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vol.15 子どもと一緒に全力で遊ぶ!

 
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小学4年生のハルくん、5歳のヒロくん、パパ&ママの4人で府中市に暮らすファミリー。
パパとママの入籍のタイミングでこの街に引っ越してきたのは、武蔵国の守り神として約1900年の歴史をもつ大國魂神社の印象がとてもよかったから。
都心からそれほど遠くないのに緑が多く、のんびりとした気持ちになれるところが気に入っているそうです。
グラフィック&webデザイナーとして活躍するママのモットーは、「仕事も遊びも育児も全力!」。
フリーランスママの、仕事とプライベートを両立した暮らしに迫ります。

5:45 運動/ウォーキング

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5時30分に起床し、スケジュール確認やSNSチェックなどを済ませると、余裕のある日はウォーキングに出かけますが、ウォーキングをする日もしない日も、ラジオ体操は毎朝欠かさず行います。

次男を授かる前、不妊治療中に適度な運動を勧められたことがきっかけで、ウォーキングとラジオ体操を始めました。
ラジオ体操ははまってしまって、ラジオ体操指導員の資格を取得しました。
子育てがひと段落したら、地域の子どもたちや友達とラジオ体操してもいいなと密かに思っています。

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朝は、1日の中でもママにとって特に大切な時間。

早朝だけが自分のために使える時間なので、可能なときはさらに30〜40分早く起きて、プライムビデオでお笑いの番組を見たり、見逃し配信ドラマを倍速で見たりしています(笑)。

夕飯の仕込みも朝の30分やスキマ時間を利用して行うというママ。

数日分の夕飯用の野菜を切っておいたり、トマトのヘタを取っておいたり、子どもの好きな副菜を多めに作ったりしています。
ちょっとしたことですけれど、忙しい夕飯どきに慌てなくてすみます。献立はあらかじめ3日分を決めておきます。
子どもに聞いたり、本を見て決めたり。そうやって流れを作っておくことも、効率よくこなすポイントかもしれません。

9:30 始業/オンラインミーティングや作業

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ヒロくんを保育園に送った後は、車内で好きな音楽を聴きながら帰宅。9時30分から仕事を開始します。

ママの仕事スペースは、階段下の空間を利用し、リビングの一角につくりました。

長男がよくお友達を連れてくるのですが、ここなら子どもたちが遊んでいる姿をちょこちょこ見守ったり、お鍋を火にかけていても作業できるので便利です。
アーチではなく、三角垂れ壁にしたのがポイントで、とても気に入っています。

フリーランスになる前は、広告デザインの仕事が徹夜続き。
終電で帰れる日すらほとんどなく、食事も不規則で数時間睡眠の毎日だったそうです。

出産後にwebデザインを学び、会社とフリーランスの二足のわらじ生活で、22時まで預かってくれる3駅離れた保育園に、長男は0歳から入園しました。
ところが想像していた以上に子どもとの時間が取れなかったので、今はフリーランスとして時間をうまく使いながら仕事をこなしています。
図書館でたくさん本を借りて毎日本を読んであげるという、長男にやってあげられなかったことができる充実の子育てが叶いました。

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カタログ撮影のロケハン中のママ。クリエイティブな仕事がかっこいい!

15:00 長男帰宅/宿題やおたよりのチェック

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ハルくんが小学校から帰ってくると、リビングに面したデスクで、まずは宿題や学校からのおたよりなどを確認します。

プリントチェックしながら、学校であったことを聞いています。学校での友達とのやりとりが垣間見られて、楽しい時間です。
勉強を教えるのはパパ。
平日は帰りが遅く基本的にワンオペなのですが、家にいるときは勉強を教えたり、子どもたちと公園で遊んでくれたりします。
パパもサッカーが大好きなので、朝から公園でサッカーの自主練に付き合ったり、審判ライセンスがあるので子どもたちが所属するチームの審判をするなど、一緒に楽しんでいます。
料理も得意で、土日はよく作ってくれます。

ファミリーのご自宅には、おしゃれさと子育てのしやすさを兼ね備えたアイデアが随所に。
リビングの勉強スペースとキッチンを仕切る壁は、マグネット壁になっています。

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マグネット壁には、夏休み中、お手伝い表を貼っていました

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休日はサッカーチーム「Peace United FC」の審判やコーチとして子どもたちと関わっているパパ(写真中央の白いマスクの男性)

16:00 次男帰宅/保育園お迎え

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15時30分にハルくんを習い事に送迎し、その後16時にヒロくんのお迎えへ。
18時まで預かってくれることを考えると、16時のお迎えは早いほうではないでしょうか。

保育園にお迎えに行くと、次男は必ず『いま何時〜?』と聞いてきます。3時か4時に来てほしいと思っているんです。
5時だと遅いと怒るので、5時のときでも4時と答えています(笑)。
次男は保育園ではおとなしく、家だと大変。家では安心して自分を出し切ってくれているのかなとは思いますが、いうことを聞かないときはとことん聞きません。
厳しく言ってもダメだし、やさしく言ってもダメ。そんなときは、あきらめて一緒に遊んで忘れるようにしています(笑)

ヒロくんは、ママが妊娠26週のとき、980gで生まれました。

何度か生死をさまよったこともあり、命のありがたさを感じ、常に全力で愛情注いで感謝して生きるようにしてます。
次男の出産をきっかけに、低出生体重児支援団体の広報担当としても活動しています。

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ママが広報を務める「一般社団法人 未熟児家族支援・がんばりっこ®︎」のパンフレット

子どもたちと「全力で遊ぶ」ということを大切にしているママ。

子どもにはたくさんの出会いや体験をさせたいので、キャンプなど自然体験をはじめさまざまなイベントを企画して、子どもたちと全力で遊んでいます。
水鉄砲も本気でやりますし、釣りをした日は、さばいて料理するまですべてやりつくします。家中鱗だらけですが(笑)。
サッカーのリフティング練習も、筋肉痛になるまで全力で付き合います(笑)。
土日となれば、アクティブにいろんなところに出かけては、子どもと一緒の体験を楽しんでいますね。
よく、子どものサッカーの友達や保育園の友達家族と出かけるのですが、大人も子どもも一緒に遊んでいると、子ども時代を思い出します。
自分も怒られたなぁって。童心に帰ることで、子どもの気持ちがわかるというか。
そういう意味でも、全力で遊ぶ時間を大切にしています。

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常に上から下までの着替えを2セットずつ持ち歩いているので、思う存分、水遊びや泥だらけになるまで遊ばせています。そして私も一緒に遊んでいます」とママ

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年に数回のキャンプがファミリーの楽しみ

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子どもたちももちろん「全力」で遊ぶ。外遊びの後の晴れやかな表情が清々しい

夜もサッカーの練習があるハルくん。
軽めの夕食を食べさせて練習場まで送った後は、食材の買い出しや夕飯の片付け、仕事の作業など息つく暇もないママ。
21時にサッカーのお迎えに行った後、2回目の夕食準備と続きます。

長男のサッカーの予定中心で回っているため毎日送迎もあって忙しいのですが、本人も楽しんでいるので、応援したいと思っています。
次男も最近同じサッカースクールに通い始めました。体操にもハマって家に鉄棒が来ました。
子どもがやりたいということは挑戦させてあげたいですね。


子どもにはさまざまな経験をさせてあげたいと語るママ。
「経験の中でたくさんの人とふれ合って、いいことも悪いことも自分なりに感じ取って、思いやりの持てる子に成長してほしいと思っています」という言葉が印象的でした。

いつも一緒に全力で遊んでくれるママの姿は、ふたりのお子さんたちの心にしっかりと刻まれ、かけがえのない思い出としていつまでも記憶に残ることでしょう。

撮影/矢部ひとみ 取材・文/羽田朋美(Neem Tree)

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