パパ・ママの不安を解消!お友だちと家で遊ぶときのルールってどうしてる!?
子どもたちにとってお友だちを自宅に招いて遊ぶのは特別な時間。普段学校で遊ぶのとはまた違う楽しみがあり、親密度も深まります。
一方で、タイミングや、来てくれた子どものマナーによっては、迎える側の保護者がストレスを感じることも。子どもも大人も心地よい時間を過ごすためには、一定のルール作りも大切です。
そこで、小学生のお子さんを持つパパやママたちが実践するお友だちを家に招いたときの約束ごとをご紹介します。
お友だちまでしつけるの......!?
意外に大変、子どもたちのおうち遊び
「お友だちの行動困った」「大人の不在時に遊びに来たお友だちがドアに指をはさみ、ケガをしてしまった」など、トラブルも少なくない、お友だちを招くおうち遊び。
まずは、パパやママたちが実際に経験した困りごとをご紹介します。
留守中に、事故でもあったら!?
まだまだ何をするかわからない小学生。親が不在のときは、勝手に友だちを入れないことをルールにしていたが、私の留守中に家に上げてゲームをしていた。しかも、レンジでおもちを焼いて出してあげたとのこと。子どもはおやつラーメンが好きなので、もしやかんを使われていたら......と想像して肝が冷えた。(小5、小1のパパ)
ベッドで飛び回る
保護者の連絡先を知らないお友だちが遊びに来て、ベッドルームで飛び跳ねて困ったことがあった。遊ばないよう注意してもいうことを聞かないので、最後は叱る羽目に。好印象を持たれたいわけではないが、その子の保護者のことも知らないので、なぜ私がしつけなければいけないの?とちょっとモヤっとした。(小2、5歳のママ)
3人のはずが12人に!
子どもが小学2年生のときのこと。最初は3人で集まって遊ぶ予定が、当日になってみたら12人の子どもたちが遊びに来て、びっくりしたことがあった。子どもも楽しみにしていたので受け入れたが、頻繁に来ることになったらどうしよう......と感じた。低学年だと子どもたちの間で話が広がり、ぼくも私も......!となってしまうので、一度に呼ぶ人数を設定するなど、ルールを決めておかなくてはと思った。(小5のパパ)
兄弟が叩かれる
乱暴な子が下の子をたたくのでとても困った。『痛いから、やめてね』と注意すれば、そのときはやめるが、また数分後には忘れて叩く。今思えば、毅然として出てってもらえばよかったが、保護者の連絡先も知らないし、想像もしていなかったことなので対処できなかった。思い出すと嫌な気持ちになる。(小3、年長のママ)
いつもわが家ばかり
クラスで初めて仲よくなった男の子が頻繁に家に遊びに来るようになった。5時のチャイムが鳴っても帰ろうとしないうえに、マナーも良くないのでストレスに。向こうの保護者はわが家に来ていることを知らないのか、息子は一度も招かれていない。(小3のママ)
経験から学ぶ!
家で楽しく遊ぶために多かった、我が家のルールを紹介!
子どもたちが楽しく遊び、受け入れる側もストレスを溜めずにするにはどうしたらよいのでしょうか。それぞれのご家庭の、気持ちよく遊ぶためのルールを教えていただきました。
◆家に来てもらうときのルール
よそのお子さんを預かっていることを念頭に、何かあった場合のことも考えて、お子さんの保護者と連絡が取れる状態であることを望む声が多くありました。また、急な来訪に対処できない家庭も多く、遊べる曜日を固定するなど、頻度についてもお子さんと相談しているようです。
時間を決める
予定がないときは5時まで、習い事がある日は、家を出る30分前までと決めている。前もって時間を決めておかないと、〝もっと遊びたい!〟となって、説得するのに時間がかかるので。(中2、小5のママ)
してはいけないことを決める
遊ぶ場所はリビングだけでと伝えている。子どもたちは暇になるといろいろな部屋に入りたがるので。5年生の長男のお友だちが遊びに来たときに、知らぬ間に2階に上がり『おまえの家汚いな』と言っているのを聞いたときはショックだった。小学生くらいだと自分の家同然に振る舞う子も少なくない。(小5、小3、年中のママ)
おやつは出さない
お友だちが頻繁に遊びに来るので、おやつは出さないことにした。子どもはすぐおなかが空くので、少しのおかしでは足りずに、『お腹空いた~っ!』というのがプチストレスだった。ルールを決めてからは、負担が減り、心も軽くなった。(小2のママ)
自宅に招くのは、保護者と連絡を取れるお友だちに限定する
うちで遊ぶことを保護者に伝えてから来るように伝えている。以前、遊びに来たお友だちが隣家の塀に頭をぶつけて、血を出してしまったことがあり、保護者の連絡先がわからず困ったことがあった。止血したあと、家まで送り、保護者に会えたが本当に焦った。(小4のママ)
◆お友だちのおうちにお邪魔するとき
お邪魔させてもらっていることを念頭に、相手のお宅に負担をかけない、気持ちよく感じてもらえるよう挨拶などのマナーに関するルールをお子さんにしっかり伝えているという声が多くありました。ゴミは持ち帰る、水筒は持って行くなど子どもが忘れがちなことも、事前にしっかり伝えておくことが大切なようです。
挨拶する
家に上がるときは、『お邪魔します』と言って靴を揃える。また、帰るときには、『お邪魔しました』と言って、ゴミは持ち帰るように伝えている。(小4、小2、年中のママ)
水筒とお菓子を持たせる
お邪魔させてもらえるだけで大変ありがたいことなので、相手のお宅に負担をかけたくない。必ずトイレは済ませて行くこと、水筒とお菓子を持って行くように伝えている。最近は水筒を持たせる家庭が多く、お友だちを招く場合も、お茶を出す手間が減っている。(小3のママ)
相手のおうちのルールに従う
トイレや洗面所を借りるときは、必ずお邪魔したご家庭の保護者に声をかけてから利用するように伝えている。(小6、小1のパパ)
子どもも、親もうれしい!
「お友だちに家に来てもらうこと」で過ごせる特別な時間
ご家庭によってルールはあるものの、みなさん口をそろえて「子どもたちが楽しそうに遊んでいると、親もうれしい!」と話してくださったこと。どんなときに〝お友だちに遊びに来てもらえてよかった!〟と思ったかについて、お聞きしました。
苦手なことも一緒に楽しむ姿がほほえましかった
友だちとの関係性や距離感が実際に見てわかったことがよかった。普段の学校生活は見られないし、子どもの話だけでは友だちとの関係はわからなかったので安心した。一緒に宿題をやり、助け合って勉強している様子を見て微笑ましく感じた。(小5のママ)
兄弟とも遊んでくれてありがたかった
兄の友だちが遊びに来ると、一緒にみんなで遊んでくれるので弟と妹がよろこぶ。下の子たちも楽しいし、きょうだいゲンカが減るので親としても助かる。こちらが忙しい時間に話しかけてくる回数が減るし、子どもは楽しそうだし、メリットばかり。(小6、小2、年小のママ)
家族ぐるみで仲良くなれた!
友だちが遊びにきてくれたことで、親同士も仲がよくなり、家族ぐるみでキャンプやバーベキューなどのイベントができるようになった。親も子どもも楽しいのでとてもよい。(小4、小1のパパ)
運動するきっかけに!
子どもがいつも家のなかばかりで遊んでおり、あまり運動していないため、活発な子が遊びに来て、庭で一緒になって遊んでくれたときは本当にありがたいと感じた。犬の散歩もいっしょに行ってくれた時は一層そのように思う。(小4、小1のパパ)
子育ての参考になる!
友だちが遊びにきて満足して帰ってくれると、親としてもうれしい。また、ほかのご家庭でお子さんにどのようなマナーを大切にしているのかを知るよい機会にもなり、参考にさせてもらっている。」(小6、小2のママ)
もし何かあったら?、頻繁に遊びに来てしまったら?など、迎える側は楽しさだけではなく、少なからず負担を感じてしまうことがあるおうち遊び。しかし、自分の家で大好きなお友だちと遊ぶ特別な時間は、子どもだけではなく、大人の笑顔も引き出します。ご家庭のルールを作って、親子ともにストレスなく楽しい時間を過ごせるといいですね。
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取材・文/加賀美明子(NeemTree)