お年玉、どうする?小学生に伝えたい!ムリなくできるお金の貯め方

お年玉をもらうと、子どもはワクワクしながら「何に使おう?」と目を輝かせますよね。全部使いたい気持ちがふくらむ一方で、パパママとしては「好きに使ってほしいけれど、少しは貯金もしてくれたら......」と迷う場面もあると思います。
そこで今回は、リスルとメガネリス先生と一緒に、「おかねを貯める意味」を考えてみましょう。
お年玉、どんな使い方があるか考えてみよう


キッズボイス
お年玉をもらったんだけど、どう使えばいいのかまよっちゃう...。
全部使ってもいいの?

メガネリス先生
まずは、お年玉にどんな使い道があるのか、考えてみよう!
お年玉をもらうと、あのおもちゃにしようかな、おかしをいっぱい買おうかな、と気持ちがふくらみますよね。ワクワクがどんどんわいてくる時こそ、いったん立ち止まって、お金の使いみちを考えてみましょう。
おすすめは、まず「いいな」「ほしいな」と思うものを書き出すこと。書くことで気持ちが整理されますよ。
【ワーク:書いてみよう!】
■ぜったいに、今ほしいもの
( )
■できれば、あとでほしいもの
( )
■お金を使わない場合は、その理由
( )
あとで読み返すと、「こっちがほしいな」と気持ちの変化に気づくこともあります。
まよったら、半分こ作戦もあり!


キッズボイス
ほしいものを書いたら、いっぱいあった...。全部買いたいけど、お年玉がもったいない気もするんだ。

メガネリス先生
大事な気持ちだね。そんな時は「半分こ作戦」がおすすめ!
半分こ作戦は、名前のとおり、お金を「半分使って、半分貯める」というやり方です。
たとえば......、
・ほしいものの中から、いちばんワクワクするものをえらぶ
・のこした分は、あとで使ってもいいし、パパママにあずけておくのも安心
今ほしいものだけがすべて、というわけではありません。これから大きくなると、「もっとたくさんのお金がないと買えないもの」がほしいと思う日がくるかも。そんな「未来の自分」のために、お金をとっておくのは、すてきな選たくなんです。
貯めたお金はどこへいくの?


キッズボイス
半分こ作戦で少しだけ貯めたお金って、どこにいくの?なくなったりしないよね...?

メガネリス先生
大丈夫!貯めたお金はちゃんと「未来の自分」のところへ戻ってくるんだよ。
貯めるお金は、おうちの貯金箱に大切にしまってもいいし、銀行にあずけておくという方法もあります。
銀行にあずけると、
・お金がどこかへいってしまう心配がない
・貯めた分がどれくらいかすぐに確認できる
という安心感がありますね。さらに、使いたい時はひき出せるので、必要なタイミングに合わせてお金を取り出せます。

メガネリス先生
お金をあずける時に、一緒に銀行へ行ってみるのもいいよ。ATMに入っていく様子を見ると、「お金って、こうやって大切にしまわれるんだ」って感じやすくなるね。
自分のペースで「貯める」を楽しもう

お年玉の使い道は、「使う」「貯める」など、いくつかの選択肢があります。一見すると「使う」がいちばん楽しいように見えるけれど、未来の自分のために貯めるのも大切。
10円でも100円でも、貯めた分はちゃんと残ります。「お年玉の中で毎年1,000円だけは貯める」「お年玉の中のお札は使って、残った小銭は貯める」など、自分なりのルールを決めてみるのも楽しみです。
大事なのは、むりをしないこと。今の気持ちに合わせて、自分のペースでお年玉の使い方を考えてみてくださいね。
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文:熊澤 南