vol.7 知っておきたい!入学お祝い金の基本
「お金を貯めたいと思っているのに、なかなかうまくいかない!」「将来のためにも貯めなきゃいけないのはわかっているけれど、ついムダづかいしてしまう」......そんなパパ&ママにお読みいただきたい、お金のことを考えるコミックです。
家計のピンチに気づき、節約生活をスタートしたばかりのたま村家のみんなと一緒に、お金と向き合う暮らし、はじめませんか?
入学お祝い金の相場といただいた総額は?
新入学の季節です。祖父母や親戚から入学祝いをいただくご家庭も多いことでしょう。 お祝いは現金が一般的で、おじやおばなど、親戚からいただく小学校の入学祝い金の相場は5千円~1万円程度であることが多いようです。
祖父母の場合は1万円〜3万円程度が中心。中学や高校、大学など試験合格を経て入学する場合は、金額を増やす場合も見受けられます。
次男の小学校入学のお祝い金は両家の祖父母、おじやおばから、総額15万円ほどいただいた。(中1と小3のママ)
初孫ということもあり、夫の親から10万円、私の親からはランドセルと3万円をいただいた。(小1のママ)
両家の祖父母だけでなく、私たちのおじやおばである祖父母のきょうだいや私たち夫婦のきょうだいなど、たくさんの親戚からお祝いをいただき、総額30万円ほどに。ありがたい反面、お返しが大変だった。(小5と小3のママ)
◆入学お祝い金の使い道あれこれ
入学お祝い金のつかいみちは、学習机やランドセルをはじめ、学用品の購入が中心。
ランドセルや学習机は祖父母が買ってくれるご家庭も多く、全額貯金する家庭も少なくありません。
総額9万円いただき、子ども名義で定期預金に。将来の教育費に充てるつもり。(小1のママ)
ランドセル、文房具、上履き、体操着など必要なものを買ったら、いただいた10万円はあっという間になくなった。(小3と小1のママ)
両家の祖父母がランドセルと学習机を買ってくれたうえに、10万円ずつ包んでくれた。一部は貯金し、残りで春休みの旅行へ。翌年にはコロナの感染拡大でどこにも行けなくなってしまったので、思い出に残る使い方ができてよかった。(小4と小3のママ)
入学お祝い金のお返しはどうしてる?
気になるのが、いただいた入学お祝い金のお返し、内祝い。「子どもの成長」に関するお祝いごとにお返しをする必要はないと言われていますが、いただきっぱなしでは申し訳ないという声も。
お返しをする場合、金額の相場は、一般的にお祝い金の1/3〜半額程度と言われています。また、お返しのタイミングは、入学式から1ヵ月以内が目安。お返しをする場合は、入学式までにお祝いの品を決めておけるといいですね。
両家の祖父母から"お返しはいらないからね"と何度も言われたので、お言葉に甘えた。(小1のママ)
お祝いをくれた両家の祖父母に、ランドセル姿の写真に子どもが書いたお礼状を添えて送った。(小4と小3のママ)
私の親から、"おじおばにだけはお返しを"と言われていたので、お祝い金の半額のカタログギフトを送った。(小5と小3のママ)
子どもが描いたイラストをマグカップにしてお返しに。みんなから好評だった。(中1と小3のママ)
私たち夫婦のきょうだいからもらったお祝い金は、お年玉同様、姪や甥の入学祝いで相殺に。電話で本人からお礼を伝えた。(小3と小1のママ)
多くのご家庭では、入学お祝い金は子どもの学用品に使ったり、貯金したりしていることがわかりました。
気になるお返しは、パパ・ママの両親、つまり祖父母の場合には贈らないという声が多く聞かれました。
内祝いを用意しなくても、お子さんの写真やお子さんが書いた手紙を送るなど、感謝の気持ちを伝えられるといいですね。
次回は、悩みの尽きない子育てにかかるお金の話。たま村家、いよいよ先取り貯金をスタートなるか!?
イラスト/佐々木奈菜 取材・文/羽田朋美(Neem Tree)