vol.8 暑さを忘れて夢中になれる! わくわくあきる野めぐり
秋川渓谷のあるあきる野市は、多摩地域の中でも屈指の自然を満喫できる場所。暑い時期に、透明度の高い秋川の清流で涼むのは至福のひとときです。今回は朝早くに出発して旬の味覚・とうもろこしを購入、そして噴水のある公園でひと遊びして、おしゃれなパン屋さんで休憩、老舗の酒造を巡り、川でひと涼みするコースをご案内します。
9:00〜10:00
秋川ファーマーズセンター 〜お買いもの〜
6〜7月、オープンと同時に駆け込んで手に入れたいのが、採れたてのとうもろこしです。秋川ファーマーズセンターは、その昔、朝採りとうもろこしの街道売りが盛んで、通称「とうもろこし街道」と呼ばれていた五日市街道沿いにあります。
あきる野市のとうもころしは甘みが強く、粒が大きくて種類も豊富。
黄色い身が甘い「ゴールドラッシュ」以外にも、生で食べられる白い身の「ピュアホワイト」ほか、スーパーではなかなか手に入らない品種が並ぶことも多いので、遠方から買いに来る方もたくさんいます。
午後にはほとんどが売り切れてしまうので、開店の午前9時までには到着できるように向かいたいところ。専用の箱に詰めて地方発送も可能なので、親類や友人へのギフトにするのもおすすめです。
パパボイス
茹でたてのとうもろこしをおつまみに、夜はビールを飲むのが楽しみだよ。
キッズボイス
白いとうもろこしは、そのまま食べられるし甘くておいしかった!
【INFORMATION】
秋川ファーマーズセンター
http://www.ja-akigawa.or.jp/farmers2.html
10:15〜12:00
都立秋留台公園 〜遊ぶ・歩く〜
無料駐車場が250台ほどあり、たっぷりと遊べる広い公園です。ブランコやすべり台などの遊具や砂場に、広い芝生広場などがあります。
大きな噴水もあり、夏の期間はじゃぶじゃぶ池として例年解放されています。稼働開始時期や清掃日で使えない日などは、公園のホームページをチェックしてみましょう。
小高い丘の上にあるのは、八角形の展望台。富士山、高尾山、甲府方面の山々を眺めることができます。
ママボイス
家族みんなで体を思いっきり使って遊べる上に、駐車場が無料でうれしい!
キッズボイス
パパと一緒にたくさん遊べて楽しかった!
【INFORMATION】
都立秋留台公園
https://www.tokyo-park.or.jp/park/format/index053.html
12:15〜13:15
ラ・フーガス 〜昼ごはん〜
お腹が空いたところで、地元で人気のおしゃれなパン屋さんへ。平井川沿いにたたずむ一軒家は、ヨーロッパに来たかのよう!
あきる野産の野菜を使ったカレーパンが人気! ほかにも、自家製天然酵母を使ったライ麦パンや旬のフルーツがトッピングされたデニッシュパンにメロンパンなど、たくさんのパンが並びます。
ランチメニューは「スープランチセット 税込¥1,430〜」。
地元産の野菜を中心に取り入れたポトフやミネストローネなどのスープと野菜のマリネ、おかわり自由のパンの盛り合わせ、ドリンクが付いた、とてもお得なセットが食べられます。
ママボイス
ランチにプラス165円で自家製デザートが付けられて嬉しい!
キッズボイス
ヨーロッパを旅しているような気分になれたよ。
【INFORMATION】
ラ・フーガス
http://lafougasse.net
13:30〜14:30
中村酒造 〜お買い物・学ぶ〜
趣ある建造物のこちらも見逃せません。
秋川の近くにあり、江戸時代からお酒を造り続けている老舗の酒蔵、中村酒造です。昔、秋川流域に鶴が飛来したことにちなんで名付けた『千代鶴』や、『髙尾山』という銘柄で知られています。
こちらに来たら、見学したいのが「酒造り資料館」。
明治時代に建てられた2階建ての土蔵造りの資料館には、昭和初期まで使われていた貴重な道具が展示されています。
パパボイス
酒造りの歴史を本ではなく、現物が見られるのがいいね!
ママボイス
お土産に買った冷えた生酒は夏にぴったり。パパ、晩酌が楽しみだね!
【INFORMATION】
中村酒造
https://www.chiyotsuru.jp
※資料館は年末年始を除き毎日開館(12:00~16:30)。試飲・販売コーナーを併設。現在(2022年6月時点)、蔵の中の見学はできません。
14:45〜15:30
秋川河川敷 〜遊ぶ・休む〜
せっかくあきる野に来たのだから、秋川河川敷へ。浅いところであれば足をつけて、子どもと楽しく川遊びができます。
ひと涼みして、あきる野の1日を振り返りましょう。
ママボイス
川の水もきれいで、涼しくて気持ちよかった。
キッズボイス
今度は水着で1日遊びたいな!
川のある景色、自然の恵みを感じながら巡る、夏のあきる野めぐりはいかがでしたか。涼みながら、地元の魅力的なスポットに足を運ぶおでかけを楽しみましょう!
取材・文/今井美由紀(Neem Tree)