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家族でワイワイ楽しもう!お金について学べるゲーム

 

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親戚で集まって大人数でワイワイと遊ぶことが増える年末年始。
せっかくなら、ただ楽しいだけでなく、子どもの学ぶ機会につなげたいですよね。そこで、今回は遊びながらお金について学べるゲームを5つご紹介! 
幼い頃からお金の知識を身につけることは大切だとわかっていながらも、子どもにどのように教えたら良いかわからない......というパパ、ママの救世主になること間違いなしです。
推奨年齢や身につけさせたい力によって、子どものマネー教育に最適なゲームを選んでみてくださいね!

1. お金と上手に付き合うヒントが学べる
HubFun「マネーいろはカルタ」 1,980円(税込)

【推奨年齢】9歳以上 【遊べる人数】3人〜

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HubFun「マネーいろはカルタ」

家計再生コンサルタントの横山光昭さんが監修した「マネーいろはカルタ」は、お金のイロハが学べるカルタです。
お金や貯金、心得、リスク、知識など、読み札にはお金と上手に付き合うためのヒントである48の「金言(きんげん)」が書かれており、取り札はイメージが膨らむイラストが描かれています。
絵札を取った人が裏面の解説を読むことで、より知識を深めることができ、「これからの未来を生きる力」が養われます。
札の字は江戸時代から伝わる「犬棒カルタ」に合わせて作られているので、中学校の古典で習う「ゐ」「ゑ」など旧字も学べます。白紙のカルタも付いているので、家庭でオリジナルカルタを作ることもできます。

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「マネーいろはカルタ」で身につく力

(1)貯蓄力が高まる

お金を貯めることは将来の自分を助ける力です。
貯蓄の大切さを理解したうえで、お金が貯まる人の考え方や具体的な方法を学ぶことができます。

(2)お金に関する判断力が養われる

貯蓄の大切さやお金に関するリスクにまつわる知識を深めることで、実際に商品を買うときに、自分にとって本当に必要であるかを適切に判断できることにつながります。

(3)お金のマナー・知識が身につく

お金の使い方で人が受ける印象は変わるもの。
良好な人間関係を築くためにも必要であるお金のマナーを習得できます。また、知らないと損をしてしまうお金の知識を身につけることができます。

2. 親子で仕事観について語れる起業体験ゲーム
UZUZU「コドモ社長VSオトナ社長」 4,980円(税込)

【推奨年齢】7歳以上(ルールを簡単にして5歳頃から遊ぶことが可能) 【遊べる人数】2〜4人

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UZUZU「コドモ社長VSオトナ社長」

「コドモ社長VSオトナ社長」は、小学生以上の親子向けの起業体験ゲームです。
300万円の資本金を手に、プレイヤーは全員「ひとり社長」からゲームをスタート。好きな事業を選び、自分で会社名を決め、一年間会社経営をおこないます。

人を雇えば「お給料」が発生するほか、「オフィス家賃」「商品仕入れ」など、毎月お金はどんどん飛んでいきます。
ネット障害や売上持ち逃げなど、様々なトラブルも発生し、「創業1年目の資金繰りのギリギリ感がリアル」と実際に経営をしている社長さんからも大評判!大人の起業研修にも使われています。
「サイコロトーク」では、親子で「仕事観」についてなど、対話できるのもポイントです。遊びながら社会の仕組み、世の中の会社、身近な大人の仕事への関心を育みます。

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「コドモ社長VSオトナ社長」で身につく力

(1)「働く」ことをテーマに考える力が身につく

「コドモ社長VSオトナ社長」の最大の特徴は、遊びながら親子が自然と仕事について語り合う時間がつくれることです。
会社を始めるときには「どんな会社を目指すのか?」「誰に喜んでもらうのか?」等を話し合い、中間地点や決算では様々な「働く」をテーマにしたサイコロトークをおこないます。
お父さんやお母さん自身の仕事観や素晴らしいと思う会社についての話を聞いたり、子ども自身が言語化して発表することで、自分で考える力を養います。

(2) 会社の経営の仕組みを理解できる

社員を雇えばお給料を支払う、最後に持ち金が多ければ法人税を支払うなど、実際の会社経営での常識をゲームを通して学ぶことができます。
また、アクシデントカードに「リコール」、チャンスカードに「特許取得」や「顧客満足度No.1会社に選ばれる」など、専門的な用語も出てくるため、親子で意味を確認しながら、会社経営に必要な用語を習得することにつながります。

(3) 会社や社会への関心が広がる

自分でどんな事業にするか考え、アクシデントを乗り越えながら会社経営の成功を目指すことで、普段目にするおもちゃやお菓子メーカーなどに対して、経営者視点で考える癖がつきます。

3. 経済用語が自然と身につく対戦型カードゲーム
金融知力普及協会「経済TCGエコノミカ」 1,320円(税込)

【推奨年齢】8歳以上 【遊べる人数】2人

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金融知力普及協会「経済TCGエコノミカ」

「経済TCGエコノミカ」は、「アセット」「イベント」「リスクヘッジ」の3種類のカードを使い、2人で対戦するゲームです。
「イベント」や「リスクヘッジ」のカードを駆使して、自分のアセットの価値を高めたり、相手のアセットの価値を落としたりして遊びます。
1回20分程でプレイでき、戦略性の高いスリリングなゲームです。

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「経済TCGエコノミカ」で身につく力

(1)経済用語が覚えられる

「デフレーション」や「円高・円安」といった普段から耳にすることの多い経済用語が書かれたカードを使ってバトルをするため、繰り返しゲームをすることで自然と経済用語を覚えることができます。
言葉に興味が湧いてきたら、カードに書かれているQRコードを読み込むことで、さらに詳しい解説を読んで理解を深めることもできます。

(2)社会の出来事が与える資産への影響が理解できる

バトルに使用するカードの効果を通じて、経済や社会の状況変化が個人資産にどんな影響を受けるのか、理解することにつながります。
例えば、「円高」のイベントカードで攻撃をすると、対戦相手の日本株の価値を下げることができます。
ゲームを通して、為替と株価の関係性が自然と身につきます。

(3)戦略的思考が身につく

対戦相手に勝つためには合理的な戦略を立てることが必須。
ゲームを通して、将来の資産形成にも必要な戦略的な思考を養うことができます。

4. 不労所得を得て経済的自由を目指す盤ゲーム
マイクロマガジン社「キャッシュフロー・フォー・キッズ 日本語版」 10,780円(税込)

【推奨年齢】6歳以上 【遊べる人数】2〜6人

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マイクロマガジン社「キャッシュフロー・フォー・キッズ 日本語版」

「キャッシュフロー・フォー・キッズ」は、世界中で読まれているベストセラー「金持ち父さん 貧乏父さん」の著者であるロバート・キヨサキさんが考案したボードゲームです。
仕事から得られる「給料」を使ってゲームをスタートし、各プレーヤーが順番にサイコロを振ってゲーム盤上で駒のネズミを進めていきます。
緑のマスに止まると「資産カード」を引くことができ、赤のマスに停まると「負債カード」を引きます。
「資産」を買うことで「不労所得」(あなたのために一生懸命働いてくれるお金)を得ることができ、「不労所得」が「支出」を上回ると勝利! 経済的に自由になるまでの道筋を学ぶことにつながります。

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「キャッシュフロー・フォー・キッズ 日本語版」で身につく力

(1)お金を自分のために働かせる方法がわかる

「キャッシュフロー・フォー・キッズ」のゲーム内でプレイヤーが目指すのは不労所得を得て経済的な自由を手にすること。
投資、資産形成といった不労所得を得るためのお金の働かせ方を学ぶことができます。

(2)「損益計算表」と「貸借対照表」との関係が理解できる

「不労所得」と「支出」を管理するのが、各プレーヤーに配られる「財務諸表」です。
自分が引いた資産カードと負債カードを置く「貸借対照表」と、不労所得と支出のトークンを置く「損益計算書」があります。
損益計算書は、不労所得が緑、支出が赤になっており、ここに各色のトークンを置いて財務状況を管理することで、視覚的に理解しやすくなっています。

(3)お金の管理に関する用語が身につく

財務諸表を使ってお金の管理をおこなうので、「損益計算表」「貸借対照表」の意味が理解できます。
また、資産カードには「銀行預金」「株式」「ホームビジネス」など資産を増やすための方法が書かれているため、資産形成のために必要な用語が自然と身につきます。

5. 億万長者を目指しながら、リアルなお金の動きを疑似体験!
タカラトミー 人生ゲーム 4,950円(税込)

【推奨年齢】6歳以上 【遊べる人数】2〜6人

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タカラトミー 人生ゲーム

1968年に登場し、シリーズ累計約1,500万個以上売れている「人生ゲーム」は、就職や結婚など人生に関わるさまざまな出来事を疑似体験し、億万長者を目指す盤ゲームです。

ルーレットを順番に回し、出た数だけ自動車型のコマを進め、ドル札を模したおもちゃの紙幣のやり取りをおこないます。
「人生ゲーム」は、「ベーシックステージ」に加え、「スタートダッシュエリア」、「ドリームトレジャーエリア」、「キャリアアップエリア」、「ギャンブルエリア」の4つの追加エリアを組み合わせて人生ストーリーを変えることが可能に。
勝負の行方がほとんどルーレットの目にかかっているので、子どもも大人も対等に勝負することができます。

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「人生ゲーム」で身につく力

(1)実生活に活かせるお金の知識が身につく

人生ゲームには、「生命保険」「自動車保険」「火災保険」の3つの保険証券と「株券」があります。
保険証券と株券を所有することでどんなお金のやり取りが発生するのかを学ぶことができます。
また、給料日には職業に応じたお給料がもらえたり、結婚したらお祝い金が入ったり、家を購入売却したりと、ライフイベントごとのお金の動きを疑似体験することにつながります。

(2)お金の感覚が養われる

実生活ではキャッシュレス決済などの普及により、現金を目にする機会が減っています。
人生ゲームでは、おもちゃの紙幣を使って疑似的なお金のやり取りを実際におこなうため、お金の価値を実感しやすくなっています。

(3)お金を計算する力が身につく

人生ゲームを始める前に、プレイヤーの中から1人「銀行役」を選びます。
銀行役は、ゲームのイベントで発生するお金のやり取りを管理する役なので、他のプレイヤーにお金を渡したり回収したりします。
このお金の受け渡しにはお金の計算が必須になるため、ゲームをしながらお金の計算をする力が身につきます。


どのゲームも、夢中で遊んでいるうちに気づけばお金が身近な存在になるものばかり。
お金の知識は堅苦しいイメージがありますが、この年末年始はゲームを通して楽しくお金について学ぶ機会をつくってみてはいかがでしょうか。

取材・文/池田好(Neem Tree)

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