


"安心"も"ゆとり"も手に入れる、保険の見直しヒント vol.48


「お金を貯めたいと思っているのに、なかなかうまくいかない!」「将来のためにも貯めなきゃいけないのはわかっているけれど、ついムダづかいしてしまう」......そんなパパ&ママにお読みいただきたい、お金のことを考えるコミックです。家計のピンチに気づき、節約に目覚め、運用もスタート!たま村家のみんなと一緒に、お金と向き合う暮らし、はじめませんか?
そもそも保険の見直しって必要?
予想外の出費から家計を守るのが保険の役割。でも、ライフステージが変われば必要な保障も変わります。放置していると、今の暮らしに合わない保険料を払い続けることに。では、どんなときに保険を見直すべきなのでしょうか?
見直しのタイミング
1.子どもが生まれたとき
・教育費や万が一の備えを考える人が増えるタイミング
・小児医療費助成がある地域では、医療保障を厚くしすぎない選択肢もあり
・「本当に必要な保障はどこか」を冷静に見極めることが大切
2. 住宅を購入したとき
・住宅ローンに付帯する「団体信用生命保険(団信)」で死亡保障がカバーされることも
・団信加入後は、生命保険の保障額を減らすことで家計負担を軽減できるケースも
・出産時に加入した医療保険が、今の生活に合っているかを確認するのもおすすめ
3.転職・独立したとき
・転職で健康保険組合が変わると、保険料や給付内容に差が出ることがある
・自営業になると厚生年金→国民年金、社会保険→国民健康保険へ切り替わり保障が変わる
・医療保険や就業不能保険など、公的保障でカバーしきれない部分を検討するタイミング
4.保険料が家計の負担に感じるとき
・子どもの進学、転居、退職などで収入や支出のバランスが変わるとき
・保険の重複や不要な特約を整理し、今の暮らしに合った保障へ見直すチャンス
【関連記事】
▼保険の見直し 最適なタイミングと大切なポイント
保険の見直しに向け、まずはわが家の保険を"棚卸"しよう
保険を見直す前に大切なのは、まず今どんな保険に入っているかを把握すること。意外と、保障内容や金額を正確に覚えていない人も多いものです。
そこで、保険の"棚卸"をするときに確認したい5つのポイントをチェック!
1.保障内容を確認する
- 入院や手術、死亡保障、就業不能など、どんなリスクに備えているかを確認
- 家族のライフステージに合っているかも要チェック
例:独身時代に入った医療保険が、結婚後の家計に見合っているか?
2.保障金額を見極める
- 万が一のときに、いくら受け取れるのかを把握
- 生活費・教育費・住宅ローンなどを考慮し、過不足がないか見極める
- 保険料が高すぎても家計を圧迫、低すぎてもいざという時に足りないリスクあり
3.保障期間を把握する
- 保障が一生続くのか、一定期間だけなのかを確認
- 子どもの独立までで良いのか、老後までカバーが必要なのかで選び方が変わる
4.保険料を点検する
- 毎月の支払いが家計に無理なく収まっているかをチェック
- 同じ保障内容でも、保険会社や商品で保険料が大きく変わることもある
5.受取人を確認・更新する
- 万が一のとき、誰が保険金を受け取るのかを確認
- 出産など家族構成が変わったら、受取人の見直しも忘れずに
足りない保障を見極めるには? 3つの視点が必要
保険を見直すときに大切なのは、過剰な保障を削るだけでなく、足りない部分を見極めることです。
1.「医療」の視点
入院や手術の費用が今の保険でどこまでカバーされるか、公的制度で賄える部分はどこまでかを確認し、不足分だけを民間保険で補うのが理想。
2.「就業不能」の視点
病気やケガで働けなくなった場合の収入減を試算し、会社員か自営業かによって異なる公的保障の内容も把握したうえで、生活費やローン返済に備えられるかを見直す。
3.「家計負担」の視点
毎月の保険料が家計に無理なく収まっているかを点検し、同じ保障内容でも負担を抑えられる商品がないか比較することも重要。
保険料は適正?家計シミュレーションで適正額をチェック
今の保険料が適正かどうかを判断するには、家計シミュレーションをしてみるのが大切です。
まずは世帯の手取り収入、生活費、教育費、住宅ローン、老後資金など、毎月と将来に必要なお金を一度書き出します。そのうえで「万が一の保障にいくら必要か」「どのくらいの保険料なら無理なく払えるか」をシミュレーションしてみましょう。
一般的には、保険料の目安は手取り収入の5〜10%以内が適正といわれます。これを超えている場合は、保障内容の重複や不要な特約がないかを見直すサインかもしれません。
すまいるプラザで賢く比較!
保険の見直しは、ただ保険料を安くするだけが目的ではありません。これからのライフプランやマネープランを見直す絶好の機会でもあります。
すまいるプラザでは、専門スタッフに無料で相談することができます。今の保険が本当に自分の家庭に合っているのか、将来の教育費や住宅ローン、老後資金まで見据えてアドバイスを受けられるのが大きなメリットです。
日々、家事や育児でバタバタしていると、保険の見直しってつい後回しになりがちですよね。だけど、ちょっと見直すだけで家計のムダが減って、もしもの備えも今の暮らしにピタッと合うようになります。
忙しい毎日だからこそ、たま村家のように気軽に「すまいるプラザ」で相談してみてはいかがでしょうか。
イラスト/佐々木奈菜 取材・文/羽田朋美(Neem Tree)