子どもとお金を学べるおすすめアプリ
お子さんへお金の勉強をさせるきっかけとしておすすめなのが、アプリを使った学習方法です。タブレットやスマートフォンは「遊ぶ」というイメージが強いかもしれません。しかし、上手に使えば勉強のために活用できるアイテム。
アプリを使ってお金の勉強をするメリットは3つあります。この記事ではおすすめのアプリをピックアップ。夏休みなどの長期休みを利用して、お子さんと一緒にお金の勉強をスタートしてみませんか?
子どもにアプリでお金の勉強をさせる3つのメリット
お金は実生活において欠かせないものですが、勉強する機会はあまり多くありません。学校でも教わることはあるものの、家庭でも伝えていくことが大切です。
実際にお金を使って勉強できればいいかもしれませんが、紛失などの心配があったりするため避けたいところ。そこでオススメなのがアプリを使った勉強方法です。
タブレットやスマートフォンを使ってお金の勉強をする3つのメリットをご紹介します。
1.好きな場所で勉強できる
アプリを使ってお金の勉強をするメリットの1つ目は、好きな場所で勉強できること。"勉強"というと机に向かってテキストを開いて行うイメージが強いですが、アプリなら場所を選ばずに学習可能。
例えば、移動中の電車内や外出先、パパやママの膝の上でも勉強時間になります。週末や夏休みなどの長期休みで移動する際にも、楽しんで勉強できるのでおすすめです。
2.遊び感覚で学べる
子どもにとって勉強は難しく、"頑張ってやるもの"という認識があるのも事実。パパ・ママがお金の勉強をしてほしくても「お勉強しよう!」と誘うだけで逃げようとする子もいるでしょう。
アプリを使った勉強では、子どもに合わせたポップなイラストや楽しい仕掛けがあるものがほとんど。明るい雰囲気からは勉強感を感じさせないため、遊び感覚で楽しめるはずです。
3.勉強をする習慣が身につく
未就学児はもちろん、小学生でも勉強を自主的にするお子さんはあまり多くありません。毎日のように「宿題やったの?」などの声かけをすることもありますよね。
アプリを使った勉強を取り入れることで楽しさを知り、自分から勉強に対して興味を持ち始めるでしょう。アプリがきっかけになり、自主的に勉強をする習慣が身につく可能性があります。
子どもでも楽しめるお金学習アプリ3選
ここからは、子どもでも楽しみながらお金の大切さや管理方法を学べるお金学習アプリを3つご紹介します。
PIGUCHI(ピグっち)
PIGUCHI(ピグっち)は、小学校低学年からお金の価値を学べるアプリです。子どもがお手伝いをすることで得られるお金と、そのお金を貯めて運用するという体験ができます。
ピグっちの主な機能は、次のようなものです。
- やることリスト機能|毎日やることを設定。難易度に応じてお小遣いの金額変更が可能
- レポート機能|獲得総額や手伝いの達成度合いをチェック
- バンク機能|実際の銀行を模した口座。入出金やローンを疑似体験
掃除や植木への水やりなど毎日のお手伝いを決めてお金を稼ぐことを体験。そのお金に対する利息やローンなどの運用を通して、自分の資産の増やし方なども理解します。
「何をすることでお金は増えるのか」、「欲しいものを買うためにはいくら必要なのか」、「お金を借りるとはどういうことなのか」などを日々の生活の中で学べるため、リアルな経験が得られます。
ハロまね~親子で学ぶ、こどものお金管理~
画像:こども向けおこづかい帳アプリ「ハロまね~親子で学ぶ、こどものお金管理~」
「ハロまね~親子で学ぶ、こどものお金管理~」は、三井住友カードが提供する子ども向けおこづかい帳アプリ。次のような機能があります。
- おこづかい帳機能|日々の収入・支出を入力することで、収支管理の基本を習得
- ハロまね銀行機能|仮想銀行でおうちの方が銀行役になり、預かったお金を引き出し申請があるまで預金として管理。金利設定やドル預金により、利息や為替の学習も!
- おてつだい機能|お手伝いの報酬を見える化。報酬の単価も任意で設定が可能。
- ログインボーナス|ゲーム感覚で放置防止
- 目標設定機能|毎月の目標設定ができ、月末にはおうちの方ユーザーによる評価が可能
保護者を「おうちの方ユーザー」、お子さんを「子どもユーザー」として登録。保護者はお子さんの入力内容を専用画面から確認・評価できます。
アプリの利用を通して幼い頃から収支バランスを身につけ、リアルに近い金融体験ができるところがメリットです。
まねぶー
「親子で楽しめるマネー学習アプリまねぶー」は名前の通り、親子で楽しみながらお金の勉強ができるアプリです。ひらがな表示が中心のため、3歳くらいのお子さんから取り組めるでしょう。
主な機能には次のようなものがあります。
- おしごとゲーム|アプリ内通貨を獲得。実在する企業でお仕事ごっこ!
- おかいもの|獲得したお金を使って買い物。アイテムを集めて「おうち」を大きく!
- ログインスタンプ|町に車や飛行機が増えて賑やかに。放置防止
ネット銀行や100円ショップなど、実在する企業がアプリ内に出店しているため、よりリアルに感じられるはず。お仕事ゲームやお買い物ごっこを通じ、働いてお金を稼ぐことやお金を使うことを学び、買い物やゴミ拾いなどを通して社会性を身につけられるアプリです。
高校で金融教育が必修化され、注目の高い子どもへの「お金の教育」。
何からどのように教えたら良いか迷ってしまいますが、アプリを使えば親子で楽しみながら「お金の価値」を学ぶことができます。
シンプルなおこづかい帳のようなアプリからはじめ、慣れてきたらランクを上げてお金の運用などが体験できるアプリを入れてみるのもいいでしょう。
大切なのは「つまらない」や「難しい」と感じずに勉強できることです。お子さんに合ったレベルのアプリをダウンロードして、お金の勉強を生活に取り入れてみてくださいね。
文/たまちっぷす編集部