vol.4 お花見をしながら向かった先で アクティブに春を楽しもう!
写真提供:西武・狭山丘陵パートナーズ
重い上着を脱いでおでかけできる季節がやってきました。桜やチューリップなど、⾊鮮やかな花の開花が、ワクワクする気持ちを⾼めてくれますね。今回はお花⾒をしながら野⼭北公園へ向かい、アスレチックや遊具で体を動かしたり、⾒ごろを迎えているカタクリの花を愛でたり、ちょっと早起きしてアクティブなおでかけプランのご提案です。近くの温泉もいい感じ。⼼地よい疲労感を感じながら⼊る、まだ明るい時間帯の⼤きなお⾵呂は格別です!締めには古民家でほっこりして過ごす一日です。
8:20頃 野⼭北公園⾃転⾞道~サイクリング~
©一般社団法人武蔵村山観光まちづくり協会
⾃然豊かな多摩地域では、いたるところで桜が⾒ごろを迎えます。特に⾒逃せないのが、「野⼭北公園⾃転⾞道(通称:⽔道道路)」。ソメイヨシノが並ぶ桜並⽊は、⾞が通らないのでサイクリングやお散歩しながら、ゆっくり桜を⾒ることができますよ!
パパボイス
「⽔道道路から横⽥トンネル⽅⾯に抜ける、約 4km のサイクリングが気持ちいいんだよね!」
8:30〜10:30 野⼭北・六道⼭公園あそびの森・冒険の森~遊ぶ~
さぁ、続いて野山北・六道山公園に到着。ここは豊かな⾃然が残された、都⽴公園の中でも最⼤の公園です。園内に⼊れば、⼀⾯雑⽊林が広がります。澄んだ空気と新緑がすがすがしくて気持ちいい!
⽊製遊具の最初にあるのが「ウサギの⼭のぼり」。⼿⾜をフルに使って出発!
ロープで吊られた丸太を渡り歩く「イタチのおいかけっこ」で斜⾯を上っていくよ!
ネットクライムや丸太橋のある「サルのとりで」をスイスイと。だんだん⽊製遊具の扱いが
慣れてきたかも?
「動物たちの⼤移動」と名付けられたロングすべり台で、⽊々の間をスルスル〜。
遊具をひと通り楽しんだら、隣の⼭にある「冒険の森」へ。今度はアスレチックに挑戦です。綱をよじ登る「バラック遊具」、くもの巣のようにロープを張りめぐらせた上を歩く「くも⽷渡り」、「ターザンロープ」など、⼩さなお⼦さんもママやパパにサポートしてもらいながら体験することができます。転んだり尻もちをついたりしながらも、勇気を出して挑めば、体も⼼もたくましくなりそうです。
キッズボイス
「『あそびの森』には『ウサギの⼭のぼり』、『動物たちの⼤移動』など、森に住む動物の名前が⼊った⽊製遊具がいっぱいあったよ」
ママボイス
「『観察展望デッキ』は⻑さ約 60m にわたって、⽊々の緑の中を約 8m の⾼さで空中散歩が楽しめる!」
10:45〜11:15 カタクリ群⽣地~自然に触れる~
野⼭北公園には、もう 1 カ所、この時期⾒逃せないスポットがあります。それが、「カタクリ群⽣地」。斜⾯に約 2 万株のカタクリが⾃然群⽣しています。3〜4 ⽉上旬が開花時期で、紫⾊の可憐な花が⼀⾯に広がります。夜間や⾬の⽇には閉じてしまうので、よく晴れた⽇のお昼くらいの時間をめざして出かけましょう。カタクリの球根から抽出したデンプンの粉が⽚栗粉です。しかし最近は、じゃがいもやサツマイモから抽出した⽚栗粉の⽅が主流になっていますね。
ママボイス
「花⾔葉は『初恋』、『寂しさに耐える』。花びらが下向きに咲くことから、恥じらいや切ない恋を連想しているそう」
【INFORMATION】
野山北・六道山公園
https://www.sayamaparks.com/noyama/
写真提供:西武・狭山丘陵パートナーズ
11:30〜13:30 村⼭温泉かたくりの湯~ランチ~
野山北・六道山公園すぐ横にあるのが、「村山温泉かたくりの湯」。地下 1,500mから汲み上げられた天然温泉で、露天や炭酸泉、打たせ湯などが楽しめます。
青空を眺めながらの露天風呂は開放感があって気持ちいい!
施設内には屋内プールも併設されています。こちらは丸い円の形をした「円形プール」。ほかにも、しっかり泳ぎたい派でも満足できる「運動浴プール」や泡のでる「気泡プール」、小さなお子さんが遊びやすい「子どもプール」に「ジェット浴」など、さまざまなプールが楽しめます。
村山肉汁かてうどん
入浴後には施設内でお食事もできます。地元食材をふんだんに使った定食メニューなどが味わえます。
【INFORMATION】
村山温泉 かたくりの湯
https://www.katakuri-y.com/
キッズボイス
「村⼭うどんは地元のソウルフードなんだって! やっぱりおいしいね」
パパボイス
「同⼀料⾦でお⾵呂とプールが利⽤できて、休日は3時間までのんびりできるのがいいね」
14:00〜15:00 ⾥⼭⺠家~学ぶ~
温泉でのんびりした後は少し歩いて里山民家へ移動します。⾥⼭とは、雑⽊林や畑、⽔⽥や果樹園などと、そこに住む⼈々の住居が織りなす、⾃然と⼈の調和がとれた環境のこと。ススキや藁などを乾燥させて使った「茅葺き屋根」の⾥⼭⺠家は、江⼾時代の⺟屋を新築し復元しています。ここでは、「まゆ⽟づくり」や「⽵の⼩物⼊れづくり」など、⾥⼭⽂化の学習や体験ができます。
⽊造平家建ての建物の中は、⼟間、板間、畳間に分かれています。囲炉裏には⽕がついているので、まるで江⼾時代の農村にタイムスリップしたかのよう!
のどかに広がる⽥園⾵景。春の⽥んぼには、ミジンコやミドリムシ、カエルなど、⼩さな⽣物がたくさんいます。
キッズボイス
「おじいちゃんのうちみたいで楽しかった!」
パパボイス
「古⺠家に⼊ったり、⽥んぼでカエルの卵を⾒つけたり。地元でこういう体験のできる場所
があるのはありがたいね!」
桜やカタクリの花と春らしい景色を楽しみながら、冬に縮こまっていた体を思いっきり動かして過ごす休日プラン。地元にある美しい自然と四季折々の景色を存分に味わいながら、お子さんと一緒にアクティブなおでかけを楽しみましょう。
取材・文/今井美由紀(Neem Tree)