水道光熱費を抑えるには?今日からできる対策方法を徹底解説
「水道光熱費を抑えよう」と思ったときに、まず考えるのがエアコンの節約かと思います。
しかし、電気代の他にガス代や水道代も含めた水道光熱費の節約方法を知ることで、家計の支出を見直すことが可能です。
今回は、水道光熱費の削減として電気代と水道代、ガス代の節約方法を紹介します。少しでも家計を安定させられるよう、ぜひ参考にしてください。
水道光熱費とは?一覧をご紹介
水道光熱費と一口に言っても、下記3つの種類があります。
● 電気代
● ガス代
● 水道代
それぞれ順番に見ていきましょう。
電気代
電気代は、主に家電を使うことでかかる費用です。家の電気はもちろん、電子レンジやエアコンを使うことで電気代はかかります。
また、世界的な情勢を背景として世界的なエネルギー危機も生まれており、電気代の高騰も問題視されています。全国平均で見ても電気料金は値上げが続いており、今後も世界情勢次第ではさらに電気代が高騰してしまうかもしれません。
そのためにも、今からできる電気代の削減方法を知っておく必要があります。
ガス代
ガス代は、言葉の通りガスの使用によってかかる費用です。
ガス代には大きく分けて2つの種類があり、1つは「基本料金」です。基本料金は、ガス容器や高圧ホース、ガスメーターやその他など、ガスの使用量に関わらず発生する料金になります。もう1つは「従量料金」です。従量料金はガスの使用量によって変わってくるため、節約を図る場合は、この従量料金をいかに抑えられるかを理解することが重要です。
水道代
水道代は、水を使用することでかかる費用です。基本的に、水道代は「上水道料金+下水道料金」で計算します。上水道料金とは、キッチンなどから出てくる飲用ができる水のことで、下水道とは生活排水を下に流すための料金のことです。
東京都水道局には、水道代の基本料金が記載されています。なお、水道代は住んでいる地域によって計算基準が違ったり、なかには下水道料金がかからなかったりする自治体もあります。
水道光熱費を抑えたい!代表的な節約方法
ここまで、各費用の概要を紹介してきました。ここからは、電気代とガス代、水道代に分けて、代表的な節約方法を解説します。
電気代の節約
電気代の節約は、主に以下の3つを行うのがおすすめです。
●プランの見直しを行う
●エアコンの設定温度を変更する
●家電の使い方を考え直す
それぞれ順番に見ていきましょう。
プランの見直しを行う
はじめに、契約している電気会社のプランの見直しを行うことが重要です。
現状のプランが最安値のものであれば問題ありませんが、プランの見直しを行うだけで、年間20,000円〜30,000円程度の削減に繋がっているケースは少なくありません。
また、プラン料金自体は同様であっても、クレジットカードで支払うことでポイントが貯まったり、還元率が高まったりすることもあります。
携帯電話を格安SIMに変えて通信費を削減するのと同様に、電気料金に関してもプランの見直しで削減を図りましょう。
エアコンの設定温度を変更する
次に、エアコンの設定温度を変更することも大切です。
おすすめの設定温度は、室内の温度にできる限り合わせることです。室内の温度とエアコンの設定温度に差がある場合、当然ながらエアコンの出力が強くなり、電気代が高まります。特に、冬は「とにかく温度を上げよう」、夏は「とにかく下げよう」と考えてしまいがちです。これらは電気代が高くなってしまう原因であるため、可能な範囲でエアコンの設定温度を室温に近づけるようにしましょう。
家電の使い方を考え直す
最後に、家電の使い方を考え直すことも大切です。
しばらく使っていないパソコンや誰も見ていないテレビ、誰もいない部屋など、こまめに電源を切ることで電気代を抑えられます。加えて、これらの使っていないものはコンセントを抜くだけで節約に繋がることも。
また、古い家電を買い替えることで電気代を節約できるかもしれません。実際に、新しい家電を買うための費用は必要になりますが、洗濯機を買い替えるだけで年間費用を10,000円削減できたり、照明をLEDに変えるだけで15,000円削減できたりするケースは多く見られます。
これらが5年10年と続いていくと、家電の買い替えは大きな節約に繋がると言えるでしょう。
ガス代の節約
次に、ガス代の節約方法を2つ解説します。
●都市ガスを利用する
●プロパンガスやマンションの場合
それぞれ順番に見ていきましょう。
都市ガスを利用する
「都市ガスに変更できる」ことが条件にはなりますが、プロパンガスを都市ガスに変更することでガス代を節約可能です。
2017年4月からガスも自由化となり、インターネット等を使って最適なガス会社を選べるようになりました。家族構成や年収等を踏まえて、最適なガス会社をおすすめしてくれるサイトもいくつかあるので、これらのサイトを使いつつ、都市ガスの利用も検討してみましょう。
プロパンガスやマンションで変更できないケースの対処法は?
多摩地域内では、プロパンガスのエリアも残っています。加えて、マンションに住んでいる場合は管理会社の規約があり、都市ガスに変更できない場合もあるでしょう。そのような場合は、下記の方法で節約するのがおすすめです。
●お風呂の追い焚き回数を減らす
●お風呂の設定温度をできる限り下げる
●シャワーの使い方を見直す
●食器洗いは時短を意識する
●ガスコンロの使用時間を減らす
お風呂の追い焚き回数が増えたり、ガスコンロを使っている時間が長かったりするとガス代が高くなります。 また、シャワーヘッドも古いタイプのものを使い続けていると消耗するため、ガス代が高くなる原因です。節水機能が付いたシャワーヘッドも数多く販売されているため、ガス代の節約になることはもちろん、水道代も節約できるため一石二鳥です。
水道代の節約
最後に、水道代の節約方法を2つ紹介します。
●洗濯物を洗う際はまとめて行う
●シャワーをこまめに止めながら使う
それぞれ順番に見ていきましょう。
洗濯物を洗う際はまとめて行う
経済産業省資源エネルギー庁によると、洗濯物をまとめて洗うだけで、年間16.75㎥の水道代を節約できるそうです。つまり、年間で約4,000円〜4,500円の水道代を削減できるため、こまめに洗っている場合はまとめ洗いに変更すると良いでしょう。
シャワーをこまめに止めながら使う
次に、シャワーを使う際はこまめに止めながら使うことを意識しましょう。こちらも経済産業省資源エネルギー庁を参考にすると、1日1分シャワーを使う時間を短くするだけで、年間4.38㎥の水道代節約に繋がるそうです。つまり、年間で約1,100円の水道代を削減できます。
水道光熱費の支払いはクレジットカードがお得?
ここまで、水道光熱費を節約する方法を紹介してきましたが、費用の支払いはクレジットカードにするのもおすすめです。
もちろん、現金で支払わなければならないケースは除いて、クレジットカードにするだけでポイントが貯まったり、還元率が高まったりするケースがあります。直接的な節約には繋がりませんが、ポイントが貯まることで、実質的に水道光熱費を削減できます。
また、貯まったポイントを新しい家電に買い替える際に使うことも可能です。
近年の家電は省エネ性能が高く、長く使い続けるほどその差は大きくなり、節約効果が目に見えて変わります。また、洗濯機等も節水効果があるものも増えているため、貯まったクレジットカードのポイントを新しい家電に買い替える際に有効活用すると良いでしょう。
まとめ
改めて、水道光熱費を削減する方法は以下のとおりです。
【電気代】
●プランの見直しを行う
●エアコンの設定温度を変更する
●家電の使い方を考え直す
【ガス代】
●都市ガスを利用する
●プロパンガスやマンションの場合
●お風呂の追い焚き回数を減らす
●お風呂の設定温度をできる限り下げる
●シャワーの使い方を見直す
●食器洗いは時短を意識する
●ガスコンロの使用時間を減らす
【水道代】
●洗濯物を洗う際はまとめて行う
●シャワーをこまめに止めながら使う
少しでも家計を安定させるため、今からできる節約を始めていきましょう。
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