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たま村家、マイカーを購入!?いくら必要? 支払い方法は? vol.34

 
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「お金を貯めたいと思っているのに、なかなかうまくいかない!」「将来のためにも貯めなきゃいけないのはわかっているけれど、ついムダづかいしてしまう」......そんなパパ&ママにお読みいただきたい、お金のことを考えるコミックです。家計のピンチに気づき、節約に目覚め、運用もスタート!たま村家のみんなと一緒に、お金と向き合う暮らし、はじめませんか?

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車を買うために必要な費用は?

車の購入には、以下の費用がかかります。車両代以外の費用は、新車の場合は車両代の1~2割程度、中古車の場合は1.5割程度と言われています。

車両代

車両代は車種やグレードなどによって異なりますが、新車の軽自動車は約100~200万円、コンパ クトカーは約130~250万円、SUVやミニバンは約200~400万円が車両価格の相場です。
一方、中古車の場合は年式や走行距離によって価格はさまざまですが、軽自動車やコンパクトカーであれば発売開始10年未満の車を50万円前後の予算で購入することもできます。

法定費用

車の重量に応じて課せられる「自動車重量税」、車の排気量に応じて課せられる「自動車税・軽自動車税(種別割)」、燃費性能などで税率が変わる「自動車税・軽自動車税(環境性能割)」 の3種類の税金のほか、加入が義務付けられている自賠責保険の「自賠責保険料」「消費税」、廃車時のリサイクルにかかる費用を先払いする「リサイクル料金」がかかります。

諸費用

自動車保管場所証明書(車庫証明書)の申請と取得にかかる手数料「車庫証明費用」、新車登録 やナンバー取得にかかる「検査登録費用」、希望する番号でナンバープレートを取得する場合の「希望ナンバープレート取得費用」がかかります。

代行費用

ディーラーや販売店が、車の購入者に代わって手続きを行うときの手数料です。「納車費用」や「下取り代行費用」のほか、車庫証明手続きや検査登録、希望ナンバープレート取得などの代行をお願いすると、諸費用に加えて代行費用がかかります。

支払いの方法は?

車を購入する際の支払い方法には、主に以下の4種類があります。

1.現金一括払い

全額を現金一括で支払います。金利がかからないので支払いの総額が安く済みますが、資金が一気に減ります。

2.ローン払い(マイカーローン)

銀行や信用金庫、信販会社でローンを組み、毎月返済します。まとまった資金がなくても車を購入できます。

3.クレジットカード払い

全額または頭金をクレジットカードで支払います。ポイント還元のメリットがありますが、分割払いの場合は、ローン払いと比べて金利が高くなります。

4.残価設定ローン

ローン終了時の下取り保証価格を想定し、車体価格から下取り保証価格を差し引いた金額を分割して支払います。

購入以外で車を利用するには?

車を持つには、車両代金のほかにさまざまな費用がかかるほか、維持費もかかります。支払いの方法はいくつかあり、家計状況などを鑑みて選ぶことができますが、「買わずに乗る」という手段もあります。

個人向けカーリース

カーリース会社が所有する新車を長期的にリースして、毎月、決められた使用料金を支払う方法です。頭金や初期費用が不要で、月額払いで費用を抑えながら新車に乗れるというメリットがあります。

カーシェアリング

登録を行った会員間で車を共同使用するサービスです。指定のステーションに行ってスマホや会員カードでロックを解除し、運転後は元のステーションに返却します。レンタカーと比べて短時間での利用ができるので、家族の送迎やちょっとした買い物などにも使えます。


マイカーに憧れを抱いた緑さんでしたが、車を持つことでかかる費用を考えて、断念。
しかし、車を持たなくても、車を利用する方法はあります。
また、まとまった資金がなくても、マイカーローンを使って車を購入することもできます。大切なのは、家計の状況に見合った選択であるかどうかと、現実的な返済プランを考えられるかどうか。
まずは、たましんのすまいるプラザでシミュレーションしてみるのもおすすめです。

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イラスト/佐々木奈菜 取材・文/羽田朋美(Neem Tree)

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