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お金をつかうと、本当の「ほしい」が見えてくる。親子で育てる"えらぶ力"

 

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「これほしい!」「あれも買いたい!」ワクワクする気もちといっしょにやってくる、お金をつかう場面。そのたびに子どもたちは、「えらぶ」「考える」「まよう」をくり返します。

リスルの森の仲間のメガネリス先生といっしょに、「お金をつかう」とはどういうことかを、いっしょに見てみましょう。

お金をつかうって、どういうこと?

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キッズボイス
お金をつかうって、お買い物にいくこと?

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メガネリス先生
そうだね。お店で物を買うことは、身近なつかい方だね。お金をつかうって、「えらぶ」ってことなんだよ。何を大切にしたいか、自分で考えて決めることでもあるんだ。

たとえば、100円を持っていたら、どんなおやつを買う?
チョコレート?それともガム?いくつかの中から、ひとつを"えらぶ"よね。

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お金をつかうって、「何を買うか」だけじゃなくて、「どうつかうか」「何につかいたいか」を考えることでもあるんだ。それは、自分の大切にしたい気もちや、どんなことに心が動いたかを知るヒントにもなるよ。

「今はがまんして、来週のおこづかいとあわせて大きいものを買おう」

そんなふうに、お金をつかうときには、自分で考えて"えらぶ力"が育っていくんだ。

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リスル
お金をつかうって、ただ「なくなる」わけじゃない。自分の考えや気もちと向き合って、少しずつ"自分らしさ"を見つけることでもあるんだね。

「ほしい」だけでつかっていいのかな?

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キッズボイス
おこづかい、ぜんぶつかっちゃった...こんどはゲームがほしくなったのに!

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メガネリス先生
「ほしい」って思うのは自然なこと。でも、つかう前に「ほんとうにいる?」って立ちどまるのも大事だよ。

お買い物をするときって、ワクワクするよね。でも、お金にはかぎりがあるからこそ、「ほんとうにいるかな?」と考えることも大切なんだ。

たとえば、そのときの気もちだけで買ってしまって、「やっぱりこっちにすればよかった...」と後から思ったことがあるかもしれない。すぐに買うのもいいけれど、がまんして「もっと大事な何か」のためにとっておくのも立派なつかい方なんだ。

それに、買ったときはすごくほしいと思ったのに、じっさいにはあまりつかわなかったことってないかな?はやりのキーホルダーや友だちが持っていた文房具......。ほこりをかぶって、引き出しのすみに置いたままだったら、もったいないよね。

お金は、だれかからの"ありがとう"のバトン。だからこそ、「今の気もち」だけでなく、「これからの自分」にとって必要かどうかを考えてつかうことも、大切なんだ。

(※お金が"ありがとう"の気もちだというおはなしは、▼こちらの記事でくわしく紹介しているよ)

「自分のため」だけじゃなく、「だれかのため」につかうお金もある

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キッズボイス
お金って、自分のすきなことにだけつかっていいの?

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メガネリス先生
自分のためにつかうのも大事だけど、だれかのうれしい顔のためにつかうお金もあるよ。

お金のつかい道って、じつはたくさんあるんだ。自分の「楽しい」や「ほしい」をかなえるためにつかうのも、その1つ。

でも、ちょっとだけ目線を変えてみるとどうかな?「これ、あの人がよろこびそうだな」って思うことにつかうのも、すてきな選び方なんだよ。

たとえば、おうちの人に「いつもありがとう」の気もちをこめて、小さなお花を買ってみたり。友だちの誕生日に「おめでとう」の言葉といっしょに、小さなカードをえらんでみたり。

そんなふうに、だれかのためにつかったお金が、心と心をつなぐこともあるんだ。

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リスル
ぼくは、パパやママ、お友だちのハピルが、えがおになってくれるようなお金のつかい方をしてみたいな。

お金をつかって、自分らしさを育てよう

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キッズボイス
お金って、つかっちゃったらおしまいじゃないの?

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メガネリス先生
たしかに、つかったら手もとからはなくなるよね。でも、上手につかえば、それが自分の「学び」や「力」になるんだ。

たとえば、どうしてもやってみたかったゲームを買ったら、「クリアするにはどうすればいいか?」を考えたり、友だちと作戦を話し合ったりして、あたらしい発見があったかもしれないね。

お気に入りのおもちゃで毎日あそんでいたら、「これをもっとこうしたい!」っていうアイデアがうまれたり、「こんなことがすきなんだ」って気づいたりもする。

お金のつかい方によっては、そんなふうに、自分の世界が広がっていくことがあるんだ。だからこそ、「これをえらんだ自分、ナイスだったな」と思えるつかい方を、少しずつふやしていこう。

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リスル
お金って、ただの紙やコインじゃないんだよ。どう使うかで、毎日の楽しさや、自分らしさが分かるんだね。

リスルと仲間たちのことをもっと知りたい方はこちら
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お子さまといっしょにもっと「お金」について考えたい方は以下の記事も参考にしてみてください。
子どもとお金を学べるおすすめアプリ
子どもと話していますか?「お金のこと」

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文:たまちっぷす編集部 音熊みなみ

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