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入学準備の進めかた

 

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年が明けて、あっという間に入学準備シーズンの到来です。
たまちっぷすの読者のみなさんの中には、お子さんが春から小学生というご家庭もいらっしゃるでしょう。
気になるのが入学準備。持ち物や持ち物への記名など、やることがいっぱいだと先輩ママから聞いて、ドキドキしている方も多いのでは?
また、入学までに身につけておきたい習慣など、お子さんに伝えるべきことも知っておきたい!
今回は4月に入学を控えた、そんなパパママに向けて、何をどう準備していけばよいかを解説します。

慌てずに安心して小学校生活をスタートできるように、今から少しずつ準備を進めていきませんか?

いつから始めた?入学準備のスケジュール

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準備を進めるにあたっていつ何を準備するのか、おおまかな入学準備に関する予定を確認していきましょう。

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前年2月〜9月頃:ランドセル購入を検討する

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「ラン活」という言葉が広がって久しい昨今。
ランドセルの購入時期は年々早まっており、ピークは入学の前年の4月から5月、そして夏までの購入が多数です。
気になるメーカーや、こだわりの素材がある場合は、時期を逃すと品薄になったり、売り切れてしまう可能性も。早めに調べておくようにしましょう。

【リアルパパ・ママボイス】

入学前年の6月頃、長男にインターネットの商品カタログを見せ、自分で選んだのがコードバン(馬革)のランドセル。少々お高かったけれど、奮発して購入した。
ところが重くて、体の小さな1年生には過酷。お店で試着させるべきだった。(小6・小3・6歳のママ)

ランドセルは6年間使用するものなので、実際に手にとってみた方が絶対によいと思う。
素材によってテカリ具合がまったく異なったのでぜひ実物を見て欲しい。(小3・小1・5歳のパパ)

息子はピンクのランドセルを希望。もちろんどの色が男の子ということもないのでピンクを選んだ。
ただ、年齢が上がるにつれて好みも変わるかもしれないと考え、買い換えることも視野に入れて低価格のものを購入した。(小1のママ)

早めに予約すると割引があるので、入学前年の4月に祖父母と見に行って買ってもらった。(中1のママ)

前年2月〜:勉強机の購入を検討する

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パパやママが子どもの頃は、ランドセルと並んで入学準備用品の定番だった勉強机。
ところが近年は、低学年のうちはリビング学習をする家庭も多く、あえて買わないご家庭も。
その場合は、自室を持つタイミングや受験勉強をスタートするタイミングで購入するようです。
一度購入すると買い換えやすいものではないので慎重に検討してもよいかもしれません。

【リアルパパ・ママボイス】

夫が子どもと勝手にキャラ入りの机を選んできた。ずっと使い続けられるようにもっとシンプルなものがよかったな......(小2のママ)

集中できるようにと、リビングの隣部屋の隅に、ありものの座卓で勉強机のスペースを設けたが、結局はリビングで勉強していた。
低学年のうちは1人でなかなか勉強しないので、無理に買う必要はないと思う。(小2・5歳のママ)

祖父母が入学祝いに1人1台ずつ買ってくれた。祖父母の思いを大切に使ってほしい。(高2・中3・中1のママ)

入学にあわせてツインデスクを購入。今では私の仕事と息子の勉強が一緒にできるスペースとなっている。(中1のママ)

1月~2月:入学説明会と1日体験

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多くの小学校では1月から2月にかけて入学説明会があります。
説明会では各自で用意するもの、学校で用意してくれるものの説明があります。また、体操着や登下校時に使う黄色い帽子などは入学説明会と同時に販売会が開催され購入できる場合も。

確認したいポイント

  • 学校の指定がある持ち物もあります。入学説明会を終えてから購入しましょう
  • キャラクター入りの文房具類は学校によってはNGなことも。あらかじめ確認しておきましょう

入学説明会後~3月:袋類を用意する

入学説明会で用意するものを確認すると途端に準備で忙しくなります。手提げや上履き入れ、体操着袋、防災頭巾カバーなど袋類。
手作りする場合は、入学説明会直後から準備すると、余裕を持ってできるでしょう。
購入する場合は、文房具類の準備と同じ時期にまとめて行えばOK!

2月〜3月:文房具類を用意する

3月:体操着や上履きを用意する

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袋もの以外にも、入学説明会で指定された道具類はいっぱい。文房具類を中心に、順次用意していきましょう。
体操着や上履きは、早く買いすぎて小さくならないように、入学式間際になってから購入するのがいいでしょう。
購入の漏れがないよう、入学までに最終確認をすることを忘れずに!
道具類の用意も大切ですが、教育委員会から届く「入学通知書」などの書類も大事に保管しておいてくださいね。

【リアルパパ・ママボイス】

鉛筆に名前を入れてもらうサービスを利用した。
ただ、注文が入学間近になってしまったため、納期に時間がかかり、ちゃんと届くか心配した。(小3・小1・5歳のママ)

袋類はどこまで手作りする?できる範囲で準備するコツとは?

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保育園や幼稚園の袋類やお昼寝シーツは手作りした方も多いかもしれません。
ところが、小学校の袋類となると、点数が多くて大変。
お裁縫が好きであれば意欲的に取り組めますが、ただでさえ慌ただしいこの時期に手作りする時間を捻出するだけでも大変です。
先輩パパママはどのように対応したのでしょうか?

【リアルパパ・ママボイス】

袋類の持ち物は幼稚園のときには全部手作りだったが、小学校は幼稚園のものをそのまま使い、使えないものは買った。
驚いたのは幼稚園で作った手提げバックを中学校の音楽の教室移動の際に使ってくれていたこと。
感無量!(高2・中3・中1のママ)

小学校になると働いてるママも多いので、手作りにこだわる必要もないかと思う。
手を抜けるところは手を抜いて。そのくらいの方がちょうどいい気がした。(中1のママ)

あってよかったお助けアイテム

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購入したものにすべて名前を書くのは、なかなか骨の折れる作業です。遅くとも入学の1週間前には、持ち物に記名し始めるのが大事。記名の助けとなってくれるスタンプやシール、ラベルプリンターなどの便利アイテムも賢く取り入れましょう。

【リアルパパ・ママボイス】

うちは持っていなかったけれど、ラベルプリンターがあったらよかった。今のラベルプリンターは優秀なので欲しい!(中1のママ)

ネーム印はスタンプ台につけるものより、ハンコの内部にインクが内蔵された浸透印の方がきれいに押せた。インク面を拭き取る必要もないので便利。(小3のママ)

入学前、これをしておいてよかった!

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  • 交通ルール(通学路)を確認する。一緒に歩く
  • 朝起きてから学校に行くまでの準備をシミュレーションする
  • 時間内にご飯を食べ終わる(給食の練習)
  • 困ったときに誰かに助けを求められる
  • 和式トイレの練習をする

など、お子さんの習慣に関する準備もしておくと安心です。
また、入学の記念撮影は学校生活が始まってしまうとなかなか撮る機会がないという声も。
春休み期間中などに前撮りするのがおすすめです。

【リアルパパ・ママボイス】

写真館で記念写真を撮ろうと思っていたのに、いざ生活が始まってしまうとなかなか写真を撮る機会がなかった。
ランドセルがピカピカのうちに撮っておけば良かったと思う。(小2・5歳のママ)

通学路に歩道橋と踏切があるので、それぞれ一緒に歩いて、渡り方の注意を伝えた。(小6・小3・6歳のママ)


小学校入学はご家族にとって大切なイベントです。
気持ちにゆとりを持って迎えられるよう、早め早めに子どもと楽しみながら子どもの成長に合わせて準備できるとよいですね。

文/癸生川美絵(Neem Tree)

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