素敵な関係を築くには?嫁姑コミュニケーション術
昔から結婚生活において、悩みのひとつである嫁・姑問題。
最近は二世帯での同居が減ったことで、昔のような確執も少なくなったという話もありますが、実際のところ、みんなはうまくいっているの?
お世話になっていて感謝の気持ちはあるけれど、これはちょっと......と思ったときはどうしているの?
そんな、みんなが気になるお義母さんとの関係構築方法やコミュニケーション術について、リアルな声をご紹介します!
お義母さんとの関係性は?
互いに大切に思い、良好な関係を築いている人から、コミュニケーションの難しさを感じている人まで。
お義母さんとの関係性について聞きました。
◆「良好派」の声
義母は息子である夫よりも私のことを気遣ってくれるし、私も母の日や義母の誕生日には贈り物を欠かさない。夏休みやお正月に滞在するときには、毎晩一緒に飲んでいる。(小3のママ)
いつも孫の面倒を見てくれて、何かと助けてくれて、感謝しかない。(小2、6歳のママ)
お義母さんは年齢よりも若く見えておしゃれで、私よりもだいぶ行動的。ときどき、気になるショップやカフェに誘ってくれる。夏にも、夫と子どもは留守番で、義母と銀座デートをしたばかり。(小5、小2のママ)
会うのは年に1、2回だけど、お互いに会うのを心待ちにしているくらい仲良し。帰省すると、"いつも忙しいんから、ここではゆっくりしてね"と言ってくれて、上げ膳据え膳。朝も"ゆっくり寝ててね"と声を掛けてくれて、感謝しかない。(小4のママ)
◆「微妙派」の声
いいほうだとは思うけれど、ときどきカチンとくることを言う義母なので、私がむしゃくしゃすることも。(小5のママ)
普段はやさしくていい人だけど、気分屋なところもある義母。同居しているので、ときどき振り回されては疲弊している。(中1、小5、小3のママ)
少し威圧的なところがあるので、ちょっと苦手。仲良くできたらいいとは思うんだけど...。(小1、4歳のママ)
息子である夫のことを大切にしすぎていて、ときどき胸やけがする。家では家事も子育ても分担してふたりでこなしているのに、帰省すると夫は何もしないグータラ息子に。それも腹が立つ原因になっている。(小3、小1のママ)
◆「うまくいっていない派」の声
ごめんなさい!嫌いです。日常的に差別的な発言をしたり、孫であるうちの子どもたちには呪文のように"あなたたちのパパやママみたいに苦労しないためにもいい大学行け"とか言うし。尊敬できない。(小5、小3のママ)
帰省のたびにこき使われるので好きじゃない。以前、『ささがきもできないの?』と言われたときに、つい『ごぼうは嫌いなんで食べませんから』と言い返してからというもの、ギクシャク。(小4のママ)
いつでも孫の面倒を見ると言ってくれたので、つい甘えて、子どもの発熱のたびにお願いしていたら、あるとき息子である夫に『頼られすぎてつらい』とLINEが。それ以来、お互いに気まずくなってしまった。(小4、小1のママ)
今回お話を聞いた方のほとんどが、お義母さんとの関係を良好と答えていました。
一方で、嫁・姑バトルに発展しそうな人はいませんでしたが、はっきりと「嫌いです」と回答した方も。
「これはちょっと......」と思ったときの対処法
普段は良好なお義母さんとの関係性でも、世代のズレや価値観の相違から、「これはちょっと......」と思うこともあるもの。そんなときの対応の正解とは?
◆「うまくかわす派」の声
"これって嫌味?"と思うようなことを言われることがあるけれど、笑顔で"すみませーん!"と返します。こうすればそれ以上言われることはないので。(中1、小5、小3のママ)
とにかく悪口が多い義母。一緒にキッチンに立っていると、途中から知人友人の悪口大会に。"それは腹立たしいですよねー!"と適当にあいづちを打って流している。(小1、4歳のママ)
隣の駅に住む義母は何かにつけてうちに来ようとする。最初は受け入れていたのだが、最近は『明日は仕事が早いのでごめんなさい』など、無理なときは正直に言うようにしている。(小4、小2のママ)
◆「真っ向から勝負派」の声
イヤミにはイヤミで反撃!絶対に負けない!(小4のママ)
義母の嫌味や心ない発言には、"昔と違いますからね""それはお義母さんの価値観じゃないかな"と、サラッと一言で返している。(小5、小3のママ)
お義母さんとの関係性が微妙だと答えた人の中にはうまくかわす派が多く、お義母さんとの関係性がうまくいっていないと答えた人の中には真っ向から勝負派が多いという回答に。
ほかには、「夫に聞いてもらってスッキリする!」(小5のママ)という声もありました。
嫁・姑バトルは無縁!良好な関係を築くためにしていること
お義母さんと良好な関係を築いているママからは、「よほどいじわるな人でない限り、仲良くなることは難しくない」という声も。 それ、本当ですか?
良好組のコミュニケーション術を聞きました。
◆一番大切なのは「ありがとう」の気持ち
ことあるごとに感謝を伝えている。帰省したときはもちろんのこと、何かしていただいたら、すかさず電話やLINEで"ありがとう"。普通のことかもしれないけれど、これがすべてだと思う。(小4のママ)
母の日や誕生日に、贈り物と手紙とで日頃の感謝を伝えている。結婚して10年間、ずっと続けているのだが、義母はこれまでの手紙をすべて大切に取っておいてくれているのがうれしい。(小3のママ)
◆定期的にコミュニケーションをとる
年に1回しか会えないので、運動会や学芸会など、子どもたちの学校行事のときには写真と一緒に近況報告をLINEで送るようにしている。(小5、小3のママ)
『レター』というアプリを使って子どもたちの写真とカレンダーが一体化したハガキを作り、毎月送っている。義母はきれいにファイリングして、眺めるのが楽しみなのだそう。ハガキが届くと義母からLINEが届き、そこからまたコミュニケーションが生まれる。(小2、6歳のママ)
月に1回は必ずLINE電話し、様子をうかがう。子どもたちも、遠く離れたじぃじとばぁばとのおしゃべりを楽しみにしている。(小1、5歳、3歳のママ)
◆イベントに誘う
家族で外食するとき、3回に1回くらいは義父母を誘っている。普段は義父母が支払ってくれるシーンが多いので、このときばかりは私たちがごちそうしている。(小5、小2のママ)
運動会、学芸会など、学校行事にお誘いし、そのタイミングでわが家に泊まりに来てもらっている。こうするようになって、お互いの関係性もすごく深まった。(小3、小1のママ)
感謝の気持ちと積極的なコミュニケーション。これが、お義母さんとの良好な関係性を築くための2大要素です。
お義母さんにとってはかわいい孫である子どもの行事や子どもの写真を関係を深めるきっかけとするのもよさそうですね。
「お義母さんとはうまくいっていない」と答えた方でも、多くが「できれば仲良くしたいと思っている」と話していました。
紹介したコミュニケーション方法を参考に、まずはできそうなところからトライしてみてはいかがでしょうか?
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取材・文/羽田朋美(Neem Tree)