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先輩パパとママの体験から学ぼう!小1の壁、小4の壁って?

 

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小学校に入ったら、仕事に専念できる時間が増えると思っている方も多いのではないでしょうか。
実は、小学校に入学すると、保育園と比べて放課後の学童クラブの開所時間が短くなったり、小学校4年生からは学童クラブに入りづらくなったりと、共働き家庭を悩ませる「壁」が立ちはだかることがあります。
先輩パパ&ママのリアルな体験談の中から、ぜひご家庭に合った対策を見つけてみてくださいね!

「小1の壁」って? 保育園から学童への移行期を乗り越えよう!

子どもが小学校に上がると保育園のような延長保育がなくなり、長時間預けることが難しくなるため、働き方を変えざるを得ない状況を「小1の壁」と呼んでいます。
困るのは、預け先がないという問題だけではありません。平日のPTAや学校行事に関わることが難しいもどかしさを感じたり、夏休みなど長い休み中の学童のお弁当づくりが大変だったり......。共働き家庭ならではのお悩みが出てきます。
「小1の壁」を経験したパパとママは、どのように乗り越えたのでしょうか。

  • 「職場の協力があって乗り越えられた。また、時間内に仕事を調整する自分自身の対応力も必要だった。周りに迷惑を掛けていることもあるが、常に周りに感謝の気持ちを表すことを心がけている」(中2、小2のママ)

  • 「私の方が出勤する時間が早く、小1の男の子1人にカギを締めて出かけさせることが心配だったので、近所に住む祖父母を頼らせてもらっていた」(小3のママ)

  • 「残業が必要な時はファミリーサポートを利用。いつも同じ方に依頼していたため、子どもも懐いていた。有償だからかえって気楽な面も」(小4・小1のママ)

  • 「1人でも留守番や鍵閉めができるように、自立心を育てた。保育園時代から少しずつ練習を重ね、困った時のため、連絡できる手段や近所の方への協力など体制を整えた」(中1・小1のママ)

祖父母をはじめ、職場、自治体など、周りの方々に協力してもらっているご家族が多いようですね。
困った時は「おたがいさま」!コミュニケーションを密に取り、助けてもらったときは感謝の気持ちを伝えることが大切です。それと同時に、親自身が仕事を時間内で調整するなどの工夫も必要になってくるようです。

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「小4の壁」って? 子どもの放課後の居場所はどうすればいいの?

「小4の壁」とは、「子どもの放課後の居場所の問題」と「10歳前後の発達段階によって生じる問題」の大きく2つがあります。
放課後の居場所の問題を解決するため、2015年4月から「子ども・子育て支援新制度」が施行され、学童の対象児童の年齢が「おおむね10歳未満」から「小学6年生まで」に引き上げられました。
2021年の調査では、全体として前年度より学童クラブの待機児童数は減っているものの、小4の待機児童数では他の学年よりも多く、全国で3,786人います。(厚生労働省「2021年放課後児童健全育成事業の実施状況」より)
では、学童に入らないお子さんはどのように放課後を過ごしているのでしょうか。

  • 「学童クラブに参加するお友達も少なくなり、お友達同士で約束をして放課後遊ぶことがメインに。ママが在宅で家に呼べる子がリーダー的存在になり、呼べない子は仲間に入れてもらえないことも多々あった」(小5のママ)

  • 「今年小4になるので、学童が終了。キッズ携帯かスマホを購入すること、放課後過ごす場所として習い事を1つ追加することを検討している」(小3のママ)

放課後は子ども同士で遊んで過ごしたり、塾や習い事などの居場所を確保したりするケースが多いようです。
とはいえ、まだまだ心配なお年頃。お子さんに携帯電話を持たせたり、学校の先生や他の保護者と密な連携をとるなど、万全なフォロー体制を敷いておきたいところです。

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小4の壁は子どもの成長の証!発達や学習などの課題が出てくる時期

「小4の壁」は別名、「9歳の壁」や「10歳の壁」と表現されることも。
放課後の居場所の問題だけでなく、子どもの発達や学習における課題が表面化してくる年齢です。特徴を3つ挙げてみます。

1.自分のことを客観的に捉えられるようになる一方で、お友達と比較し劣等感を持つことがある。
2.閉鎖的な子どもの仲間集団が発生し、集団内での関係を重視する傾向にある。
3.算数や国語などの難易度が上がり、学習面のつまづきが見られるようになる。

  • 「同級生との性格や価値観の違いに気づき始め、お友達に合わせて過ごすことに疲れていることがある」(小3のパパ)

  • 「反抗期真っ最中。押さえつける指導ではなく、本人を否定しないよう気持ちを聞き、認識や行動言動が誤っている場合は、その理由も付けて納得するまで話し合っている。また、些細なこともできたことを褒めて存在の大きさを伝えることで、自己肯定感が下がらないように気をつけている」(小4・6歳のパパ)

  • 「長男が小4のとき、算数の遅れが顕著になった。他のご家庭は中学受験で塾に通い始めるお子さんも多く、学力差は大きく広がり、息子自身も『算数は苦手』『算数は嫌い』と感じるように」(小1・小5のママ)

高い壁のように思える小4の壁 乗り越える方法はあるの?

「小4の壁」は、放課後の居場所の問題と発達や勉強、生活の問題とが重なり、乗り越えるのが難しそうに感じてしまいますね。周りのパパ・ママはどのように乗り越えているのでしょう。

  • 「算数の個人指導塾に通うことに。話の合う大学生のお兄さんが教えてくれることもあり、楽しく通い、算数の苦手意識も少しずつ薄れてきている」(小1・小5のママ)

  • 「野球チームに入り、団体競技を通じて人に合わせられるようになってきた。野球が上達して褒めてもらえたり、試合で活躍して評価されることで自己肯定感が高まったように感じる。頑張れば結果につながることが分かったのか、苦手な教科の勉強にも取り組む意欲が高まった」(小3のパパ)

  • 「子どもに関心を持ち、コミュニケーションをとる。自分が10歳だった頃のことを振り返り、子どもの気持ちを考えるように」(小4・6歳のパパ)

子どもが困っていると、親としては心配になり、つい干渉したくなるなるもの。
この時期は、その気持ちをぐっと堪えてお子さんの成長を信じて見守り、お子さんが夢中になれるものを見つけることで、お子さん自身が壁を突破する力をつけることにもつながるようです。


考え方を変えてみると、「小1の壁」「小4の壁」は子どもが大きく成長するチャンス。
自分だけで仕事と家庭の両立を抱え込まず、周囲とのコミュニケーションを大切にしながら乗り切りましょう!

取材・文/池田好(Neem Tree)

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