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一日中楽しめる施設がいっぱい!府中市 vol.30

 
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多摩地域の中心に位置する府中市には、多摩地域エリア最大の卸売市場【大東京綜合卸売センター】や、電動式ゴーカートに乗れる【府中交通遊園】、水遊びの池やプラネタリウム、復元建造物がある【郷土の森博物館】など、規模が大きく一日中遊べる施設がいっぱい!
朝早くから出かけても丸1日たっぷり楽しめる府中市の散策をお楽しみください。

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7:00 大東京綜合卸売センター ~朝食を食べる~

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JR南武線・武蔵野線府中本町駅から徒歩約15分のところに、プロが使用する本場の食材を購入できる【大東京綜合卸売センター】があります。
センター内には、第1から第5まで通路があり、卸売センターと言う名の通り、水産から生肉青果、お茶、乾物、スパイス、定食屋さんまで約80店舗近くのお店が入っています。オープンは早朝5時から。7時ごろに朝食の提供が始まります。

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土曜日はたっぷりあるイートインスペースが埋まるほどの人気ぶりで、第1通路には新鮮な刺身を使った海鮮丼や銀だら西京焼き定食など、市場ならではのメニューが楽しめる<おさかな食堂うおよし>、第2通路には、具だくさんのサンドイッチやフルーツサンド、注文後に揚げる揚げパンを販売する<時時(ときどき)>など、卸売センターならではの食材をたっぷり使ったメニューが人気です。

お子さんにおすすめのお店が、4と5通路にある<泉屋 C&C 府中店>。
これでもかというほどのたくさんのお菓子が揃う巨大お菓子売り場で、朝6時から営業しています。定番のお菓子はもちろん、グミを作ったり、練って完成させる知育系お菓子、駄菓子、海外のお菓子まで幅広く取り揃えています。土曜日には、森永製菓の菓子「チョコボール」のキョロちゃんなど、お菓子のマスコットキャラクターが遊びに来ることも。お子さんも来るたびに大興奮できるお店です。

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キッズボイス
いろいろなお店がたくさん入ってて楽しい! ジュースやクレープ、アイスもある。たのはた牧場のミルクソフトクリームがおいしかった。季節限定の味があったよ!

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パパボイス
精肉専門店が7店舗あり、豚足、牛すじ、かしらなど、通常のスーパーではなかなか手に入らない部位が新鮮で安く購入できる。料理好きにはたまらない場所。

【INFORMATION】
大東京綜合卸売センター
https://www.fuchu-doc.co.jp/

10:00 府中市立交通遊園 ~遊ぶ~

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大東京綜合卸売センターから多摩川方面に歩いて約5分、府中市郷土の森公園の中に、子どもたちが楽しみながら交通安全の知識や交通ルールを学ぶことができる、入園料無料の【府中市立交通遊園】があります。
園内には、信号や横断歩道、歩道橋があり、本当の道路のように交通ルールを守って運転などを体験することができます。
さらに、路線バスやコミュニティバス、消防車、蒸気機関車などの本物の車両の展示があり、乗り物好きにはたまらない施設です。
路線バスやコミュニティバスは実際に乗車できるうえに運転席にも座れるので、お子さんはハンドルを回しながら運転している気分を味わえます。

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園内では足踏み付きのゴーカートや自転車を無料で借りられるだけではなく、有料で電気電動式とエンジン式のゴーカートに乗れます。

中学生以下のお子さんが対象で、小学2年生以下の場合は、保護者と同乗して走行できます。1周100円ととてもリーズナブルです。同様に乗車賃1回100円の小型のバッテリーカーのエリアもあり、小さなお子さんから小学生のお子さんまで楽しめます。
売店もあり、お菓子やアイスも売っているので園内でのんびり遊べます。

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キッズボイス
公園内にあるプールを楽しんでから、交通遊園で遊ぶよ!たくさん遊べてとっても楽しい!

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ママボイス
1周100円で本格的なゴーカートに乗れる!アクセルとブレーキの操作を親子一緒に楽しめた!

【INFORMATION】
府中市立交通遊園
https://www.city.fuchu.tokyo.jp/shisetu/kankyo/koen/kotuyuen.html

11:30~ 府中市郷土の森博物館 ~見る~

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府中交通遊園から郷土の森公園を抜け、歩くこと約10分のところに、【府中市郷土の森博物館】があります。
府中市郷土の森博物館は、開館から35年以上が経過し、老朽化が著しいため改修し、7月20日より全館リフレッシュオープンしています。展示物等に変更はありませんが、新しく授乳室が作られるなど、より過ごしやすくなりました。

府中市郷土の森博物館は、郷土の森公園の道路を挟んだ向かい側と立地のよい場所にあります。
敷地面積は約14haと広大な土地には、江戸時代から昭和初期の多くの建築物と森が一体となった野外博物館で、府中の歴史と四季折々の自然を楽しめます。

春には梅や桜、初夏には紫陽花、秋には彼岸花と一年中さまざまな花々が楽しめ、たくさんの観光客が訪れます。
園内の自然を散策しながら楽しめるのは、府中で最初の郵便局である<旧府中郵便取扱所(旧矢島家住宅)>や、明治天皇が府中へ訪れる際に休まれた<旧田中家住宅(府中宿の大店)>、本格的な純和風数寄屋づくり<茶室 梅欅庵 (ばいきょあん)>、昔の農家や町屋など、府中の歴史を知ることができる歴史的建造物です。

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本館には、天の川の1億個の星を再現する投映機と高性能レーザープロジェクターを組み合わせた最先端のプラネタリウム施設があり、ファミリーに人気です。どの座席からも、大自然のなかで星空を眺めているかのような大きなスクリーンで星空を存分に見渡すことができます。

夏には、階段状の大きなじゃぶじゃぶ池<水遊びの池>が開放され、池にはカラーボール、岩からは定期的に水が噴射されるなど、お子さんが夢中になって遊べます。
国立博物館から寄贈されたティラノサウルスの模型もあり、大人も子どもも存分に楽しめる施設です。

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キッズボイス
アニメのキャラクターとコラボしたプラネタリウムもある。行くたびに内容が変わるので楽しい!

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パパボイス
定期的にイベントが行われていて、楽しい。以前はプラレール展を行っていたこともあり、巨大プラレールの展示に子どもたちが大興奮だった。

【INFORMATION】
府中市郷土の森博物館
https://www.fuchu-cpf.or.jp/museum/
※今年度のボールプール開催期間:2024年6月1日~9月29日

14:00~ 青木屋 郷土の森工場売店 ~買う~

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府中市郷土の森博物館から郷土の森公園方面に戻ること、歩いて約5分のところに府中の銘菓がお得に買える【青木屋 郷土の森工場売店】があります。
青木屋とは、明治26年創業の老舗菓子店で、デパートや直営店で販売する手づくりの和菓子や洋菓子を製造しています。
工場の横に直売所が併設され、生産途中で欠けたり、重量が基準よりも不足してしまったお菓子をまとめてアウトレット価格で販売している穴場スポットです。もちろん他店舗と同じく通常商品の取り扱いもあり、さまざまなお菓子を購入できます。

一番人気は、職人が丁寧に焼き上げたバームにチョコレートクリームを詰めた、手のひらサイズのバームクーヘン<武蔵野日誌>。ホワイトチョコやストロベリー味も販売されています。

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その他にも、ごろっと国産りんごを詰めたバター香る<武蔵野パイ>や、とろり柔らかいわらび餅にホイップクリームを組み合わせた<クリームわらび餅>など、組み合わせが楽しい創作菓子がいっぱい。

青木屋の強みは、それぞれの菓子と相性のよい自家製のあんこを開発していること。季節によって小豆を戻す水の量や人が手間をかけてこそ出せる細やかさも大切にしています。たくさんの試作を重ね作られたほっとするお菓子をぜひお楽しみください。

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キッズボイス
できたてほやほやのお菓子を売っていた。とってもおいしかった!

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パパボイス
冷凍のバームクーヘンや、抹茶ぷりん、わらび餅などの冷蔵品などさまざまなお菓子を楽しめる。武蔵野日誌が大好きなのでお安く購入できるのはうれしい!

【INFORMATION】
青木屋 郷土の森工場売店
https://aokiya.net/


府中市の真ん中には、府中市の多くのレクリエーションが行われる広大な総合公園【府中市郷土の森公園】があります。公園の内外には、今回ご紹介した大東京綜合卸売センター、府中交通遊園、府中市郷土の森博物館、青木屋、郷土の森工場売店公園が点在するなど、見どころがいっぱい。郷土の森という名前にふさわしい、大きな木々やたくさんの植物に囲まれた府中市の森とともに四季折々の素晴らしい自然を楽しんでみてください。

取材・文/加賀美明子(Neem Tree)

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