多摩地域のお土産を厳選!わたしのおすすめ "たま土産" 5選
「いただいたお土産がとってもおいしかった!」、「こんなお土産は初めて!」など、贈った相手によろこんでいただけるような特別なお土産を1つ知っておくと、いいですよね。
そこで今回は、素材や作り方にこだわった、そのお店でしか買えない特別なお土産をセレクト。
多摩地域に住んでいるからこそ購入できる"地元のおすすめ"を贈って、もらう側も贈る側もハッピーに♪
1.カリッとふっくら ほどけるおいしさ<お多福豆>
甘露納豆 みツ橋 (八王子市)
JR中央線八王子駅北口より西八王子駅方面に向かうこと、約20分のところに【甘露納豆 みツ橋】があります。
戦後に創業した約70年の歴史をもつ老舗で、2020年に八王子・追分から現在の小門町に移転し、リニューアルオープンしました。
お店はシンプルでモダンな佇まい。引き戸を開けると、ふんわりと豆の香りがします。それもそのはず。
店内にはガラス張りの工房が併設しており、製造過程の様子をうかがえます。
甘納豆とは、豆を蜜漬けにしたシンプルな和菓子のこと。
甘露納豆 みツ橋では、選りすぐりの豆を店主である三ツ橋さんが一粒一粒心を込めて製造しています。
火入れや混ぜ方などその日の気温や素材に合わせて微妙に調節し、なんと4日間もかけて作りあげるのだそう。
皮は破れがなくふっくらとしていて、豆全体に均一でうすい砂糖衣がまとっています。口に入れれば、表面はカリッ、なかはふっくら。豆の甘味とうまみ、香りを生かしたやさしい甘さで、食べる手が止まらないと評判です。
お多福豆[¥810/袋(300g)]
お店の 1 番人気は、<お多福豆>。
そら豆を原料にしているので、一般的な甘納豆よりも大きく食べ応えがあり、ふっくらとして濃厚なうまみがあります。
「そら豆は煮ることでだんだんと黒くなっていき、さらに蜜につけることで黒さが増します。保存料は一切使用していません。豆本来の味と香りを楽しんで頂きたいので材料はできるだけシンプルに手づくりしています」と話してくださった店主の三ツ橋さん。
店内には、お多福豆の他に、白花豆、うぐいす豆、大納言小豆、金時うずら豆など、常時5種類の甘露納豆を、100g、200g、300g の3種類で販売しています。ぜひ、大切な人へのご贈答用にご活用ください。
●たまちっぷす編集部発!私のおすすめポイント
昔ながらの作り方で丁寧に作っていて、すごくおいしい甘納豆。正直甘納豆は好きではなかったが、こちらの甘納豆を食べて今まで食べていた甘納豆はなんだったんだ?と自分の常識が覆るほど好きになった。箱詰めもできるので、かしこまった贈答用にもおすすめです。
【INFORMATION】
甘露納豆 みツ橋 (八王子)
所在地: 〒192-0054 東京都八王子市小門町81-26 ミツハシビル1階
定休日:第 2 火曜日、8 月(1 カ月間休業)、その他臨時休業あり
https://tabelog.com/tokyo/A1329/A132904/13251102/
2. サクッ、じゅわ~っ、もっちり
うの花ドーナツ 檜原とうふちとせ屋(檜原村)
JR 五日市線の終点・武蔵五日市駅から、秋川渓谷を登ること車で約20分のところに、【檜原とうふちとせ屋】があります。
近くには日本の滝百選にも選ばれた<払沢の滝>があり、多くの観光客が訪れる観光名所でもあります。
檜原とうふちとせ屋は、この秋川渓谷の澄んだ水と厳選された国産大豆、赤穂の本にがりを使用した手作りの豆腐店で、土日ともなるとクーラーボックスを持った人々の行列ができるほどの人気店です。
きぬ豆腐やおぼろ豆腐、油揚げ、ごまを練り込んだごま豆腐などの商品を販売しています。
今回おすすめしたいお土産は、おからを豆乳で練り上げた<うの花ドーナツ>。
表面はカリッとふっくらもっちり、揚げてあるのに後味はさっぱりとしていて、冷めてもおいしさが変わらないと評判です。
「お豆腐は、ただ濃厚であればおいしいというものではありません。どれだけおいしい水を含んでいるかが重要なのです」と話してくださった店主の高木健一さん。
檜原の澄んだ水がそのおいしさの底力となっています。 お店の周りは大きな樹木に囲まれ、清々しい風が流れ気持ちのよい空間が広がっています。大自然に恵まれた地で、おいしさがギュッとつめ込まれた、檜原とうふちとせ屋のおからドーナツをぜひお楽しみください。
●たまちっぷす編集部発! 私のおすすめポイント
おからドーナツと侮るなかれ! サクッ、じゅわ〜っとした歯ごたえの後にふわふわもちもちを楽しめ、自然な甘さで幸せな気持ちになる。冷めてもおいしさは変わらない。周りは大自然に囲まれ、その場で食べれば、景色も含めてごちそうになります。
【INFORMATION】
檜原とうふちとせ屋
〒190-0214 東京都西多摩郡檜原村本宿 5557
https://hinohara-kankou.jp/spot/chitoseya/
3. 種類の豊富さが頼もしい!
かりんとう 株式会社旭製菓 本社工場直売店(西東京市)
西武池袋線保谷駅南口からひばりヶ丘駅方面へ歩くこと約15分のところに、長年地元の人々に愛されてきた大正13年創業の【株式会社旭製菓・本社工場直売店】があります。
約100年もの間、かりんとうを真摯に作ってきたかりんとう専門店で、西東京市を代表するお土産として親しまれています。
国産小麦粉や波照間産の「特等黒糖」を始めとする厳選した原材料にこだわり、オリジナルブレンドの小麦粉や油を使用。 これまで培ってきた昔ながらの製法を維持しつつも、新しい味や食感を求めて新たなかりんとう作りも行っています。
おなじみの黒糖味<黒かりんとう>や、全国菓子大博覧会で名誉総裁賞を受賞した<こゆきかりんとう>など、昔ながらのかりんとうはもちろんのこと、<かりん餅 黒胡椒>や<わさび揚げかりんとう>などのピリッとした刺激が楽しいかりんとうから、<キャラメルかりんとう>、<コーヒーかりんとう>などの洋風味まで、さまざまなかりんとうを販売し、人びとを楽しませています。
なかでもおすすめは、<バナナかりんとう>。
黒糖蜜やザラメで仕上げたかりんとうとは一線を画したかりんとうで、バナナ風味とスッキリとした甘みが魅力。一度食べたら止まらないと評判です。
贈る相手に合わせて、選ぶ楽しみもある旭製菓のかりんとう。
賞味期限は、一般的なかりんとうで90日間と長いので、手土産用に買い置きをしておくのもおすすめです。
●たまちっぷす編集部発! 私のおすすめポイント
バナナのかりんとう⁉ ちょっと攻めてるなぁと思ったけど、これがとてもおいしい。こってり甘いのかと思いきや、さわやかなスッキリした甘味で次々と手が止まらない。よく考えたなぁと感心しました。
【INFORMATION】
株式会社旭製菓 本社工場直売
〒202-0011 東京都西東京市泉町5-16-3
https://www.asahi-karinto.com/shop.html
4. ベーキングパウダー不使用 平飼い有精卵の卵白の力で作った
シフォンケーキシフォンカフェ Bon・mu (八王子市)
JR中央線、八王子駅北口方面から東放射線アイロードを北へ進むこと約10分のところに、【シフォンカフェ Bon・mu (ボン・ムー)】があります。
約30種類ものシフォンケーキや焼き菓子などを販売するシフォンケーキの専門店で、 わざわざ遠方から訪れるお客さんもいらっしゃるほどの人気店です。
ほっとする味を心がけて、すべて手作りで製造しているのだそう。
驚くべきは、Bon・mu のシフォンケーキには、ケーキを膨らませるためのベーキングパウダーを使用していないこと。なんと、平飼い有精卵のもつ卵白の力だけで膨らませています。
ふわふわながらもしっとりとしていて、ちぎるとシュワッと音がします。卵やそれぞれの素材の味や香りまで感じられると評判です。
ショーケースには、選ぶのが楽しくなるほどのシフォンケーキがずらり。
定番の<バニラ>や<アールグレイ>、<メープル>から、<西京みそ>や<とうふ>などの変わり種に加え、季節限定の<パイナップル>や、<スイートポテト>など、訪れるたびに変わるフレーバーも楽しめます。
外にはめずらしいシフォンケーキの自動販売機もあります。24 時間、時間を気にせず気軽に購入できるのもうれしいですね。
シフォンケーキのほかにも、日持ちのする贈答用のフィナンシェや焼き菓子の詰め合わせも販売しているので、シーンに合わせてお買いものができます。
●たまちっぷす編集部発! 私のおすすめポイント
シフォンケーキは、きめ細かくておいしいのはもちろんのこと、誕生用のケーキとしても大活躍。14cmサイズシフォンケーキを使った、季節のフルーツデコレーションなど、サイズも小さめで、祖父母や息子の誕生日にも贈っています。木製のほっと落ち着く店内のカフェ利用もおすすめ。シフォンケーキバイキングも楽しいです。
【INFORMATION】
シフォンカフェ Bon・mu
〒192-0046 東京都八王子市明神町 2 ー 26 ー 13
https://bon-mu.com/
5.鮮度の良いブラジルコーヒーを その場で自家焙煎
コーヒー カフェ・ド・カルモ (昭島市)
JR青梅線昭島駅南口から拝島駅方面へ向かって歩くこと、約2分のところに【カフェ・ド・カルモ】があります。
コーヒー豆と日本茶の専門店で、常時30種類程度のコーヒーの生豆を販売しています。
実家がお茶屋さんであったオーナー・繁田武之さんが、ブラジルでコーヒー豆を栽培する下坂さんの極上なコーヒーに惹かれ、「日本の多くの人にこの味を伝えたい!」という思いから誕生したお店です。
店頭で好みの生豆を注文し、好みに応じた焙煎をその場で行う販売スタイルで、空いていれば1種類15分ほどでお渡しが可能。
一番人気は、ブラジル産の<ジアマンチーナヨシマツ2023>。
ジアマンチーナという世界遺産の街にある農園で、山口県から移住された吉松さんが2 世代に渡って栽培しているコーヒー豆です。
また、月毎に替わりる限定のブレンドも人気。ブレンドは毎月スタッフが交代で担当し、中身の配合から、命名、ラベルデザインまで、すべて1人で行うため、毎月個性豊かな味を楽しめます。
これからの暑い時期におすすめの緑茶は、夏季限定の<水出し冷煎茶>。
瑞々しく香る上質な煎茶をパックに詰めているので、水に浸けておくだけで手軽においしい冷茶を楽しめます。急須を持っていない方でも手軽に楽しめるTeaBagタイプの緑茶も人気です。
店内には、焙煎の香ばしい香りが広がり、待つ間も気持ちよく過ごせます。
「種類がたくさんあり迷ってしまうかもしれませんが、お好みの味や気分、どんなシチュエーションで飲みたいか、カフェオレにおすすめの豆は? など、今の気持ちを気軽にスタッフにお尋ねください。Online shop ではコーヒーの『いろいろな選び方』というページもございますので、こちらも参考になればうれしいです」と話してくださった店主の繁田さん。
自分好みの味を追求するにもぴったりのお店です。
昭島市は、秋川渓谷を源泉とする豊富な湧水があり、市内の水道水はすべて地下水でまかなわれています。
東京でも数少ないおいしい水が飲める地域で淹れた、テイクアウトのコーヒーもぜひお楽しみください。
●たまちっぷす編集部発! 私のおすすめポイント
品揃えが豊富、かつ店員さんが親切で、コーヒーエキスパートの方も、ビギナーの方も幅広い方が満足できるお店。毎月ブレンドされるコーヒーも、毎回違った味わいで驚きと楽しみがある。コーヒカップなどのグッズもかわいいです。
【INFORMATION】
カフェ・ド・カルモ
東京都昭島市昭和町 2-7-19
https://cafedocarmo.jp
お気に入りのお土産を贈れば、そのお土産にまつわるエピソードなど会話に花が咲いたり、心の距離がグッと縮まったりと、いいことがいっぱい。
そんなお土産の楽しさまでお届けできるのは、地元のお土産だからこそ。ぜひ多摩地域ならではの、"推し土産"を見つけてみてください。
取材・文/加賀美明子(Neem Tree)