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我が子に"生まれ順あるある"は当てはまる?

 

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第一子、真ん中っ子、末っ子、一人っ子の特徴

「我が家の末っ子と似たようなことをしていると思ったら、その子も末っ子だった!」という経験はありませんか?
生まれた順やきょうだい構成が性格に影響を与えることがあるようです。生まれ順による性格の特徴を知ることで、お子さんをより理解できるかもしれません。

そこで今回は、第一子、真ん中っ子、末っ子、一人っ子、番外編として双子の性格の特徴を、パパママの声を交えてご紹介します。
「当てはまる?」「当てはまらない?」とご家族で話しながら、生まれ順にまつわる〝あるある〟をぜひ一緒に楽しんでみてください!

生まれた順が性格に影響するといわれるのはなぜ?

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同じ家庭で育っても、きょうだいがいるか、何番目に生まれたのか、さらには親の子育て経験やそのときの家庭の状況などで、子どもの成長環境は大きく異なります。
例えば、親の立場からすると、第一子のときは何もかもが初めての経験となり、慎重になったり、不安を抱えながら子育てをすることが多いでしょう。一方で、2人目以降は経験があるため、落ち着いて対処できることが多くなります。

また、家庭の状況や子どもの人数によって、親が一人ひとりにどれだけ時間や手間をかけられるかは変わってきます。子どもの立場からすると、親からの愛情を独占するために、自分をアピールする必要があるかどうかなど、環境によって行動や性格に違いが生じることもあります。

まじめな気質の子が多い?【第一子】の育つ環境と特徴

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第一子の場合、親は慎重になりがちで、しつけや教育に力を入れる傾向があります。そのため、素直で、規則やルールをきちんと守るまじめな気質が育ちやすいといわれています。

  • 任せられたことをしっかりこなす
  • 責任感が強い
  • 努力を重ねて学業などで成果を出す
  • 甘えるのが苦手
  • 面倒見がよい
  • リーダー的な役割を担う

などが第一子の特徴です。

抜群の適応力を持つ!?【真ん中っ子】の育つ環境と特徴

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真ん中っ子は、自分の理屈を押し通そうとするきょうだいに挟まれることで、両者が妥協できる案を考え、みんなが納得できるような調整力を身につけていきます。

  • 誰とでも仲良くできる
  • 周囲の空気に敏感で他人の意見に流されやすい
  • 無理のない現実的な目標を設定する
  • 自立心が強い
  • 若いうちに家を出る傾向がある

などが真ん中っ子の特徴です。

冒険心はピカイチ!?【末っ子】の育つ環境と特徴

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末っ子は、親にとって最後の子育てであり、さらに助けてくれるきょうだいが多いことから、甘やかされやすく、誰かが面倒を見てくれる環境で育つことが多いとされています。

  • 人の輪の中心にいるのが好き
  • 甘え上手・自分のペースで物事を進める
  • 新しいことに挑戦する
  • 要領がよく世渡り上手

などが末っ子の特徴です。

自信にあふれる平和主義者!?【一人っ子】の育つ環境と特徴

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一人っ子は、きょうだいと分かち合う必要のない環境で、第一子のように慎重かつ丁寧に育てられることが多いです。親の愛情を一身に受けるため、自信にあふれています。

  • 平和主義者
  • マイペース
  • 同世代より年上との関係が得意
  • 物事を理論的に考える
  • 高い目標を達成しようとする意欲がある
  • ひとり遊びが得意

などが一人っ子の特徴です。

番外編:【双子】の育つ環境と特徴

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双子や三つ子は、誰が兄や姉であるかといったことよりも、ほぼ同時に生まれ育つという環境が大きく影響を与えています。

  • 親の注意を引くため目立ちたがる
  • お互いの違いをアピールしながら個性をはぐくむ
  • 周りから比較されることを嫌う
  • 成長とともにお互いに強い絆を形成していく

などが双子の特徴です。

パパママに聞きました!
"生まれた順で性格が違うと感じたことはある?どんなところ?"

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わが子は3姉妹で、自分も3人きょうだい。親戚も3人きょうだいなので、『やっぱり〇〇ちゃんは2番目だね。』などと話すことがある。私が感じるのは、第一子は『やさしい』、真ん中の子は『しっかりしている』、末っ子は『たくましい』。(専1、高2、中2のママ)

自分やわが子をみると、一人目の子はおとなしくて様子をうかがう。下の子は活発でやることが早かったり、行動範囲が広かったりする。そして、要領がいい。(高2、中3のパパ)

うちは一人っ子。きょうだい喧嘩がないからか、打たれ弱く、低学年のうちは泣いて帰ってくることが多かった。また、物欲もなければ競争心もなく、運動会でも1位になりたいという思いはあまりなさそう。ちなみに、私自身は双子姉妹。学校であったことももちろん同じなので、先を競ってお母さんに話をしていた。双子の姉は、『同じ』にしても『違う』にしても比べられるのが大嫌い。くっつく双子と離れる双子といるけど、うちは離れる双子だった。(小4のママ)

長男はやさしくて慎重な性格だけど、どこか抜けていて世間知らず。やりたいことをやるのは次男で自由すぎる。末娘は甘え上手。(27歳、24歳、高1のパパ)

上の子のときは親も慎重になるから、ゲームやスマートフォンを使わせるのも遅いし、ルールも厳しくなりがちだった。下の子のときは上の子がもうやっているし、親も手をかけてられないから『まいっか』と使わせるのが早くなった。だから上の子は下の子よりもしっかりしているけど、甘えるのが下手。(中2、小5のママ)


お子さんやご自身、または配偶者に当てはまる特徴はありましたか?
親やきょうだいだけでなく、祖父母、先生、友人など、周囲から大きな影響を受けることもあります。また、育つ環境によっても性格が形作られるため、生まれ順による特徴が当てはまる場合もあれば、そうでない場合もあるでしょう。
「第一子だからまじめ」などと決めつけるのではなく、性格を客観的に捉えるきっかけとして、きょうだい〝あるある〟を楽しんでみてください。

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取材・文/武藤由美子(Neem Tree)

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