どうする?自由研究
小学校の夏休みの宿題として、必ずと言ってよいほど出題される自由研究。
いざ自由研究を始めようとしても「夏休みの自由研究って何をしたら良いの?」「テーマの決め方がそもそも分からない」といった悩みを抱える方も多いのではないでしょうか。
今回は、自由研究のテーマの決め方や題材例を紹介します。せっかくの夏休み、やって良かったと思える自由研究にするためにもぜひ参考にしてください。
自由研究のテーマはどのようにして決める?
はじめに、自由研究のテーマの決め方を紹介します。自由研究のテーマは、一から独創的なものを生み出すこともできますが、以下のような身近なものを参考にするのがおすすめです。
- 新聞やテレビの情報を参考にする
- 百科事典を参考にする
- 図書館で気になる本を見つける
- 日常生活や学校生活での疑問をテーマにする
それぞれ順番に見ていきましょう。
新聞やテレビの情報を参考に
新聞やテレビでは、日々さまざまな情報が発信されています。「世界遺産」「環境問題」「動物愛護」に関するテーマなど、気になる情報がないか調べてみましょう。
新聞やテレビで発信されている情報は、小学校の他の友だちが目にしている機会も多いです。とはいえ、それらの情報の背景などを知っている友だちは少ないかもしれません。
だからこそ、他の友だちがなんとなく知っている情報を深掘りしてまとめることで、より注目を集められる自由研究になるでしょう。
百科事典の中で気になるテーマを取り扱う
百科事典には、自然的に発生した出来事や人工的に発生した出来事が50音順に並べられています。ページを適当に開いて、そこに書かれている内容をテーマにしても良いですし、気になる事柄を百科事典で調べて、さらに深掘りしてテーマにするのも良いでしょう。
百科事典には無数の情報がまとめられているため、他の友だちと自由研究のテーマが被ってしまう心配もほぼありません。
図書館で気になる本を参考にする
図書館も自由研究のテーマを探すにはもってこいの場所と言えます。図書館にはジャンルの異なる本が多数用意されており、気になるテーマの本を探しても良いですし、人気の本を深掘りして研究する方法も良いでしょう。
日常生活や学校生活での疑問をテーマにする
普段、日常生活や学校生活で疑問に思うことがあれば、その疑問をテーマにする形で自由研究をするのもおすすめです。また、疑問をテーマにする形でなくとも、お菓子や趣味、スポーツなど単純に自分が好きなものをテーマにする方法もあります。
夏休みの自由研究で扱われやすい題材例
夏休みの自由研究には、よく扱われる題材がいくつかあります。ここからは、夏休みの自由研究で扱われやすい題材を見ていきましょう。
- 実験
- 観察
- 調査
- 工作
それぞれ順番に紹介します。
実験
日常生活や学校生活で気になる疑問を、実験する形で行う自由研究です。たとえば「割れないシャボン玉を作ろう」をテーマにする場合、色々なパターンでシャボン玉を作り、パターンごとに「お手玉を何回できたか」によって割れないシャボン玉の作り方を実験します。
実験系の自由研究は他の友だちの興味を惹くこともできますし、研究自体も非常に楽しいものになるでしょう。
観察
動物や昆虫、植物や野菜の成長などを観察するテーマの自由研究です。たとえば「セミの鳴き声を調べよう」というテーマの自由研究では、公園などでセミの鳴き声を録音し、インターネットでどのような種類のセミであるかを調べます。 セミは夏休みだからこそできる研究です。観察をテーマにする場合は、夏だからこそできる研究に絞って題材を決めるのもいいですね。
調査
自由研究では、何かしらの調査を題材にするケースも多いです。実験や観察と比較すると難易度は高くなりますが、より難しいテーマに挑戦したい場合は調査を選んでみましょう。
たとえば、以下のような調査があります。
- ブロッコリーのDNAを取り出す調査
- 温泉卵が固まる温度を確かめる調査
- 冷却グッズの効果を確かめる調査
参考:ベネッセ教育情報サイト
工作
オリジナル楽器を作ったり、自分だけのおもちゃを作ったりするのが工作をテーマにした自由研究です。日常生活の中で「こんなものがあったら便利だな」と思う物を工作しても良いですし、友だちと一緒に遊べる道具を工作したりするのも良いでしょう。
想像力を働かせて自分だけの作品を作ってみましょう。
自由研究の進め方
自由研究を進める際は、基本的な流れに沿って進めたほうが効率が良く、失敗することも少なくなります。自由研究のおすすめの進め方は以下のとおりです。
- 自分が気になることや興味のあることをまとめる
- テーマを決めて準備を進める
- 実際に研究を進める
- 研究結果をノートにまとめる
- 発表する
まずは、いきなりテーマを決めようとするのではなく、気になることや興味のあることを洗い出しましょう。これらの案を複数出した中で、自分が取り組めそうなテーマで研究を進めることが大切です。
次に、記録の仕方を考えたりいつまでに実験を終えるかの期限を決めたりなど、自由研究の準備を進めていきましょう。また、この段階で自由研究に必要な道具を揃えておくことも重要です。
準備が完了すれば、実際に実験を進めながらノートにまとめましょう。発表がある場合は、どうしても緊張してしまうことが多いので、事前にパパやママに向けて発表のリハーサルをしておくと安心です。
自由研究の参考に親子でたましんのイベントへ!
自由研究のテーマが見つからなかったり、思うようにテーマを探せなかったりする場合は、たましんのセミナーもぜひご活用ください。
たましんでは8月5日〜13日まで「夏休み特別イベント!親子で学ぶお金の教室」というテーマでセミナーを開催しており、お金の流れや使い方、歴史を親子で学べます。 セミナーでは1億円の重さやお金にまつわるクイズも出題するため、楽しみながらお金に対する理解を深められます。開催場所は多摩地域の8か所のすまいるプラザ、日程は開催場所によって異なります。
各日程で定員数に限りがありますので、お早めにお申し込みください。
夏休み特別イベント!親子で学ぶお金の教室 | 多摩信用金庫 (tamashin.jp)
自由研究を成功させるためのポイント
せっかくの自由研究なので、みんなから驚かれたり、自分も満足できたりする自由研究にしたいですよね。ここからは、自由研究を成功させるためのポイントを紹介します。
- 子どもが研究を楽しいと思うことが一番
- 研究はできる限り早めにスタートさせることが大切
それぞれ順番に見ていきましょう。
子どもが研究を楽しいと思うことが一番
まずは、子どもが楽しいと思える研究をすることが一番です。楽しくない研究ではやる気も出ませんし、思うような研究結果には繋がりません。その上で、楽しいと思える研究テーマを見つけるためには、新聞やテレビ、本や百科事典など、幅広い情報に触れることが大切です。
子どもが楽しいと思える研究を見つけられるように、一緒に研究テーマを考えたり色々な場所に連れて行ってあげましょう。
研究はできる限り早めにスタートさせることが大切
自由研究はできる限り早めにスタートさせることが大切です。自由研究でよく失敗してしまいがちなのが、準備や研究スタートを後回しにしてしまい、最終的に研究の時間が足りなくなってしまうことです。
すぐに終わるだろうと思っているテーマであっても、予想以上に時間がかかってしまうのはよくあることなので、できる限り早めに準備を進めてスタートしましょう。
今回は、自由研究のテーマや進め方を紹介してきました。自由研究のテーマは幅広いので、新聞やテレビを参考にしたり図書館に足を運んだり、百科事典を開いたりして、日ごろから気になるテーマを探してみましょう。
やって良かったと思える自由研究になるよう、できる限り早いタイミングで準備を進めてみてくださいね。
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