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たま村家、マイホームについて考える!? vol.21

 
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「お金を貯めたいと思っているのに、なかなかうまくいかない!」「将来のためにも貯めなきゃいけないのはわかっているけれど、ついムダづかいしてしまう」......そんなパパ&ママにお読みいただきたい、お金のことを考えるコミックです。家計のピンチに気づき、節約生活をスタートしたばかりのたま村家のみんなと一緒に、お金と向き合う暮らし、はじめませんか? 

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みんなの住宅購入のきっかけ

家計管理が軌道に乗り、老後資金の準備を進めることができるようになってきた、たま村家。
漠然としたお金の不安がなくなり、見通しが明るくなったことが、マイホームの購入を考えるきっかけとなりました。 
すでにマイホームを手に入れた先輩パパ&ママのきっかけも聞いてみました。 

リアルパパ&ママボイス

第一子を妊娠したタイミングでマンションを購入。それまで暮らしていた賃貸マンションは、ワンルームで、手狭だったため。(小3のママ)

息子が4歳のときにふたり目を妊娠。
第二子は女の子だとわかり、ゆくゆくは子ども部屋をわけることを考えたとき、住宅購入が現実味を帯びてきた。休みのたびに住宅展示場に行くようになったら、夫婦でまんまとその気に(笑)。(小5と小1のママ)

 

結婚のタイミングで1LDKのマンションを購入。子どもが生まれたら、買い換えればいいと考えた。
現在家族が4人に増え、子どもも大きくなってきたので、一戸建て購入を検討中。(小2と3歳のパパ)

 

結婚後は家賃17万円のマンションで暮らしていた。年間で204万円、10年住めば2,000万円超。
家賃を払い続けることがもったいないという気持ちに。自然とマイホーム購入の流れに進んでいった。(小2のパパ)

2019年10月に消費税が8%から10%に引き上げられる前に駆け込みで一戸建てを購入した。
(小4のママ)

住宅ローン控除を活用することで、大きな節税効果が期待できるとわかったから。(小5と小3のパパ)

話を伺ったパパ&ママのほとんどが、ライフステージの変化がマイホーム購入のきっかけとなったという結果に。
また、消費税増税のタイミングや住宅ローン控除の活用と答えたパパ&ママも数人いました。

実はこれが一番大事!住宅購入の目的

たま村家の場合、緑さんの「小さくても庭のあるおうちで家族みんなの時間を過ごしたい」という夢が、陽さんの「家族みんなで心豊かな暮らしがしたい」という言葉を引き出し、夫婦の住宅購入の目的が明確になりました。
このように、マイホームを購入するにあたっては、その目的をハッキリさせることと、目的を夫婦で共有することがとても大切です。 

「マイホームを買ったら何がしたいか」「マイホームでどんな暮らしをしたいか」そんなふうに目的から条件に合う住まいを探せばムダがないですし、実際に目的通りの家に住めたら、生活の満足度も格段に上がるでしょう。何よりも、目的は住宅購入のモチベーションを上げてくれるでしょう。目的がある方が、人は頑張れるものです。 

マンションと一戸建てはどっちがいいの?立地や間取りは?

住宅購入の目的が定まったら、今度は具体的な希望条件を考えていく段階です。 
最初に気になるのが、マンションと一戸建てはどちらがいいかということです。

一般的には、マンションと一戸建ての特徴は、以下のように言われています。 

◆マンションの特徴

・セキュリティが優れており、防犯性が高い 
・風通しや日当たりは、部屋によって大きく変わる 
・管理費や修繕積立金、駐車場代などの維持費が毎月かかる 
・人気エリアであれば資産価値が下がりにくい 
・駅近の物件が多い傾向にある 
・ゴミ出し・清掃・修繕などは管理会社が代行 
・高層階の場合など、災害時に避難しにくい物件がある 
・上下階の音が気になりやすい 
・リフォームには、管理規約の制限がある場合がある 

◆一戸建ての特徴

・自己管理のため、セキュリティ対策が必要 
・窓は全方位につけられるため、風通しや日当たりが良い物件が多い 
・ランニングコストは割安だが、修理などメンテナンス費はその都度の出費になる 
・長期的な資産価値が高い(立地次第ではある) 
・駅から離れている物件が多い
・庭の手入れや掃除などすべて自己管理 
・災害時に避難しやすい 
・他の世帯からの騒音は少ないが、外部の音は入ってきやすい 
・リフォームしやすい

双方の特徴を確認しつつ、希望条件に見合うものはどちらなのか考えていくといいでしょう。 
立地や間取りについては、リアルパパ&ママボイスでみなさんのコメントをご覧ください。

<立地>

自然の近くで子育てがしたいと思い、駅から少し離れてはいるが、公園のある街を選んだ。
(小5と小1のママ)

 

夫婦共働きなので、お互いの通勤の利便性を最優先に。どんなに仕事で疲れても、自宅が近いことで乗り切れる。(小2と3歳のパパ)

仕事や今後のことを考えると実家の近くが安心なので、私の実家と同じ町内のマンションを購入。
(小3のママ)

 

本当はもっと住みたい場所があったが、予算の都合で今の街に決めた。(小5と小3のパパ)

<間取り>

子どもの人数分の部屋と、同居する両親の部屋を考えたら、最低でも7部屋は必要。でも、土地の広さ的にも予算的にも厳しいので、相部屋前提でプランニングした。(中1、小3、小1のママ)

 

子ども部屋は絶対に必要だと思っていたが、子どもたちは勉強も含めリビングで過ごす時間が多く、子ども部屋は寝るだけ。リビングをもっと広くすればよかったと後悔。(小6、小3のママ)

 

マイホームを建てたときは子どもが小さかったので、リビングの隣にゴロンと転がれる畳の部屋を作ったが、今は物置きになっている。(小5と小1のママ)

立地も間取りも、現在の状況だけでなく、未来を見据えて考えるのが良さそうです。
自分たちだけでは先々まで想像が及ばない場合もあるので、特に資金面などについてはファイナンシャルプランナー(FP)や金融機関の相談窓口など、生活設計のプロに相談するのがおすすめです。
準備すべき頭金や住宅ローン借入適正額などの数字も明確になり、目標に向かってより意欲的に進んでいけるでしょう。 


いよいよマイホーム購入に向けて、最初の一歩を踏み出したたま村家。
これから紆余曲折ありそうですが、まずは夫婦で一致団結できたのがよかったですね。

次回は、たま村家が夏休みの旅行の計画を立てるというお話。お楽しみに! 

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イラスト/佐々木奈菜 取材・文/羽田朋美(Neem Tree)

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