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vol.14 いくらかけた? 七五三にかかる費用

 
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「お金を貯めたいと思っているのに、なかなかうまくいかない!」「将来のためにも貯めなきゃいけないのはわかっているけれど、ついムダづかいしてしまう」......そんなパパ&ママにお読みいただきたい、お金のことを考えるコミックです。家計のピンチに気づき、節約生活をスタートしたばかりのたま村家のみんなと一緒に、お金と向き合う暮らし、はじめませんか?

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七五三は、平安時代に行われていた3歳「髪置きの儀」、5歳「袴着(はかまぎ)の儀」、7歳「帯解(おびとき)の儀」に由来すると言われています。子どもの死亡率が高かったいにしえの時代。こうした節目に子どもの成長を祝い、末永い幸福と長寿を祈願しました。
現代では、女の子は3歳と7歳、男の子は3歳と5歳(5歳のみ、という説もあり)に七五三のお祝いをするのが一般的だとされています。
そんな大切な行事ですが、気になるのが費用のこと。相場はどれくらいなのでしょうか。

費用の内訳と相場は以下の通りです。

・初穂料(祈祷料・玉串料)...5,000円〜1万円/人
・着物レンタル...1万円〜3万円/人
・写真撮影...スタジオ撮影の場合:3万円〜10万円 出張撮影の場合:1万円〜3万円
・食事...3,000円〜5,000円/人
・内祝い...3,000円〜5,000円

七五三にかかる総費用の相場は、子どもひとりと両親、祖父母4人の場合で10万円前後です。

他にも着付けやヘアメイクをお願いするとひとりあたり3,000円〜1万円、フォトブック(A4スクエア相当、20ページ)を作ると1冊3,000円〜7,000円前後、ママも着物を着るとなればさらに費用がアップします。

先輩パパ&ママに聞いた! 節約する方法は?

大切な行事なので、ケチケチしたくはありませんが、節約できるところはしたいというのが本音。
先輩パパやママに、節約テクを聞きました。

【リアルパパ&ママボイス】

娘の七五三の着物は、私の七五三のときの着物を着せることができた。着物代の節約になっただけでなく、親子2代で同じ着物が着られて感無量。大事に取っておいてくれた母に感謝!(小2のママ)

スタジオ撮影は繁忙期の10月、11月ではなく、8月に前撮り。
早割で通常よりも2万円安く済んだ。(小4のママ)

コロナ禍ということもあり、会食は控えて自宅でささやかにお祝いした。
準備は大変だったけれど、節約にはなった。(小3のママ)

祈祷はせず、お参りだけにした。(小5のパパ)

七五三の費用の賢い捻出方法

七五三費用を陽さんのヘソクリから捻出して事なきを得たたま村家でしたが、本来は、どのように捻出すればよいのでしょうか。賢く捻出するポイントを見ていきましょう。

1.年間計画で予算立てをする

七五三をする時期はわかっているので、年間計画で予算を立てましょう。ご家庭のライフスタイルに合わせて予算を組み、確実に貯める方法を考えましょう。

2.レジャー費として考える

月による変動の多いレジャー費も、年間計画で考えるのが鉄則。七五三の費用もレジャー費として考えることで、七五三のある年は他のレジャーを控えめにするなどの調整ができます。尚、レジャー費は、年収の3〜4%程度に収めるのが理想です。

3.貯蓄から引き出すのはNG!

最も避けたいのが、子どもの教育資金や将来の老後資金として貯めている貯蓄から出すこと。貯蓄計画に打撃を与えます。固定資産税や車検などにも言えることですが、必ず支払う特別出費は先取り用の専用口座を開設するなどして、確実に用意しましょう。


家族の一大イベント、七五三。
当日のスケジュールだけでなく、かかる費用の準備も入念に行いたいもの。まずはどれくらいかかるのかをシミュレーションしながら、思い出に残る七五三にしましょう。

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イラスト/佐々木奈菜 取材・文/羽田朋美(Neem Tree)

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