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vol.13 ママが笑顔でいるための習慣

 
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立川駅の喧騒を離れた閑静な住宅街で家族4人とアメリカン・コッカー・スパニエルのシードくんと暮らすファミリー。
出産を機に、ママの実家の近くであるこの町に住むようになって10年が経ちました。
お店が多く、買い物や外食に便利な一方で、自然が多く地場野菜などの販売もさかん。ブルーベリーやとうもろこし狩りなど季節の味覚を近隣で楽しめる点も気に入っているのだとか。
週4日仕事しながら平日はほぼワンオペのママですが、「母の元気が家族の元気」をモットーに、笑顔で過ごす秘訣をお聞きしました。

6:00 起床/洗濯物の片付け

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6時に起床して身支度をしたら、前の晩に干しておいたベランダの洗濯物を取り込みます。
実はこれも、ママが気持ちよく過ごすための手段の1つ。

子どもと私の衣類は夜のうちに洗濯して干しておきます。帰りが遅い夫の分は朝回して帰宅後に取り込みます。仕事から戻って家事が溜まっているとうんざりしてしまいます。スッキリしてから気分よく仕事に行きたいので、これを毎日のルーティンにしています。

7:00 子どもたち起床/犬のお世話

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シードくんの朝のお散歩は、パパが担当。パパとシードくんが帰ってくると、ハルくんとユウちゃんがシードくんのケージやトイレを掃除したり、水を替えたりします。

コロナ前は毎年シュノーケルをするために旅行したり、キャンプも頻繁に行ったりしていましたが、コロナ禍でどこも行けなくなってしまって。そのとき、私が犬を飼う夢をみたんですね。そういえば、子どもの頃から飼いたいと思っていたけれど、親に反対されて叶わなかったことを思い出しました。夫は子どもの頃から飼っていたこともあって、家族みんなで意見も一致。シードという名前は娘がつけました。

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家族みんなで「シーちゃん」と呼び、かわいがっています。

シーちゃんは、ツンデレなんだ。
人間の近くにいたいけれど、触られるのはイヤ。
なでようとすると逃げるところが、かわいいなと思う。

そう教えてくれたのは、ハルくんです。

ハルくんいわく、「シード」という名前には、「幸せの種」という思いが込められているそう。
「シーちゃんが来てくれたおかげで、日常の楽しみが増えました」と、ママ。
シーちゃんの存在もママの笑顔のもとになっています。

8:00 コーヒーを飲む/出勤

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学校に行く子どもたちを見送ったら、束の間のひとり時間です。

わずか10分、15分の時間ですが、気持ちを切り替えて会社に向かうための大切な時間になっています。手帳を眺めながら1日の流れを考えたり、買い物のメモをしたり、ボーッとしたりしながら過ごしています。

この時間も、ママのご機嫌を保つ上での大切なひとときになっています。

18:00 帰宅/娘とアイスを食べる

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仕事から戻ると、ユウちゃんとアイスを食べてホッと一息。

ふたりでモナカを半分こして、『おいしいねー』と他愛ない話をしているうちに気持ちが緩んできます。
その後、二人でシードのお散歩に行きます。
19時に帰宅したら夕飯の支度と、お風呂まで済ませておきます。
お兄ちゃんは塾なので、帰宅後に、20時頃から3人で一緒に夕食を食べます。

夕食の後は洗濯を済ませ、21時30分には就寝するそう。
1日のルーティンが決まっているからこそ、限られた時間の中でも、効率よく過ごすことができます。

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効率よく過ごすためのもう一つの工夫が、休みの日にパパとママのお弁当や夕飯の作りおきをしておくことだそう。

仕事が1日おきなので、休みの日は翌日のお弁当のおかずを作っておきます。
また、洗い米といって、研いで浸水・水切りした米を2〜3日分用意し、冷蔵庫で保管しておきます。
うちは鍋炊きなのですが、仕事から帰ってきてすぐに炊けるのは便利ですね。

週末のご飯作りは、パパが担当しているそう。

コロナの休校のときに毎食作る日が続いて、いい加減ご飯のことを考えたくないって思ったんです。それで、夫に『たまごかけご飯でいいから土日どちらか作って』と言ったことがきっかけです。以来、休みの日に1日分作ってくれたり、夕飯を作ってくれたりするようになりました。しかも凝り始めて、先日はトムヤムクンとガパオライスを作ってくれました。唐揚げも美味しいですね。息子の大好物です。娘はオムライスが好きですね。オーブン料理も、私より上手なんじゃない?って思います。みんな毎週日曜日が楽しみですし、助かっていますね。

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cap:パパが作ったグリーンカレーとガパオライス。テーブルコーディネートも素敵!

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子どもたちも積極的にお手伝い

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コロッケを上手に成形できて、嬉しそうなハルくん

毎食ご飯を作るのがつらいと思ったら、それをパパに伝え、パパに動いてもらう。 これも、ママが笑顔でいるためにとても大切なことではないでしょうか。 ガマンしながらやり続けて疲弊していくよりも、「こう思っているから、こうしてほしい」とわかりやすく伝えていく方が、ずっと前向きですし、みんなにとってハッピーです。


ママにお子さんと過ごす時間の中で心がけていることをお聞きすると、「なるべく平らな気持ちで過ごすこと」という答えが返ってきました。そして、今回取材をしてみて、ママの「平ら」とは、ご機嫌であることを言うのだとわかりました。
「機嫌よくいられるように自分を甘やかしています」と話すママ。
その根底にあるのが、 ママがモットーとしている「母の元気が家族の元気」という思いです。

家族の笑顔のためにも、やっぱり、ママが元気でなくっちゃね!
2人のお子さんとシードくんと一緒にとびきりの笑顔を見せてくれたママを見て、心からそう感じました。

撮影/矢部ひとみ 取材・文/羽田朋美(Neem Tree)

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