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vol.11 宇宙の神秘を知る、見る、体感する1日を~親子でいっしょに空を見上げよう!~

 
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今回のおでかけは調布・三鷹エリア。
このあたりは緑の多い広い公園などが多く、空や宇宙を感じられる施設が点在しています。
今回は、宇宙を感じられるスポットの調布航空宇宙センターからスタートし、飛行機を見ながらランチをしたり、大きな望遠鏡を見たり。
最後は歴史ある日本の家屋で宇宙に関する絵本を見ながら過ごす、ロマンあるプランをご紹介します。

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10:00〜12:00
調布航空宇宙センター(JAXA) 〜学ぶ、遊ぶ〜

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画像提供:JAXA

JR中央線「三鷹」駅、または京王線「調布」駅からバス利用が好アクセス。
ここはJAXA(宇宙航空研究開発機構)の中で、航空技術の研究を推進する唯一の拠点です。

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画像提供:JAXA

展示室では、航空技術や宇宙技術などの研究がわかりやすく紹介されています。
実際に使用した機体や模型、パネルの展示がずらり。「はやぶさシミュレータ」では、2003年に宇宙に打ち上げられ、2010年に地球へ帰還した小惑星探査機「はやぶさ」の操縦がゲームのように楽しめます。
「はやぶさ」の打ち上げや通信途絶からの回復、大気圏再突入などのシーンを体験。
ほかにも、未来のスペースプレーンで宇宙ステーションへ行くような気分まで味わえるシミュレータも。

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画像提供:JAXA

屋外には戦後初の国産旅客機「YS-11」のコックピットが展示されています。
実際の操縦席にも入ってみましょう!

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画像提供:JAXA

計器類がずらりと並んだYS-11のコックピット。パイロット気分を味わえて、お子さんのキラキラとした表情が見られそうです。こちらは1日3回(10:30〜、13:30〜、14:30〜)見学ツアーが開かれています。

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画像提供:JAXA

航空ゾーン、宇宙ゾーン、基盤技術ゾーン、ビデオシアターに、未来のスペースプレーンの模擬操縦体験ができる「スペース・ミッション・シミュレータ」など、情報も展示も盛りだくさん。見学できるのは平日のみで、入場料は無料ですが、10人以上の団体で行く際には事前予約が必要です。

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パパボイス
土・日・祝日はお休みだから、振替休日に来られてよかったな。

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キッズボイス
『はやぶさシミュレータ』のゲーム、すごく楽しかったね!

【INFORMATION】
調布航空宇宙センター
https://fanfun.jaxa.jp/visit/chofu/

12:15〜13:00 プロペラカフェ 〜食べる〜

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調布航空宇宙センターから車で9分ほどの調布飛行場内にあるのが、プロペラカフェ。
飛行機のチャーターや販売、整備をおこなっている日本エアロテックが運営しています。
もともとは社員のための食堂としてオープン。広々とした店内は、アメリカンダイナーのよう。
いつしか、飛行場に来る人たちの憩いの場になり、ボリュームたっぷりのランチメニューほか、スイーツやドリンクメニューも充実しています。

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たまごがふわふわとろとろ、プロペラカフェの一番人気!
とろとろオムライス 1,050円

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カリッとしたバンズのバーガーにポテトフライのアメリカンな一品
プロペラバーガー 1,050円

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飛行機のクッキーがかわいい、ジュース付きセット
プロペラキッズプレート 600円

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カフェの窓から見える飛行場の景色

窓の外には滑走路があり、飛行機の飛ぶ様子が見られるので、飛行機好きのお子さんは大興奮。
カフェのすぐ横には飛行機の格納庫があり、セスナ機やヘリコプターが並んでいます。

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ママボイス
野菜たっぷりのロコモコを食べたけど、ボリューム満点でおいしかった♪

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キッズボイス
セスナ機の飛ぶ姿、かっこよかったー!

【INFORMATION】
プロペラカフェ
http://malibu.jp

13:15〜14:30 国立天文台三鷹キャンパス 〜学ぶ、見る〜

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2002年に国の登録有形文化財になっている
「第一赤道儀室」
画像提供:国立天文台

「第一赤道儀室」にある口径20センチメートルの望遠鏡は、1938年から61年間、太陽黒点のスケッチ観測に活躍したもの。ここは施設内で最も古い観測用の建物です。

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口径20センチメートルの望遠鏡

太陽黒点とは、太陽の表面に見える黒いホクロのようなもの。
太陽の黒点が増えるほど、紫外線の量は増加し、地球上にはより多くの太陽エネルギーが降り注ぎます。

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65センチメートル屈折望遠鏡

こちらは、天文台歴史館(大赤道儀室)にある屈折望遠鏡。
65センチメートルというのは、屈折望遠鏡としては日本最大口径です。
この屈折望遠鏡は1929年に完成し、1998年に引退。現在では日本の天文学の記念碑として保存されています。

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6mミリ波電波望遠鏡

こちらは1970年に完成した世界で3番目、国内では初めてのミリ波電波望遠鏡。
電波望遠鏡を使うことで、太陽の表面の激しい爆発現象や物質を放出する様子や、新しく誕生する星の材料の分布、そこから新しい星が誕生しつつある様子を知ることができます。

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4D2Uドームシアター

そして、こちらは大人気のプラネタリウム。
4D2Uとは、4次元デジタル宇宙を意味し、3次元空間に時間1次元を組み合わせたという、未知の立体的な世界の40分間の旅を体感できます。
参加費は無料。とても人気があるので、開催日を確認し、早めにネットで予約しておきましょう。

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キッズボイス
65センチメートル屈折望遠鏡は迫力満点だったね。

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パパボイス
平日なら、国立天文台内の東大の大学生協で国立天文台グッズが買えるよ。

【INFORMATION】
国立天文台
hhttps://www.nao.ac.jp

14:35〜15:30 三鷹市 星と森と絵本の家 〜読む〜

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2009年オープンの絵本を楽しむ施設で、国立天文台の敷地内にあります。

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大正時代に建てられた建物は、高等官の官舎だった旧1号官舎。
文化財として価値があるために取り壊されずに残されていたもので、現在の建築基準法に適合した耐震化がされています。そのたたずまいは、大正・昭和の時代にタイムスリップをしたかのよう!

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読書室

「星」「森」「絵本」「家」という4つのテーマがあり、それぞれに関心を持つ人々が集い、多くの市民との協働で運営。
読書室には2,500冊にも及ぶ絵本が並び、貸し出しはしていませんが、官舎内ならどこでも自由に持ち出して読むことができます。

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中庭では積み木や竹馬などで遊ぶことができます。
また、ボランティアによるクラフト体験やおはなし会などのイベントも開催されています。
イベントのスケジュールはホームページで確認できます。

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ママボイス
竹馬、ひさしぶり! なつかしいなあ。

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キッズボイス
星や宇宙の絵本がたくさんあって、おもしろかったよ!

【INFORMATION】
三鷹市星と森と絵本の家
https://www.city.mitaka.lg.jp/ehon/


空を見上げるだけで、まったく知らない奥深い世界が広がっています。
そんな世界をお子さんと一緒に体感する1日。
自分たちの住む地球を小さく感じたり、タイムスリップしたような時間を過ごしたりするひとときは、いつもの週末とは違った会話が広がる時間となりそうですね。

取材・文/今井美由紀(Neem Tree)

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