小学生パパママ発!子どもの成長を感じてほっこりする瞬間
ふとした瞬間に感じる、子どもの成長。まだまだ幼いと思っていたけれど、思いやりあふれる行動や、やさしい言葉、勇敢な姿に、ハッとさせられることはありませんか。
今回は、小学生のお子さんを持つパパママの、わが子の成長を感じてほっこりしたエピソードをお届けします。
子どもの成長を感じるのはどんなとき?
発達がめざましい赤ちゃんの頃は、「寝返りした」「お座りした」「言葉を発した」などと、成長の変化を感じやすい時期です。
一方で、年齢が上がると自分でできることが増えるので、目に見えた形での成長はわかりにくいもの。みんなは、どんなときに子どもの成長を感じているのでしょうか。
できなかったことができるようになったとき。(小1のママ)
大人と対等に会話をするようになってきたとき。(小6、小3、小1のママ)
友達やきょうだいに対してやさしく接している姿を見たとき。(小2、3歳のママ)
親の身長に迫ってきたとき。(小6、小3のママ)
頑張る姿を見たとき。(小4のママ)
自分から挨拶ができたり、お礼を言えたり、人として当たり前のことができるようになったとき。(小3、小2、5歳のパパ)
子どもの成長にほっこりしたエピソード集
続いて、わが子の成長に心が揺さぶられた、具体的なエピソードを教えてもらいました。
◆できなかったことができるようになった
保育園時代は身支度ができなかったのに、1年生になって、自分で時間割ができるようになった。わずか1~2ヵ月の間の大きな変化に感動したことを覚えている。(小6、小3のママ)
小学校に入学して、ひとりでお風呂に入れるようになった娘。あんなに甘えん坊で、なんでも"ママ、ママ"だった子が長い髪を自分で洗い、ドライヤーでしっかりと乾かす姿にうるっときた。娘の成長はうれしい反面、ちょっぴりさみしくもあった。(小1のママ)
文字の読み書きに難しさを感じ、音読が苦手な長男が弟のために絵本の読み聞かせをするように。たどたどしくも最後まで読み切ることができたときは、涙が止まらなかった。(小2、4歳のママ)
習い事のプールの検定試験で、頑張っているのは、合格祝い狙いだとばかり思っていたけれど、「もっとうまく泳ぎたい」という子どもの言葉を聞いて見直した。(小3、小2、5歳のパパ)
小学1年生の冬頃まで、ときどきおねしょをしていた息子。小学校に入学してからは自分でシーツを外し、下洗いして洗濯かごに入れるように。その後ろ姿がなんだかいじらしくて、思わず"ママがやるから大丈夫だよ!"と声かけしたくなったけれど、息子の大事な成長過程だと捉えて見守った。(小4のママ)
◆やさしさや思いやりを感じた
いたずら好きで甘えん坊の弟は、お兄ちゃんの大事なものを隠しては、「○○隠しちゃったよ~」とお兄ちゃんを挑発!でも、隠してある場所はいつも同じ。わからないふりをして、弟の遊びに付き合ってあげる姿にほっこり。(小1、5歳のパパ)
おやつの数が割り切れないとき、下の子に多く分け与える長女の姿を見て、あたたかい気持ちになった!(小2、3歳のママ)
睡眠時間を削って仕事をしていたら、パソコンの上に"ちゃんとねてね!"というメモが。じ~んとしてしまった。(小4、小2のママ)
保護者会で、息子の友達のお母さんから声をかけられた。お友達が授業中に突飛な発言をしてクラスのみんなが笑ったり、バカにするようなことを言ったりした中、息子はそれをせず、かばったとのこと。『笑いものにされて恥ずかしくて泣きたくなったけれど、○○くんに救われた』と感謝された。相手の気持ちになって物事を考え、自分が正しいと思える行動ができる子に育ってくれていることが何よりうれしかった!(小6のママ)
夫婦ゲンカをしたあと、ふたりで入れたココアを持ってきてくれた。いい子たちだなぁ~と、しみじみ!(小6、小3のママ)
自分が作った料理を「一番うまい!」とほめてくれたこと。また、頑張ってつくろうと励みに。(小3、小2、5歳のパパ)
◆体や心の変化
一緒に歩いていたとき、手をつなごうとしたら振りほどかれた。少しさみしかったけれど、これも成長の証!(小3のママ)
娘は小5で私と靴のサイズが同じになった。あるとき、私のパンプスを履いた形跡が。これから一緒にショッピングしたり、服もシェアしたりできると思ったら、ワクワクした!(中1、小5のママ)
とある朝、子どもを叱ってから出勤。言い過ぎちゃったかなと反省して帰宅したら、テーブルの上に手紙が。おぼえたての平仮名で「きょうはわがままをいってごめんなさい。もういわないから」と。成長を感じた瞬間だった。(小1、5歳のパパ)
去年の夏頃から声がかすれて低くなってきた長男。おやすみのハグをさせてくれるのも、今日が最後だと思って毎日を過ごしている。(小6、小3のママ)
家族で出かける予定があったが、友達との遊びを優先した娘。久しぶりの家族そろっての外出だったのでしょんぼりしつつも、キラキラした笑顔で出かけていく娘を見て幸せな気持ちになった!(中2、小6のママ)
◆頼もしさを感じた
逆上がりや縄跳びの二重跳びなど、苦手なことでもあきらめず、練習を続けて最終的に克服していく息子の姿には、いつも勇気をもらう!(小3のママ)
一緒にバラエティ番組を見ていて私が発した言葉に、『その言い方はよくないと思うな』と長男。ごもっともすぎて、言葉が出なかった。と同時に、稚拙な自分が恥ずかしくなった。(小6、小3、小1のママ)
葬儀のときに、大人の言動をみて兄弟を静かにさせたこと。空気を読めるようになったことに関心。(小3、小2、5歳のパパ)
思わずドキッとした!うるっとした!
子どもの成長を感じた一言
普段の会話の中にも、成長を感じる瞬間はあるもの。永久保存したくなるような、子どもたちの言葉集を紹介します。
頭痛がひどいときに、当時小1の娘が『いつも忙しすぎるから、神様が休みなさいって言っているんだね』と声をかけてくれた。的を射た言葉に思わずドキッ。本当に忙しくて余裕のないときだったので、考えさせられた。(中1、小5のママ)
夫が突然の飲み会で帰宅が遅くなると連絡をしてきたので、『ふざけるなー!』『食事作る前に言え~!』と悪態をついていたら、『でも好きなんでしょ。イヤなところがあっても好きだからリコンしないんでしょ』と娘。はい、その通りです......(小1のママ)
仕事が山積みでイライラしていたら、『がんばってもがんばらなくても、ママのことがずっと大好きだよ』と言われて、肩の力が抜けた。思わず涙がポロリ。(小3のママ)
夕食中、息子が小1のときに『○○ちゃんと△△ちゃんから好きって言われたけれど、僕は返事しない。だってどっちかが悲しむことになるから』と話していたのにはびっくりした。(小6、小3のママ)
祭りで獅子舞を踊る自分を見て、「大変そうだけど、10歳になったらぼくもやる!将来パパと一緒に踊る!」と言ってくれたこと。25年続けてきてよかったと涙ぐんだ。(小3、小2、5歳のパパ)
仕事が遅くなり、帰宅後あわてて食事の準備をしていたら、『大丈夫?何か手伝えることはある?』と、声をかけてくれた息子。キミはパパの100倍イケメンだ!(小6のママ)
サンタクロースの存在に疑念を抱いた次男に長男が言った言葉『いると思っていたら来つづけるし、いないと思ったら静かに去っていくよ』にしびれた。(小6、小3、小1のママ)
忙しい毎日の中では、じっくりと子どもと向き合う時間が取れないこともしばしば。
でも、子育ての期間はあっという間だからこそ、わが子の成長は見逃したくないですよね。
日常のやり取りの中にこそ、子どもの成長を感じる瞬間はあります。
次の休日は、いつも以上に、子どもの会話や行動に意識を向けてみるのもいいかもしれません。
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取材・文/羽田朋美(Neem Tree)