たま村家、知人の結婚式への参列 vol.24
「お金を貯めたいと思っているのに、なかなかうまくいかない!」「将来のためにも貯めなきゃいけないのはわかっているけれど、ついムダづかいしてしまう」......そんなパパ&ママにお読みいただきたい、お金のことを考えるコミックです。家計のピンチに気づき、節約生活をスタートしたばかりのたま村家のみんなと一緒に、お金と向き合う暮らし、はじめませんか?
たま村家のように、夫婦で結婚式に招待されることもあるでしょう。
夫婦で出席する場合には、ご祝儀は連名で包みます。相場は5〜7万円と言われていますが、友人やいとこなど新郎新婦と同世代の場合は5万円を贈る場合が多いようです。
また、新郎新婦より年長者や目上の立場の場合は7万円を包むなど、相手との関係性によって金額を決めるとよいでしょう。
ご祝儀袋は、金額に見合ったものを選びます。一般的に、包む金額が多くなるほど、ご祝儀袋の装飾も豪華になります。パッケージに包む金額の目安が書いてあるので、チェックしましょう。
ご祝儀以外にかかる費用は?
結婚式では、ご祝儀以外にもさまざまな費用がかかる場合があります。
緑さんのように結婚式のお呼ばれ服を持っていない場合は、新たに購入したり、レンタルしたりする必要があります。服に合わせてバッグやアクセサリー、靴などの小物を用意したり、髪をセットしたりすれば、さらに費用はアップします。
ご祝儀以外に支払った費用について、パパやママの声を聞きました。
親しい友人の結婚式。ご祝儀以外に仲間うちで一人5,000円ずつ出して鋳物ホーローのお鍋を贈った。(小5のママ)
二次会の会費が5,000円、その後のカラオケで3,000円。美容室で髪のセットとメイクをお願いし、6,000円。パンプスも購入したので、合計で35,000円近くかかった。(小4、小1のママ)
遠方での結婚式だったので、交通費と宿泊費で約35,000円かかった。そのうちの半額は、お車代として新郎新婦が負担してくれた。(小3、小1のママ)
10年前のダークスーツのズボンのウエストがきつく、購入。シャツや靴なども新調し、合計30,000円ほどかかった。(小4、小2のパパ)
結婚式の費用はどう貯める?
結婚式への招待はよろこばしく楽しみな反面、費用の捻出に困ってしまうという声も少なくありません。ご祝儀やその他の費用など、出費が大きいだけに、お呼ばれされたはいいけれど、焦ってしまうことも。
そこで大切なのが、家計や貯金とは別口で、特別支出用の口座を利用することです。口座には手取り収入の1ヵ月分程度のお金を入れてプールしておき、使ったら、例えば翌月の食費を少し削って特別支出口座に回すなど、徐々に元の金額に戻していきましょう。そうやって手取り収入の1ヵ月分を維持すれば、結婚式以外にも急な出費があったとしても、家計のバランスが崩れることはありません。
みんなは結婚式の費用をどのように捻出しているのでしょうか。
月々のおこづかいのうち、余った分を臨時出費用口座に貯金。5,000円近く貯金できるときもあれば、500円程度の月も。それでもやらないよりはマシと思い、続けている。現在の積立額は10万円ほど。(小5、小3のパパ)
買い物したときなるべくお釣りを500円でもらうようにして、500円玉貯金をしている。最近はキャッシュレスでの支払いが増えて、なかなか貯まらないのでほかの方法を検討中。(小1、4歳のママ)
独身時代の貯金を冠婚葬祭など臨時出費に充てている。貯金が底をつかないようにボーナス時に補填して、100万円を切らないようにしている。(小6、小4のママ)
冠婚葬祭費は生活費や貯金と別にプールしておかなければいけないと思いつつも、なかなかできない。通常の生活費から出す→その月の貯蓄ができないというのがわが家のパターン。(小4、小2のパパ)
大切なお祝いごとなので、結婚式はケチケチしたくない!そうだからと言って、準備を怠ると、いざお呼ばれしたときにアタフタすることに......。
まずは毎月少しずつでも積み立てていく習慣をつけましょう。
イラスト/佐々木奈菜 取材・文/羽田朋美(Neem Tree)