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23区より寒い!?多摩地域の冬を乗り切る電気代の節約方法を紹介

 

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「暑さ寒さも彼岸まで」とも言われますが、2022年はいつ頃から暖房が必要になるほど寒くなるのでしょうか。地域によって変わりますが、一般的に人が寒さを感じるようになるのは気温が14度以下になった時だと言われています。この冬はラニーニャ現象の影響で、西・東日本では冬型の気圧配置が強まる可能性が高いとされています。日本気象協会の発表では、12月頃には日本海側でまとまった雪が降り、全国的にもぐんと気温が低くなることが予想されます。

今後、寒さが厳しくなる中で気になるのが暖房費です。2月下旬のウクライナ危機以降、世界的にエネルギーバランスが崩壊した影響が電気代の高騰を招いています。各所で節電に努めるも、急激な電気代の高騰にはまったく追いつかないのが現状。恐らく、この冬は寒さが家計に重くのしかかることでしょう。
特に多摩地域は山間部や丘陵地帯といった地形の特徴から23区より気温が低く、千代田区と八王子市の平均気温を比べてみると12月~2月は八王子市が2℃ほど低いことがわかります。

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出所)気象庁「過去の気象データ」をもとに作成
https://www.jma.go.jp/jma/menu/menureport.html

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「住んでいる人ならわかる!多摩地域あるある」
2.「吉祥寺、国分寺、八王子・・・」中央線の各駅ごとに気温が下がる
https://tama-tips.jp/area/blog/7.html

また、今年はさまざまな世界情勢を背景に資源が高騰し、電気・ガス料金も値上げが続いています。
高騰する光熱費に家計バランスを崩されぬよう、計画的に出費を抑え、この冬を乗り切りましょう。

ファミリー世帯における光熱費の相場

たとえば、4人家族の平均的な水道光熱費は、毎月23,764円です。最も金額が高いのは電気代ですが、ガス代・上下水道代も毎月5,000円程度かかっていることがわかります。
冬の間はガス・電気代の上昇が見込まれるので水道代を抑えるなど、毎日のちょっとした節約の積み重ねが、年間で見れば大きな出費軽減につながることに。ぜひ家族全員で節約を意識していきたいですね!

4人暮らし世帯の平均

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出所)一般社団法人エネルギ―情報センター「世帯人数別の電気・ガス・水道料金の平均目安」
https://pps-net.org/energyprice?scid=wi_mny_credit-card_knowledge_article_2204_00002_54404_01

冬場の光熱費

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総務省の家計調査によると、年間で電気代が最も高くなるのは1月~3月とのことです。
寒い地域や寒い季節では、電気代が高くなるという傾向からも見られるように、一層寒さが厳しくなるこの時期はエアコン以外に電気ストーブやファンヒーターなどを併用することが多くなるため、電気代の高騰には暖房器具の使用が強く影響していることが想定されます。

また、この時期は電気だけでなくガスやお湯の使用量も増える傾向があるため、水道光熱費の急な高騰を避けるために、日々の生活の中で節約を意識し、光熱費を抑えることが大切です。

電気代の節約方法

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電気は家庭におけるエネルギー消費の大部分を占めており、上手に節約できれば光熱費を大幅に削減することができます。ぜひ試してみてください。

エアコンの設定温度を見直す

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環境省によると、空調機の設定温度は夏期 28℃、冬期20℃が推奨されています。冷暖房温度が1℃変われば、消費されるエネルギーは約10%削減できると言われているため、必要以上に暖めすぎていないかどうかを確認しましょう。また、暖かい空気は天井付近にたまりやすいため、部屋の空気を循環させるサーキュレーターなどの活用も効果的です。

暖房効率を上げる

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節約を心がけても、外からの入ってくる冷気は暖房効果を下げる原因になります。
窓には厚手のカーテンをかけ、冷気の侵入を防ぎましょう。窓専用の断熱シートを貼るのも効果的です。
また、カーペットやじゅうたんの下にアルミマットなどの断熱材を挟むと、床からの冷気を遮断し暖房効率を上げることができます。

また、パナソニック株式会社よる『エアコン節電実態の調査』において、「冬のエアコンは節電を意識して使っていますか?」という質問に対し52.7%が「はい」と答え、回答者の過半数が電気の節約を意識していることが分かりました。
さらに、意識していると答えた人が実践していることの例としては「設定温度を低くする」(70.7%)、「厚着をする」(46.9%)、「スイッチをオンオフする頻度に気をつけている」(32.8%)などが上位に挙げられました。
さらに「スイッチをオンオフする頻度」について調査すると、「つけっぱなし派」が56%に対して、「こまめに消す派」が44%と、「つけっぱなし派」がやや多いことも分かりました。

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では、実際のところ、スイッチを「つけっぱなし」にするのと「こまめに消す」のでは、どちらが電気の節約効果が高いのでしょうか?

パナソニック株式会社が開発した独自のアルゴリズムより、シミュレーション(※)を行った結果、外気温が3℃未満のような厳しい寒さの場合は室内が厳しく冷え込み、温かさを感じられる温度にするために多くのエネルギーが必要となるため「つけっぱなし」運転がお得ということが分かりました。(住宅の断熱性・室内熱負荷などの環境条件によって結果は変化します)
多摩の一部の地域では、2022年の1月に3℃を下回ることも予想されるため、「つけっぱなし」がお得になることもあるかもしれません。しかしながら、外気温が3℃以上であれば、室内温度がそこまで下がらないため「こまめに消す」運転の方が電気代の節約につながることも分かりました。
※同じ外出時間でも外気温条件によって帰宅時の運転の消費電力が異なることに着目したシミュレーション

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料金プランの見直し

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2016年の電力自由化以降、さまざまな電力会社から好きな料金プランを選べるようになりました。
電力会社の変更は、工事不要・スマホ一つでできる場合が多いので、手続きも簡単です。
ライフサイクルに合った電力プランを選ぶことで、消費電力が同じでも電気代を大きく下げられる可能性がありますよ!


多摩地域の冬は、23区よりも厳しく冷え込むことが予想されます。冬は光熱費が上がるうえに、今年は電気・ガス料金の値上げも重なり家計への打撃は避けられません。
節約術を上手に活用しながら、多摩地域の冬を快適に乗り切りたいですね!

文/たまちっぷす編集部 わたなべみかこ

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