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ボーナスの使い道、みんなどうするの?vol.33

 
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「お金を貯めたいと思っているのに、なかなかうまくいかない!」「将来のためにも貯めなきゃいけないのはわかっているけれど、ついムダづかいしてしまう」......そんなパパ&ママにお読みいただきたい、お金のことを考えるコミックです。家計のピンチに気づき、節約に目覚め、運用もスタート!たま村家のみんなと一緒に、お金と向き合う暮らし、はじめませんか? 

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夏のボーナス、貯金に回す割合は?

Job総研が2023年に行った調査によると、夏のボーナスの半分以上を貯金すると答えた人は61.2%に上りました。また、同調査で夏のボーナスから貯金に回す金額を聞いたところ、平均40.6万円、中央値30万円、最頻値は30万円という結果になりました。

2024年は調査が行われた2023年よりも物価上昇と円安が進み、この割合と金額がどう変わってくるのかが気になるところです。

今夏ボーナスは貯金に回しますか

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今夏ボーナスから貯金に回す金額

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ボーナスの使い道、理想と現実は?

たま村家の場合、緑さんは貯蓄を視野に入れてボーナスの使い道を考えているようですが、陽さんは、ランニングマシンなど趣味のものも購入したいというのが本音。みんなの理想と実際の使い方はどうなのでしょう。

"理想の"夏のボーナスの主な使い道

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"実際の"夏のボーナスの主な使い道

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出典:Job総研調べ「2023年 夏ボーナス実態調査」

◆理想も現実も「預貯金」がトップ

調査結果では、理想の使い方も実際の使い方も、預貯金が6割近くに上りました。まとまったお金が手に入るボーナス。毎月の給与から貯金するのが難しい人にとっても貯蓄を増やす絶好のチャ ンスとあって、まずは貯金するという人が多いようです。理想の使い方として、「預貯金」「旅行」に次いで「投資」と答えた人が多い点も、昨今の時世を反映していると言えそうです。

<リアルボイス>

中学受験本番なので、ボーナスのほとんどを夏期講習代に充てる。それがなかったら、パーッとおいしいものを食べに行ったり、買い物に使いたかった!(小6のママ)

理想は海外旅行だけど、円安でとてもじゃないけれど無理。おとなしく貯金する。(小6、小3のママ)

ローンの返済と貯蓄とで半分ずつ使う予定。子どもたちはユニバーサル・スタジオ・ジャパンに行きたいと言っている。(中1、小5、小3のママ)

夫は全額貯金と投資と言っているけれど、私は、半分くらいをレジャーに回したい。経済を回すことも大切だと思う。(小3、小1のママ)

勤続20年のリフレッシュ休暇で2週間の夏休みがもらえるので、ボーナスは思い切って海外旅行に使う。家族みんなでヨーロッパに行く予定だが、円安が恐怖。(中1、小3のパパ)

帰省、貯金、ローン返済。もう少し余裕があったら、近場でいいので旅行したかった!(小2、5歳のママ)

夏のボーナスの何割を貯金に回したほうがいいの?

ボーナスのうち、どれくらいの額を貯金に回すかは、ボーナスの金額や各家庭の経済状況によっても変わってくるでしょう。しかし、ボーナスでまとまったお金をコツコツと貯めることができれば、将来的に大きな資産を形成することができます。特別な出費がない場合は、ボーナス全体の4~5割を貯金することを目指してはいかがでしょうか。


昨今の社会情勢を考えると、全額貯金に回すと考えるご家庭も少なくないかもしれません。
一方で、旅行やレジャーなどの余暇活動はリフレッシュになるだけでなく、人生の満足度を上げ、生きるためのエネルギーとなります。子どもにとっても、経験は大きな財産となるはず。
貯蓄と余暇活動のよいバランスを考えながら、ボーナスの使い道を計画してみましょう。

イラスト/佐々木奈菜 取材・文/羽田朋美(Neem Tree)

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