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突然の学校からの電話にドキッ!その内容の正体とは?

 

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「えっ、学校から電話......!?」
着信画面に映る〝〇〇小学校〟の文字に、一瞬で胸がざわついたことはありませんか?
子どもの体調不良? ケガ? それとも何かやらかした?
突然かかってくる保育園・学校からの電話は、親にとって一大事。

今回は、そんな〝ドキッ〟とする学校からの電話にまつわるエピソードを集めました。
実際にどんな内容だったのか、驚き・うれしさ・ホッコリが詰まった〝あの一本の電話〟の記憶を、リアルボイスとともにご紹介します。

学校が保護者に電話をかけるのは、どんなとき?

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実際、先生たちはどんなタイミングで連絡を入れているのでしょうか?
よくあるケースを5つのパターンでご紹介します。

1.早退連絡

授業中に体調不良や発熱などで子どもがしんどくなってしまった場合は、保健室で様子を見ながら、すぐに回復が見込めないと判断された時点で保護者に連絡が入ります。診察が必要と判断された場合も同様で、多くの場合、保護者が学校まで迎えに行き、その後病院を受診する流れになります。

2.怪我の報告

体育の授業や休み時間の遊び中に、子どもがケガをすることがあります。軽い擦り傷や打撲などは保健室で対応されますが、出血が多い場合や、頭・顔・骨への影響が疑われるようなときは、すぐに保護者へ連絡が入ります。緊急性が高いと判断された場合には、学校から救急に通報し、救急車で搬送されるケースもあります。その際にも、保護者に至急連絡が入ります。

3.欠席時の確認連絡

連絡がないまま子どもが登校していない場合や、出欠の記録に不明な点がある場合には、学校から保護者へ確認の電話があります。「今日はお休みですか?」「何か体調の変化はありましたか?」といった連絡を通じて、家庭での状況を把握し、安全確認を行うのが目的です。特に低学年の場合や、連絡帳でのやりとりがうまく伝わっていないときなどにも、念のための確認が入ることがあります。

4.持ち物や連絡事項に関する確認

忘れ物や提出物の未提出、連絡帳の記載内容に不明点がある場合、あるいは欠席時に翌日の持ち物や連絡事項を伝えたい場合などに、学校から保護者へ確認の電話をすることがあります。たとえば、「明日プールの用意があります。まだプールバッグを持参されていないようですが、大丈夫そうですか?」といったように、必要な情報をきちんと共有するための連絡です。

5.トラブルの報告

友だちとのケンカや言い合い、クラス内での気になる言動など、学校生活の中で起きたトラブルについて、保護者に共有が必要と判断された場合は、先生から連絡が入ります。「今日、こんな出来事がありました」と丁寧な説明があり、子どもがどのような様子だったか、今後どのように見守っていくかといった情報も伝えられます。一方的な報告ではなく、学校と家庭が連携しながら対応していくための大切な連絡です。

読者ママ発! 学校からの電話、こんな電話でした!

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ひとくちに〝学校からの電話〟といっても、その中身はさまざま。実際にかかってきた連絡の内容とは?
ママたちのリアルなエピソードをご紹介します。

ドキドキエピソード編

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出張先で震える、学校からの着信音

上の子が1年生のとき、休み時間に鉄棒で足かけ上がりをしていたら、鉄棒から落下して肩を打ったと連絡が!結構痛がっているとのことで、『迎えに来て病院へ連れて行ってください』と言う話だったが、わたしは泊まりで出張中。娘が心配なのと、すぐに駆けつけられないもどかしさで、頭の中はぐちゃぐちゃに。たまたまパパがテレワーク中でなんとかなった。ただでさえ焦る学校からの着信。出張中とか無理すぎる!(小3・6歳のママ)

心配で真っ先に浮かんだのは、相手の子のこと

昨年、『廊下で1年生とぶつかりました』という学校からの連絡が!うちの子は体が大きいので、相手の子のケガを心配してすぐ駆けつけたら......なんと1年生は無傷。逆に、うちの子が腕に青あざ。ちょっとかわいそうだけど、心底ほっとした。(小6のママ)

あわてて駆けつけたら、まさかの展開

ランチを終えて会社に戻ろうとしたそのとき、『お子さん、お熱があって保健室で休んでいます』と、学校からの電話。早退させてもらい、急いで迎えに行ったら......本人はニコニコ元気そう。体温を測ったら、まさかの36.8度。『さっきまで熱かったんだけどなぁ』と息子。拍子抜けしたけど、ホッとして、つい笑ってしまった。(小4のママ)

電話に出られず居残りに...

普段は学童保育に通う小3の娘。その日は親族が在宅のため、帰宅の予定だったが、その旨記載した連絡帳を家に置き忘れ、担任の先生には伝わらず...。帰宅しようとする娘を見て、先生が確認の電話を入れてくれたが、仕事でタイミングが合わず両親とも出ることができず。折り返し連絡した時にはだいぶ時間が経過しており、学童に行っても行かなくてもあまり変わりない時間になっていた...。(小3のパパ)

うれしい電話連絡エピソード編

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先生と泣き笑いした忘れられない電話

そろそろ下校時刻かな、という頃に学校から着信。担任の先生が開口一番、『謝らなきゃいけないことがあります』とおっしゃった。その日の授業中、先生が騒ぐ子を叱って授業が中断し、お説教はしばらく続いたという。すると息子が、『ぼくは先生の怒る声が聞きたいんじゃない、先生の授業が聞きたいんだ」と発言したそうだ。その言葉に、先生はハッとさせられたという。『息子さんから大切なことを気づかされました』と伝えられた。思いがけない息子の言葉に、私も胸を突かれた。電話口の向こうで先生が涙ぐんでいるのがわかり、私も込み上げるものを抑えきれなかった。気づけばふたりで泣き笑いしながら、『これからもよろしくお願いします』と声をそろえて電話を切った。」(中3、小5、小3のママ)

先生のひと言に、こっちが照れた

学校からの着信にドキッとして出たら、『今日は息子さんがすごくよくがんばっていたので、それを伝えたくて』と担任の先生。落ち着きがなく注意されがちな息子だけに、その言葉が沁みた。先生に褒められて、うれし恥ずかしそうにしている息子の顔が浮かんで、思わずにやけてしまった。(小5・小2のママ)

〝急ぎじゃないけど......〟から始まる、うれしい報告

『急ぎではないんですが......』と先生からの電話。今日は、音楽の授業で自信がなさそうなお友だちをさりげなくフォローしていた、と教えてくれた。誰にも気づかれずに終わる話を、わざわざ電話してくれる先生の心遣いもうれしかった。(小3のママ)

褒められ電話なんてあるんだ

『お母さん、お子さんが今日とても素敵だったので......』という先生からの電話に一瞬ポカン。聞けば、友だちの忘れ物に気づいて、さっと届けてあげたらしい。帰宅後に何も言わないところがまた、うちの子らしいなと思った。(小2のママ)

番外編!
ちょっと変わった電話エピソード編

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学校からの電話といえばドキドキが定番だけど、なかには「そんなことで!?」と思わず笑ってしまう連絡も。 予想外の展開に思わずクスッとした、ちょっとユニークな電話エピソードをご紹介します。

はじめての学校からの電話

これまでトラブルもなく学校から電話がかかってくることはなかった5年生の息子。とうとう電話が...!『あー何やったんだ!?』と思ってドキドキしながら出てみたら、『林間学校の提出物の保護者のサインが漏れています!』とのこと。やらかしたのは息子ではなく私だった(笑)(中2のママ)

連絡の理由は......ズボン

担任の先生から『お着替えのお願いで......』と電話が。なんのこっちゃと思っていたら、まさかの〝給食中にスープを全部こぼして、ズボンがびしょびしょに〟とのこと。たまたま体操着も持っておらず、慌てて着替えを届けた。(小2のママ)

〝あいさつの声が大きすぎて〟注意⁉

『元気で助かっているんですが......』と先生から。何事!?と思ったら、朝のあいさつがとにかく大音量で、隣のクラスの授業に響いているとのこと。本人はよかれと思ってやっているので、笑いながら小さな声も練習中(笑)(小1のママ)

意外なクセに先生も苦笑

『実は授業中にずっと鼻歌が止まらないんです』と先生からの電話。集中しているときほど、つい出ちゃうらしいが、周りの子は気になってしまったとのこと。学年が上がるにつれて、自然とそのクセもおさまった。(小6のママ)

〝お母さん、大変です!〟の理由にズコーッ

電話に出るなり、先生が『お母さん、大変です!』。思わず身構えたら、『水泳バッグに小さな水着が入っていて、きつくて着られません!』とのこと。朝の準備であわてて、妹の水着を入れてしまったらしい。仕事中で届けられず、その日のプールは見学に......。(小5、小1のママ)


どんなときも、学校からの電話は親にとって身構えてしまうもの。でも、ふたを開けてみれば、拍子抜けしたり、胸がじんわり温かくなったり、つい笑ってしまうような連絡だった......ということも。
日々の成長や子どもの〝今〟が、ふとした電話の向こう側に詰まっているのかもしれませんね。

文/羽田朋美(Neem Tree)

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