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【多摩地域の子育て支援】ユニークな取り組みを自治体別にご紹介

 

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多摩地域は、通勤にも便利な環境と緑豊かな自然を兼ね備え、子育てのしやすさで知られています。たましん地域経済研究所では「子育て環境リサーチ2022」を発表し、多摩地域における子育て環境を「保育・教育・子育て支援・住環境」の4項目でランキング化しました。

関連記事:「子育てがしやすい街」はどこ?子育てに関わる4項目で多摩地域をランキング!


今回は、多摩地域の具体的な子育て支援の取り組みをさらに深堀りしてご紹介します。自治体によって支援内容が異なるため、それぞれの自治体の特徴を知るきっかけにしていただければ幸いです。

【多摩地域全体】
子どもだけではなくパパ・ママが暮らしを楽しめる支援が魅力

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まずは、多摩地域全体の子育て支援の特徴についてご紹介します。多くの自治体で待機児童が減少するなどの成果を上げていますが、それだけではありません。地域の特性を活かし、子どもと大人が暮らしを楽しめるような子育て支援こそが、多摩地域の子育てのしやすさを支えています。

保育園には高い確率で園庭を確保

多摩地域の認可保育園の園庭保有率は、70%を超える自治体も。(東京23区は30%以下の自治体が7つ)。保育園に通っている子がのびのびと過ごせるだけではなく、子育て支援の一貫として園庭解放を行っている保育園も多いので、未就学児を持つ親がちょっとした息抜きに利用することもできます。保育士さんが遊びを見守ってくれることもあり、子育てに息詰まったときも気軽に話を聞いてもらうことができますよ。

きれいに整備された公園が近隣に点在

多摩地域では広大な公園がいたるところに点在し、トイレや大型遊具などの設備もきれいに整備されています。家の近くに大きな公園があると、大人が苦労しなくても子どもを楽しませることができますね。水遊び広場や季節に合わせたイベントもあるため、子どもを持つ親にとっては大切な子育て支援の一つです。

多摩地域の具体的な子育て支援をご紹介

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ここからは、多摩地域にある5つの自治体を取り上げ、特徴的な子育て支援内容について詳しくご紹介します。自治体の財源には限りがあり、どのような支援に力を入れるのかで自治体の子育てに対する姿勢が見えてきます。表面的な数字にとらわれず、子育て支援への本気度が感じられる取り組みをこの機会にぜひ知ってみてください。

【福生市】

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福生市は、日経クロスウーマンが発表している「共働き子育てしやすい街ランキング」で2021年は「都内1位」、7年連続で「全国トップ10入り」を達成しています。また、同じく7年連続で「待機児童ゼロ」も達成しており、4月入園ならほぼ全員が保育園に入ることができています。

また、福生市教育委員会は福生市の子どもたちの「学びに向かう力」を育てるため、慶応義塾大学と協力して取り組みを行っています。「楽しく質問しやすい環境づくり」「自分に自信が持てるような評価」など一人ひとりの個性を活かす授業が行われており、福生市の未来に期待が持てる取り組みですよね!

【青梅市】

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青梅市は、「共働き子育てしやすい街ランキング」で都内では福生市に次ぐ2位を獲得している自治体です。認可保育園の園庭保有率は100%で、子どもたちがのびのびと外遊びができる保育環境が整っています。

小学生のママ・パパにとってありがたいのが、市内の一部の学童で実施している夏休みのお弁当配食サービスです。小学生の夏休みは、なかなか進まない宿題や毎朝のお弁当作りなど本当に大変なので、配食サービスは本当にありがたい支援ですよね。

【東大和市】

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東大和市は、2015年から「日本一子育てしやすいまちづくり」を重要施策に掲げ、子育て支援に積極的に取り組む自治体の一つです。市の北側に広がる多摩湖の周囲にはジョギングコースが整備され、子連れでの散歩やサイクリングにも最適ですよ!

東大和市の特徴的な子育て支援の一つが「公立学校での小中一貫教育」です。文部科学省によると、小中一貫教育により「中学進学に関して不安を感じる生徒が減少した」「勉強が好きと答える児童生徒が増えた」などの成果が報告されています。また、お茶摘み体験の実習があったり、PTAとは別に結成された「おやじの会」がある小学校があったりと、地域の温かさを感じられる自治体ですね。

【府中市】

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府中市は、「くらやみ祭り」などのお祭りやイベントが数多く開催され、子育て世帯がにぎやかに暮らせる街です。府中駅近くの子ども家庭支援センター「たっち」では、リフレッシュなどを目的に1歳から未就学児までの子どもを預かってもらえます。身近に預けられる場所があることは、パパ・ママの安心につながるのではないでしょうか。

また、府中市の子どもの医療費について、2023年度からは高校生も完全無償の対象になる予定です(現在は中学生まで)。市内には東京都の小児医療の拠点となる「都立小児総合医療センター」が24時間365日診療を行っており、子どもの医療体制にも大きな信頼感を持つことができます。

【町田市】

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町田市も子育て支援が充実している自治体の一つで、特徴的な支援の一つに「送迎保育ステーション」の活用があります。「駅前の送迎ステーションまで子どもを連れて行けば、バスで保育園まで送ってくれる」とテレビでも取り上げられて話題になっていますが、町田市では2017年からいち早く導入してきました。「うちの自治体でもやってほしい」と全国から施策をうらやむ声が相次ぐ施策となっています。

また、「子どもセンターまあち」は、乳幼児の遊び場だけではなく、中高生が「自習室」や「音楽・ダンス練習場所」として利用できる子どもセンターです。子育てセンターは小学生までが対象という自治体が多い中、中高生まで利用範囲を広げたことで、幅広い年代が集まって地域交流が行われています。


多摩地域には緑豊かな自然環境や、住民同士の温かい繋がりを活かした子育て支援を行っている自治体がたくさんあります。「多摩地域は子育てがしやすい」と感じる理由は、ただ子どもがのびのびと過ごせるだけではなく、大人にとっても暮らしの満足感が高いからではないでしょうか。多摩地域では、今回ご紹介した自治体以外にもユニークな取り組みを行う自治体が多くあり、たくさんの子育て世帯から選ばれるエリアとなっています。

文/たまちっぷす編集部(わたなべ みかこ)

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