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vol.10 家族時間も自分時間も......心地よさの秘訣

 
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中1のちっとん、小3ののんのん、パパ、ママ、そして3匹の猫ちゃんたちと暮らすファミリー。
マンション住まいから庭のある戸建でのびのびと子育てをしたいと、ちっとんの小学校入学前に町田市へお引越し。
この家で暮らすようになって、7年が経ちました。
庭にタヌキやフクロウが遊びに来たこともあるという、自然豊かな住環境が気に入っているというママ。
平日は、自宅でパパの仕事を手伝いつつ、大事な家族である猫ちゃんたちとの時間やワークアウトの時間も確保。
子育て、仕事、自分時間をバランスよく、そして心地よく過ごす暮らしをお届けします。

7:00 朝の支度/長女のお弁当作り

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6時半に起床して身支度を済ませると、中学生のちっとんのお弁当作りに取り掛かります。

常備菜や冷凍食品も活用しつつ、20分で仕上げます。
最近スープジャーを購入して、とても重宝しています。
前日の夜に多めに作っておいたスープを持たせたり、カレーを持たせることもあります。
お弁当でもあたたかいものを食べさせてあげられるのがいいですね。
最強の組み合わせは、豚汁とおにぎり。
栄養もしっかり摂れておいしくて、娘も喜んでくれます。

8:00 子どもたち登校/コーヒータイム

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朝食を済ませ、子どもたちを学校に送り出した後は、サンルームでコーヒー片手にほっと一息。
猫たちが集まってくると、なでたり遊んだりしながら過ごします。

猫たちは気分によって寄ってこないこともありますが、その距離感がちょうどいい(笑)。
3匹とも保護猫です。本当はもう1匹、おばあちゃん猫がいたのですが、亡くなってしまいました。

4匹いた猫のうち2匹は、ちっとんとのんのんが生まれる前から飼っていて、ふたりが赤ちゃんのときからずっと一緒でした。

ちっとんが赤ちゃんの頃、ベッドから落ちそうになったときに猫がサッと手を出して、落ちないように体を支えてくれようとしたことがあったんです。
結局落ちちゃったけれど、助けてくれようとしたんだなぁって。
その後もちっとんがピアノを弾いているときや宿題をしているときに横にちょこんと座って見守っていてくれたりして、なんだかおばあちゃんみたいだなと思って見ていました。

コーヒータイムが長引かないように注意しているというママ。 少し休憩したら、掃除など朝の家事を終わらせます。

10:00 パソコン作業/
パパの仕事の手伝いや覚えたいソフトの勉強

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ダイニングの奥にある作業スペースで、パソコン作業をスタートします。出産前はご自身もデザイナーとして、雑誌を中心にデザインの仕事をしていたママ。webデザインの会社を経営するパパの仕事を手伝います。

仕事をするのは、子どもたちが学校に行っている間と決めています。帰宅後は、子どもの宿題チェックや一緒におやつを食べるなど、子どもとの時間を過ごします。

そんなママが子どもたちと過ごす時間の中で心掛けているのが、あいさつと会話だそう。

帰宅時の子どものただいまの声と表情を見て、学校で楽しいことがあったかな、とか今日は元気ないな、などと気にかけるようにしています。

14:00 ワークアウト/エアロバイクで"ながら"運動

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以前、足の手術をしたママ。筋力をつけるために購入したエアロバイクでのワークアウトを習慣にしています。

座りっぱなしの仕事なので、意識的に運動する時間を持っています。
......と言っても面倒な筋トレは続かないので、ドラマを見ながら30分から1時間、エアロバイクをひたすらこいでいます。10分くらいやっていると末端まであたたかくなってきます。

16:00 送迎/長女の習い事へ

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車でちっとんの習い事の送迎へ。帰宅後はすぐ夕飯の準備に取り掛かります。

18時に長女が帰ってきたら、夕飯を食べ、今度は塾に送ります。
帰宅して入浴と洗濯を済ませたら、今度は21時に塾へ迎えに行きます。
塾は今のところ週2回。車で10分くらいのところにあるのでなんとかやっていけていますが、
塾の日はやはりバタバタして忙しいですね。夕飯も家族でバラバラにとります。

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家族の楽しみは、まとまった休みやみんなの予定が合う週末に行う屋上バーベキュー。
食材やクーラーボックスに入れた飲み物を運んで、お外ごはんを満喫します。

コロナ前は友達家族を呼んでやっていました。
開放的で気分転換になるし、何より青空の下で食べるごはんはおいしいですね。

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屋上バーベキューの日は、屋上にテントを貼って、子どもたちはここで眠るのだそう。自宅にいながらお泊まりの特別感を味わえるこの日を、ちっとんものんのんも、心から楽しみにしていることでしょう。

子どもたちが大きくなってきて、あと何年家族で遊べるかなと思うと、バーベキューの時間は、かけがえのない時間ですね。"いい時間だったなー"と、あとで振り返るんでしょうね。

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休日は、家族で海釣りに行くことも

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釣ってきた魚を子どもたちと一緒にさばいていただく


子どもはあっという間に大きくなるからこそ、子どもたちとの日常でのコミュニケーションや家族で過ごす特別な時間を大切にしているママ。一方で、「自分にとって大切な時間は?」とお聞きすると、「子どもが寝た後のフリータイム。最近はゲームをしています」と笑っていました。ママとしての自分や家族として過ごす自分だけでなく、自分のために過ごす時間も大切にする。これが、屈託のない、その笑顔の秘訣だと感じました。

撮影/矢部ひとみ 取材・文/羽田朋美(Neem Tree)

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