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vol.4 家計簿って、やっぱりいいの?

 
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「お金を貯めたいと思っているのに、なかなかうまくいかない!」「将来のためにも貯めなきゃいけないのはわかっているけれど、ついムダづかいしてしまう」......そんなパパ&ママにお読みいただきたい、お金のことを考えるコミックです。家計のピンチに気づき、節約生活をスタートしたばかりのたま村家のみんなと一緒に、お金と向き合う暮らし、はじめませんか?

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家計の変化がキャッチできる家計簿は家計改善の効果がバッチリ!

家計簿は、何にいくら使い、いくら貯金して、毎月どれくらいのお金で暮らしているのかがひと目でわかる便利なツールです。

家計管理の基本といえる家計簿には、以下のようなメリットがあります。

メリット1. 1ヵ月に必要な生活費がわかる
毎月の収支がわかるので、ムダづかいが減り、計画的にお金が使えるようになります。衝動買いが減ったり、「今月は使いすぎたからセーブしなきゃ!」と予算内でお金を使うようになったりするなど、お金の使い方を意識するようになるでしょう。

メリット2. 暮らしの見直しにつながる
貯蓄が思うように増えないときや赤字になってしまったとき、家計簿でその原因を探り、対策を考えることができます。たとえば「外食やカフェ代が多い」「タクシーを利用する機会が多い」など、暮らしそのものを見直すきっかけにもつながります。

メリット3. 毎月の収支がわかるので、暮らしに安心感が生まれる
今のところ赤字ではなくても、家計簿に記録することで、「これならこのままで大丈夫そう」という安心感が生まれます。やみくもなお金の不安がなくなると、必要なことにお金をかけられるようになり、暮らしの満足度も上がります。

メリット4. ライフプランを立てやすくなる
家計簿をつけることで1ヵ月の収支が見えてくると、無理のない貯金額を割り出すことができます。家の購入や子どもの大学進学など、将来大きな出費がある場合でも、必要な費用をどこから捻出するのかあらかじめ計画しやすくなります。


メリットは理解しても、なかなか続かない家計簿。
続けるために大切なのは、緑さんのように自分に合ったものを探すことです。
まずは、<手書き>と<アプリ>、どちらが自分に向いているのかを考えてみましょう。

<手書き家計簿向き>
・書くことが好きな人
・書き残すことで支出としっかり向き合いたい人
・家計簿をつける時間を確保できる人

<家計簿アプリ向き>
・記入する時間がない人
・クレジットカードや電子マネーなどキャッシュレス払いが多い人
・銀行残高など家計全体を管理したい人

手書き家計簿でも家計簿アプリでも、ただつけて満足するのではなく、家計の収支をしっかりと把握し、予算内でやりくりする方法を考えることが大切です。家計簿で、社会の変化に負けない、強く健全な家計をめざしましょう。


家計簿をつけることにより、ますます家計管理に燃える緑さん。
次回は、子育てにかかるお金についてのお話です。


イラスト/佐々木奈菜 取材・文/羽田朋美(Neem Tree)

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