金銭感覚の違いにドン引き!? ママ友とのお付き合い
「同じ産院で出産した」「児童館や公園で出会った」「保育園や幼稚園、小学校で一緒になった」など、子育てを介して出会う「ママ友」。同じ年代の子どもを育てる同志としてお互いに支え合い、信頼関係を築けると、一生の友達になることも。一方で、金銭感覚に大きな違いがあると、付き合いづらさを感じ、疎遠になってしまう場合も。そこでママたちに、ママ友の金銭感覚に違和感を感じた体験談を聞きました。ドン引きエピソードから共感エピソードまで、まるっと紹介します!
金銭感覚の違い、ランチの店の選び方で感じるママ多数
ママ友の金銭感覚に違和感を感じたことのあるママのうち、多くの人がランチで利用する店の客単価で金銭感覚の違いを感じているよう。中には1万円超えのコースに度肝を抜かれたという声も!
「豆腐会席が有名な某人気店。子ども向けのメニューと個室があり、子連れにやさしいということで、幼稚園のママ友グループで行こう!と大盛り上がり。高そうだなとは思っていたけれど、予約の段階になって、一番安いメニューでも4,000円近いことが判明。子どもの料理も頼んだら、6,000円超えに。6,000円あったら家族のおでかけに使いたい。初回は参加したけれど、それ以降、定例になった"月1のご褒美ランチ会"は、理由をつけて辞退していたら、そのうち誘われなくなった」(小1・5歳のママ)
「息子がまだ小さかった頃、児童館で仲良くなったママ友に誘われた、ホテルのコースランチ。身につけているものからしてセレブ感が漂っていたので薄々勘づいてはいたけれど......1万円超えにはびっくり。"先約があって、ごめんねー"とうまくかわした。さすがに庶民には払えませ~ん」(小2・6歳のママ)
「普段から口に入れるものには気をつけていて、外食するならオーガニックカフェや自然食レストランを選んでいた。オーガニックのお店のランチは2,000円近くするけれど、体によければいいと思い、ママ友とのランチに使っていたら......。あるとき、ママ友のひとりから"ランチ代が高すぎる"との告白が。もっと早く言ってくれればよかったのにと思ったけれど、価値観を押し付けていた自分もいけなかったと反省」(2歳のママ)
「子どもの服をメルカリで購入することもあると言ったら驚かれた。そりゃ、お宅はいつもピカピカのブランド服だろうけれど......」(小4・小1・6歳のママ)
倹約は大事だけど......ケチすぎるママ友に唖然!
出費を抑えて節約するのはいいことだけど、セコさを感じるケチな人というのは一緒にいると疲れてしまうもの。衝撃の"どケチママ友"体験談を紹介します。
「ママ友数人で、定期的に持ち寄りランチ会をしていた。それぞれ料理や飲み物を持ち寄ることになっていたのだけど、あるママ友は2度、料理や飲み物を忘れた。その後も、持ってきたとしてもその辺の自販機で買ったジュース2、3本や100円くらいのお菓子2、3個。みんな時間もお金もかけて料理を作ってくるのに、何なんだろうって。絶対確信犯だと思うも、言えずにモヤモヤ。そのうちに新型コロナの流行で持ち寄り会はなくなったけれど、余計なストレスが減ってよかったと思っている」(小3・小1のママ)
「ママ友ファミリーと遠方へりんご狩りに行ったときのこと。我が家は車がないので、ママ友カーに一緒に乗せて行ってもらうことに。楽しく遊んだ帰り道、渡されたメモに驚愕。高速代、ガソリン代の請求だったのだけど、一人当たりの金額まで細かく計算されていて、我が家の当時8ヵ月の娘もカウントされていた。お世話になるからと、ちょっといいお菓子を買って渡したり、サービスエリアでは飲み物を差し入れしたり気を遣ったのに。なんだかなぁと思ってしまった」(小1・3歳のママ)
「あるママ友からの誕生日プレゼント。薄汚れたお菓子のレシピ本と粗品っぽい石鹸、香典返しっぽいハンカチ。完全に、家にあったいらないものくれたよね?」(小2・6歳のママ)
金銭感覚の違うママ友とは距離を置くべき?それとも?
金銭感覚に大きなズレのあるママ友とは、どう付き合うのがよいのでしょうか。そっと離れる派の人もいれば、金銭感覚は人それぞれと割り切る派の人もいました。
「自分の利益ばかり考える、損得勘定の強いママ友は苦手。割り勘の端数は絶対払いたがらなかったり、自分はもらうのが大好きなのに人に与えるのは嫌がったり。そういう人とは距離を置くようにしてる」(小3・小1のママ)
「一生に何度もあることじゃないからと、奮発してセレブ産院で出産。そこで知り合ったママ友たちの金銭感覚がすごかった。毎週のようにコースランチやホテルのアフタヌーンティーでおしゃべり。子どもたちが1歳になったときにはみんなで軽井沢のラグジュアリーリゾートに宿泊。しまいにはハワイ旅行計画まで浮上。一緒にいて楽しい人たちで、いい思い出がたくさんできたけれど、金銭感覚のズレは広がるばかり。育休が明け、職場復帰とともに自然と疎遠になっていった」(小4のママ)
「無料の遊び場しか行かないママ友。あるときみんなでテーマパークに行こうということになったのだけど、彼女は行かないとキッパリ。子どもがかわいそうだなとは思ったけれど、お金の価値観は人それぞれ。公園遊びのときは必ず声を掛け、今も親子ともども仲良くしています」(6歳・3歳のママ)
ママたちのリアル体験談を読んで、自分の周りにいるママ友の顔が浮かんだ方もいるかもしれませんね。金銭感覚のズレは、ときとして深い溝になることがあります。溝にはまらないためには、家族の数だけ金銭感覚も違うと捉えることが大切なのかもしれません。
取材・文/羽田朋美(Neem Tree)