定樹齢約800年といわれるほどの長寿の木。
東京都の天然記念物に指定されています。 鎌倉時代から美しい藤の花を咲かせ、人々に親しまれてきました。
藤棚に入れば、甘く爽やかな藤の香りを楽しめるので、「これが藤の花の香りだよ」と話しながら楽しむのもいいですね。

すぐ傍にある日吉神社では、藤の花が咲く季節限定で藤のご朱印を購入することもできるので、記念に訪れるのもおすすめです。

・私のおすすめポイント

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公園内にあり、子どもたちは遊具で遊ぶこともできます。
小さい公園のため、人がたくさん押し寄せるということもなく、ゆっくり鑑賞できるのが嬉しいです。(michel)

・基本情報

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【公式ホームページ】
https://www.fumyoji.com/

200mつづく桜並木を歩こう!

10 .富士森公園(八王子市)

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地域住民の憩いの場である富士森公園には、桜のシーズンになると陸上競技場南側の園路に約200mもの長さの桜並木が続きます。
桜並木は園路両脇に1列ずつあります。

公園入り口には、「HAPPYGARDEN」と呼ばれる花壇が整えられ、色とりどりの花が咲いているので、こちらもチェックしてみてくださいね。

・私のおすすめポイント

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大型の遊具やターザンロープは、少し前にリニューアルされきれいです。
トイレがきれいなのも嬉しいポイント。
並木道のそばに広い駐車場もあり、子連れには便利です。(azuma)

・基本情報

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【公式ホームページ】
https://www.city.hachioji.tokyo.jp/shisetsu/109/p011941.html


多摩地域を彩る春の花は、春の訪れを告げる菜の花から、5月初めに見頃を迎える藤の花まで、長い期間さまざまな種類の花を楽しむことができます。
今の季節にしか見られない花たちを家族みんなで楽しみましょう!

取材・文/加賀美明子(Neem Tree)

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