市民に愛されるローカルな魅力がいっぱいの東村山市　vol.25

多摩地域北部に位置する、人口約15万人が暮らす東村山市。
「東村山市は志村けんさんの故郷なんだって」「銀河鉄道っていう路線バスを知ってる？」「ポールスタアのソースって凄くおいしいんだよ！」など、つい人に教えたくなるローカルネタがいっぱいの街です。

志村けんさんの銅像からスタートする東村山市めぐり。ここでしかできない体験を家族で楽しみましょう。

今回のコース

★志村けんさんの銅像

★銀河鉄道

★ソースの森ポールスタア

★中華料理ぼん天東村山店＜東村山黒焼きそば＞

9：15～　志村けんさんの銅像　～見る～

40年以上、お笑いのスターとして最前線に立って来られた志村けんさんの故郷は、東村山市。
ザ・ドリフターズのメンバーとして、『8時だョ！全員集合』『志村けんのバカ殿さま』など、数々の番組を通してお茶の間にたくさんの笑顔を届けてきました。

2020年、志村けんさんの突然の訃報に悲しんだ方も多いのではないでしょうか。
その報せの後、東村山市には全国から約1トンの花や供物、2万件を超えるメッセージが届けられたそうです。

そんな中、志村けんさんへの「ありがとう」の気持ちを形にして銅像を作ろう、と始まった＜志村けんさん銅像プロジェクト＞。
東村山市民や青年会議所・行政が協力し、設置のためのクラウドファンディングを行ったところ、全国から6,630人もの方からの支援が集まりました。多く方の支援で完成した【志村けんさんの銅像】は、名作ギャグ「アイーン」の姿。顔には、笑みがこぼれています。そんな志村さんの銅像を見れば、多くの功績だけではなく、楽しい思い出が蘇り、見ているこちらまでも自然と笑顔になることでしょう。

銅像は、西武線東村山駅東口の「志村けんの木」付近に設置されています。

キッズボイス
銅像を見たときにパパが、＜髭ダンス＞や＜アイーン＞、＜変なおじさん＞など色々な話をしてくれて楽しかった！

パパボイス
子どものころから、志村けんさんを見て育った。おもしろいのに、やさしさがにじみ出ていて大好きなコメディアンだった。訃報はとても悲しかったけれど、見に来られて良かった！

【INFORMATION】
志村けんさんの銅像
https://readyfor.jp/projects/h_murayama0929

9：30～　銀河鉄道　～乗る～

志村けんさんの銅像がある東村山駅東口を始発に、3つの運動施設・恩多工業地帯・東久留米西団地を結ぶ環状線を、路線バス【銀河鉄道】が走っています。
2歳の頃からバスが大好きだった社長。設立が1999年だったことから、アニメ『銀河鉄道 999』にちなんで名付けました。
夢のある名称の通り、路線バスとしての役割だけではなく、困ったときに助けてくれるバス会社としても有名です。

2011年の東日本大震災のときには被災地に向けて2,000人の学生ボランティアを無償で送迎し、新型コロナウイルスの感染が拡大した2020年には東村山駅から新宿駅・東京駅に向けて毎日無料通勤バスを運行。さらに運転免許証を返納した高齢者に一年間無料の定期券をプレゼントするなど、数多くの社会貢献をしてきたバス会社です。

バス好きの社長が目指しているのは、バスで人びとの暮らしを豊かにすること。
銀河鉄道は「前乗り、後ろ降り」にこだわり、運転士がお客さまの顔を見てあいさつしています。
気持ちの良いあいさつで、バスに乗って、充実した一日をスタートできそうですね。

キッズボイス
銀河鉄道って名前がかっこよくて好き！バスがいつもピカピカなのもいい！

ママボイス
他にバスが通っていないエリアを走ってくれるので、本当に助かっている。ずっと走ってもらいたいので、乗り続けます！

【INFORMATION】
銀河鉄道バス
https://gintetsu.co.jp/

10：00～　ソースの森ポールスタア　～工場見学～

「こんなにおいしいソースは他にはない！」「無添加で安心、やっぱりソースはポールスタア！」と、地元に愛されるソースを販売する株式会社ポールスタア。
東村山駅東口から銀河鉄道の東村山青葉恩多町線に乗り、2番目の停留所「野際通り西」下車すぐのところに、【ソースの森ポールスタア】はあります。
ご当地B級グルメとして市民に愛される＜東村山黒焼そば＞に使われる同社のソースは、化学調味料不使用であるうえ、独自のウスターソースにイカ墨、黒酒を加え、気になる生臭さはなく、魚介の旨みをより引き出して、おいしいと評判です。

ソースの森では、工場見学とソースづくり体験を予約制で行っています。
工場見学は30分ほどでソースの製造過程・防空壕跡・150年前の蔵を無料で見学できます。
ソース作り体験は、手作りしたオリジナルソース2本ととんかつ弁当がついて、料金は3,000円です。できたてのソースをとんかつにかけてその場で食べることもできます。
ソースが何からできているのか、どうやって作られるのか、ソースのおいしさや謎が解ける、なかなかできないめずらしい体験です。

キッズボイス
ソースにこんなにもたくさんの材料が使われているなんて知らなかった。りんごが入っていることにびっくり！

パパボイス
敷地内の直売所では、ソースやたれの種類が豊富で、レシピもあり、見ているだけでも楽しい。森のキッチンでは東村山黒焼そばや東京クラフトコーラなどをイートインでもテイクアウトでも楽しめる。

【INFORMATION】
ソースの森ポールスタア
https://pole-star.tokyo/attraction/

13：00～　中華料理ぼん天東村山店＜東村山黒焼きそば＞　～食べる～

ソースの森からJR武蔵野線新秋津駅方面に歩いて20分ほどのところに【ぼん天】があります。
この店の名物メニューが、先ほど紹介したポールスタアのソースを使った東京ローカルB級グルメ＜東村山黒焼きそば＞。

「自慢は、たっぷり使用した野菜と豚肉のおいしさです。豚肉と野菜、ソースの甘味が口いっぱいに広がります。麺は、選りすぐった小麦粉を独自にブレンドして、つなぎには卵と天然塩を使い、おいしい水で丹念に練りあげたています」と店主の志村一夫さんが話してくださいました。
太麺に絡んだイカ墨ソースとたっぷりの野菜がおいしいと評判です。

他にも、これでもか！というほど盛ったご飯の上に生姜焼きをたっぷり乗せた＜豚肉の生姜時焼き丼＞、刻みねぎがたっぷり入った＜すっぴんラーメン＞や、にんにくたっぷり＜ニンニク餃子＞が人気です。

「何を食べてもおいしい！」「ボリューム満点でお腹がいっぱいになる！」「値段もリーズナブル」と、地元民に愛される人気店です。